Human Capital Online(ヒューマンキャピタル・オンライン)
PR

ニューロダイバーシティ&インクルージョン・フォーラム

第2回
推進委員会 開催

ニューロダイバーシティは立場を超えた相互理解から

大野 順平 氏

Kaien
就労支援事業部
法人サービス担当ゼネラルマネージャー
大野 順平

全国で17カ所の就労移行支援事業所を運営しているKaien。神経発達症(発達障がい)の診断を受けた求職者を中心に年間約350人が利用し、Kaienは事業所利用者に個々の強みを活かして就労できる就労支援サービスを提供している。大野順平氏はニューロダイバーシティの取り組みについて「とにかく第一歩が難しい。企業としても準備や解決すべき課題がある。ただ、この第一歩を超えていくと、認知やイメージが変わる。その最初の成功体験を作るのが私たちの役割であり、事例を社会に発信して、ニューロダイバーシティに関心を持つ企業と仲間を広げていきたい」と話した。

今回のグループワークの狙いとして「就労移行支援事業所利用者と企業の担当者が、共同作業を通じて立場を超えて相互に理解し、学びを持ち帰れる場にしたい」と説明があった。

様々なメンバーが特性を活かして協力

ニューロダイバーシティの推進には、神経発達症等の特性を持つ当事者と、雇用側となる企業側双方の自己理解と相互理解が欠かせない。今回の推進委員会では、その気づきを得るきっかけとしてグループワークを実施した。

マシュマロチャレンジは、乾燥パスタやテープ、ひもを用いてできるだけ高いタワーを作り、その一番上にマシュマロを自立させるゲーム。制限時間は作戦タイムも含めて15分間で、一番高いタワーを完成させたチームの勝ちとなる。組み立て中はもちろん、完成後の計測中もタワーが倒れたら失格となる。

グループワークの様子

4名ずつ8のチームに分かれ、各チームでの自己紹介からスタートした。チャレンジ中は和気あいあいと笑顔があふれるチーム、真剣な表情で臨むチームとそれぞれに雰囲気が異なった。自然と役割分担が生まれたり、全員が協力して一つのことに取り組んだりと、チームごとに異なる特性が見られた。

グループワークの様子

一番高いタワーの完成という目的を果たすためには、チームメンバー各々の得意・不得意の自己理解と開示が欠かせない。そのうえで、得意を活かし不得意をフォローし合う共同作業が成功の秘訣となるためだ。

グループワークの様子

グループワーク後には、それぞれが「自分以外のメンバーの強み・良かったところ」「自分の苦手なこと、その対処方法」をシートに書き出し、チーム内でシェアした。さらにチームごとに共同作業を振り返り、ディスカッションを行った。

参加した企業の担当者からは、就労移行支援事業所の利用者が「自ら進んで作業を進めていた」「手先が器用で丁寧に作業をしていた」「状況をしっかり把握し、先を読んで適切にサポートしてくれた」「問題点に対するアイデアを瞬時に出した」といったコメントがあった。

実際に、各グループでそれぞれの強みを活かした共同作業が実践されていた。参加者からは「平等に意見を出し合い、良いチームワークを発揮できた」「役割分担がうまくいった」「多様なアイデアが出され、さまざまな人材が集まっていることの重要性を実感した」などの感想があった。それぞれが自身やチームメンバーの特性と、それを活かしたチームワークについて気づきを得る機会となったようだ。

ページトップへ