2021.09.07
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日本の時計史に残る
究極の量産モデル
GRAND SEIKO グランドセイコー
Heritage Collection SLGH005
量産機らしからぬ新機構を詰め込んだ自動巻きの9SA5。その優れたムーブメントを引きたてるべく、本作は全く新しいデザインとなった。細いベゼルが文字盤を大きく見せる一方、ブレスレットを止めるラグやインデックス、そして針などは一層立体的に仕上げた。薄いため装着感も優秀だ。
自動巻き、SSケース、径40mm、104万5000円
2020年にグランドセイコーが採用したキャリバー9SA5は、現時点で、もっとも傑出した自動巻きムーブメントだ。高い振動数と長いパワーリザーブ、そして様々な新機構を搭載したムーブメントを、しかも量産するという試みは、グランドセイコーにしかなし得ないものだろう。このムーブメントをレギュラー化したのが、2021年の「SLGH005」である。フラッグシップにふさわしく、造形のメリハリは一層強調されたほか、文字盤にはこのモデルを製造するグランドセイコースタジオ 雫石付近の風景に触発された白樺文字盤が採用された。普通、文字盤の模様が大きくなると視認性は悪くなる。しかし、大きな模様に細かいパターンを混ぜることで、ユニークな造形と時間の見やすさを両立したのである。長年の個性である正確さと実用性に加えて、他にはないユニークさを持つようになった本作。日本を代表する傑作だ。
















