2025.06.27
- 物語の中に響く、時の鼓動
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ブラック×ゴールドの調和と
円が描く美の思想を堪能する
CHANEL シャネル
J12 キャリバー 12.2
シャネルの小型自動巻きムーブメント「キャリバー 12.2」は、ラ・ショー・ド・フォンの自社工房で開発・製造。COSC認定を受ける高精度と約50時間のパワーリザーブを備え、信頼性と美しさを両立する。ダイヤルには12石のバゲットカットダイヤ(計約0.20ct)を配し、構造の中に繊細な気品と輝きを宿す。
自動巻き、高耐性セラミック×18KYGケース、径33mm。518万1000円
漆黒の空間に煌めく光─それは、誰かの記憶にそっと残された、晩餐の余韻かもしれない。シャネルの「J12 キャリバー 12.2」は、ブラックセラミックと18Kイエローゴールドが織りなす精緻な構造に、バゲットカット ダイヤモンドが静かに浮かぶ。このモデルに託されたのは、“完全な円”という美学だ。小型ムーブメントの開発にあたり、キャリバー 12.1を単に縮小するのではなく、パーツ構成から再構築したキャリバー 12.2は、直径33mmのケースに、COSC認定を得た高精度と約50時間のパワーリザーブを内包する。シースルーのケースバックから覗く黄金のローターには、ラウンドという抽象概念を造形に昇華する、メゾンのクラフツマンシップが息づく。ベゼルやダイヤル、リュウズに至るまで、深みのあるブラック×ゴールドの配色は、装飾性と構造的必然性の絶妙な均衡を保っている。その造形はまるで、揺れるシャンデリアの光が床に描く、はかなくも確かな幾何学模様のよう。静寂と華やぎの間で、時はささやかに呼吸している。


















