日経 xTECH Special

panasonic

ビジネスモバイル最強化計画

レッツノート/タフパッドで企業力UP !最新モバイル活用シーン・事例を完全網羅!

特集

ニューノーマル時代のモバイルノートの進化とは?
2022年1月19日公開
戸田覚がレッツノート開発技術者と新春対談

ニューノーマル時代のモバイルノートの進化とは?

レッツノートの「目に見えない価値」とそれを実現するための工夫

様々なパソコンを使ってきた戸田さんにとって、レッツノートの技術的な評価ポイントはどのような点にありますか? 一見しただけではわからない、使い込まないとわからない良さもあると思うのですが。

戸田 まずはLTE搭載モデルの繋がりやすさ、接続性の高さを高く評価したいですね。同じ場所でも「このメーカーの機種はLTEに繋がる」、「繋がらない」というのはあるのですが、レッツノートは間違いなく繋がりやすいし、接続速度も速い。それと、他のメーカーのパソコンだと、いったんスタンバイ状態にするとLTE接続が切れてしまって、再起動しなくてはならないケースも多いんです。さっと取り出してすぐLTEに繋いで使いたいのに、いちいち再起動しなくてはならないと、仕事が止まってしまってイライラするんですよね。その点、レッツノートだと、スタンバイから復帰するとちゃんと繋がっています。こういうところは毎日リアルに使っていると、素晴らしさがよくわかるんです。

LTE通信の安定性・接続性について解説する白神氏。
LTE通信の安定性・接続性について解説する白神氏。

白神 ありがとうございます。もちろんそれには設計上の工夫があります。広域通信のポイントは、「アンテナ性能」と「レジューム状態からの接続性」の2点です。まずアンテナ性能について、レッツノートではアンテナを、液晶を開いた際に最も高いところに来る、画面の上部に配置しています。これだとどうしてもベゼルが太くなってしまうので、他社では画面下部などに配置しているケースがほとんどですが、我々としてはそれよりも繋がりやすさ優先ということで、画面上部に配置することにこだわっています。もう一点の「レジューム状態からの接続性」についても、かなり工夫しています。まずはドライバについて、しっかり検証した上で搭載しているのは当然のこと。さらに、スタンバイ状態になっても再起動せずに立ち上がるよう、ソフトウエア側でLTE接続を止めないようにしています。

戸田 裏側の見えないところで再接続しているイメージでしょうか?

白神 そんなところですね。また、BIOSでも工夫があります。LTEを再接続する際には通信を初期化する必要があります。スリープ状態から復帰させる際、効率的かつ迅速にLTEの初期化を行えるようにするために、「ある程度パソコンを動作させながら深いスリープに落とす」というBIOSのチューニングを行っているのです。パナソニックではBIOSも自社で内製しているので、こうしたチューニングが可能になります。

大阪のソフトウェア開発メンバーから直接話を聞く戸田氏。
大阪のソフトウェア開発メンバーから直接話を聞く戸田氏。

戸田 なるほど。すごく工夫されているんですね。カタログだけ見ていると、「LTEを搭載しているか、していないか」しかわからない。「繋がるか、繋がらないか」は、日常的に使ってみないとわからない。なので、レッツノートから他のモバイルノートに乗り換えて初めて、「何でこんなに繋がらないんだ?」となるんです。こうした点が担保されていることが伝わっていないから、「レッツノートは高い」と言われてしまうんですよね(笑)。私の経験では、Wi-Fiもレッツノートが一番繋がりやすいし、速度も速く感じることが多いです。

白神 ありがとうございます。我々は「仕事を止めない」ことをモットーにレッツノートを開発していますので、それを実現するために見えないところでもかなりこだわっています。

戸田 テレワーク、モバイルワークなど、いろいろ呼び方はありますが、結局は「無線通信で仕事をする」ということ。そうなると、こうした「繋がりやすさ」みたいな所で見えないうちに差がつく可能性があることも知っておくべきでしょう。他にも、あるメーカーのモバイルノートはスタンバイ状態にしたまま2〜3日放置しておくとほぼバッテリー残量がゼロになるのに、レッツノートだと充分残っていた、ということがありました。そういうことも周知されていないですよね?

白神 そこも、「デバイスがいかに正しく省電力モードに入れるか」ということで、BIOS技術の実装の違いですね。あとはOSとの連携もあります。

戸田 特にテレワークが増えると、金曜夕方に仕事を終えて、月曜朝に仕事を始めるまで、コンセントに繋いでおくのを忘れた、みたいなことが頻繁に起きると思うんです。そういう時に差が出てくる。こういうことは、レッツノートと他のモバイルノート、両方使わないとわからないですよね。それと、レッツノートが良いのはバッテリーを自分で交換できること。これも、テレワークが2年、3年、4年と続くと効いてくると思いますよ。他社のモバイルノートだとメーカーに交換に出すしかなく、その間、仕事が止まってしまいますから。自宅で仕事をしていたら、オフィスにいる時のように代替機があるわけでもないし。

戸田氏はモバイルパソコンにおけるバッテリー交換メリットを強調。
戸田氏はモバイルパソコンにおけるバッテリー交換メリットを強調。

白神 バッテリー交換をユーザー様自身で行っていただけることは、我々もこだわっているレッツノートの特長の1つです。パソコンをポンポンとすぐに買い換える方には関係ないかもしれませんが、同じパソコンを長く使い続ける方には大きなメリットでしょう。レッツノートの場合、本体も頑丈で、長く使っていただけるようになっていますから。

戸田 昔はほとんどの機種で、バッテリーを自分で換えられたんですけどね。今は薄型にするために内蔵になってしまっている。レッツノートには、この先もここは絶対に変えないでほしいですね。

白神 ユーザーの方々から同じ声をたくさんいただいているので、我々としても変えるつもりはありません(笑)。バッテリーに関連することでは、当社では有償ではありますが、2020年1月から、「バッテリーライフサイクルNAVI」というサービスを開始しています。これは、バッテリー満充電容量の低下を自動で検知し、パソコン画面上でお知らせし、新しいバッテリーをお客様にお届けするとともに、古くなったものを回収・廃棄するサービスです。また、2021年6月からレッツノートに搭載している「PC快適NAVI」というソフトウエアでは、お客様が気づきにくいSSDの寿命を知らせたり、バッテリーの節約設定を促す機能を入れています。今後もパソコンを長く安定して使っていただけるようにするアプリ開発に力を入れます。

最新のテクノロジーをいち早く製品に取り入れられる理由

レッツノートは、最先端のテクノロジーを、業界に先駆けて搭載するケースも多いですね?

白神 我々はインテルのCPUとマイクロソフトのOSを使って製品をつくっていますが、両社との「協業」を行っていることが、先端テクノロジーをいち早く取り入れられることに繫がっています。CPUやOSの開発段階から評価や品質検証に加わり、それをレッツノートの製品開発に活かせる。協業は、パナソニックが両社に実力を認めてもらっているからこそ実現できていることと思っています。具体的には、先端テクノロジーに対して、BIOSの内製やドライバの評価、ドライバ機能をアプリで高めるなどの取り組みを介した協業で品質の向上と安定化を図るなどして、いち早く製品に搭載してお客様に提供しています。ただまあ、こういうことを言っても、一般の方にはなかなか伝わりにくいですよね(笑)

技術開発の工夫と苦労を語る白神氏。
技術開発の工夫と苦労を語る白神氏。

戸田 難しいですよね。すごいことなんですけど(笑)。パナソニックさんはインテルのvProテクノロジーにもかなりこだわっていますよね。他社ではあまりないと思うのですが。

白神 ええ。vProの特徴は、「ハードウエアレベルでのセキュリティ」と「遠隔操作による集中管理」。それを機能としてパソコンに実装するのはなかなか難しいんです。しかし、ここでもパナソニックがBIOSや電源コントローラーなどのアプリをほぼ全て内製していることがアドバンテージになっています。パソコンをつくる際、当然、基本的な部品はサプライヤーから買い入れますが、それらをただ組み上げれば製品になるわけではありません。部品をきちんと制御し、機能を引き出すためのソフトウエアの工夫が必要。我々は、それを内製しているから手を入れやすいわけです。

戸田 昔はほとんどのメーカーがそうやって開発していましたよね。いつの間にか自社でやらなくなった。まあ、それでもパソコンとして使えるものはできるし、その分、価格も安くなりますから、そこはユーザーの選択になりますが。ただ、vProの搭載は、今後、企業ユースで不可欠になると思うんです。テレワークで社員は自宅で仕事をしているのに、OSのアップデートなどのたびに社員に会社までパソコンを持って来させて、1台1台やるのかと。vPro搭載であれば遠隔操作で簡単にできてしまうわけですから。

企業ユースにおけるモバイルノートの在り方を語る戸田氏。
企業ユースにおけるモバイルノートの在り方を語る戸田氏。

白神 そこはvProの大きな利点ですね。

戸田 こういうふうに考えると、企業でモバイルノートを導入するに際しては、「とりあえずレッツノートにしておけば失敗はないんじゃない?」という買い方でも良いような気がするんです。必要な機能は全部入っているわけですから。

白神 「保険と一緒」と言うと言いすぎかもしれませんが(笑)。「転ばぬ先の杖」のように、お客様が後々、お困りになるかもしれない点について、我々が常に先回りして検証し、転ばないように工夫しているということは自信を持って言えます。

レッツノートの「本質」はこれからも変わらない

白神さんに、将来に向けてのレッツノートのビジョンをお聞きしたいのですが。

白神 レッツノートはこれまで、ツールとしてよりいっそうお客様に役立つものにしたいという考えから、持ち運びやすさや堅牢性、品質、使いやすさといったものを進化させてきました。この先、仮にパソコンが、データを全てクラウド上に置いて、シンクライアント的に使われるようになったとしても、レッツノートに求められる「仕事を止めない」という本質的なところは変わらないと思います。どんなスタイルになっても、「ユーザーの皆様の生産性を高めるツール」として、レッツノートをつくり続けていきます。

戸田さんは、今後、レッツノートのどのような進化に期待されますか?

戸田 これからも基本的な部分は変えないでつくり続けてほしい、というのが一番の願いです。一方で、私は今後、Thunderboltの本格的な普及が始まると見ています。Thunderbolt接続対応のディスプレイやSSDなど、いろいろな周辺機器が出てくると思いますが、これについてもぜひ徹底的に検証して、再起動しないと繋がらないみたいなことがレッツノートでは起きないようにしてもらいたいですね。それと、外出先ではやはり、有機ELディスプレイが圧倒的に見やすいんですよね。個人的にはそろそろレッツノートでも、有機ELでアンチグレアの液晶を搭載したモデルを出してくれることを期待します。

取材を終えて。カタログだけでは伝わらないレッツノートの「こだわり」と、ハイブリッドワークの未来が感じられる濃密な対談となった。
取材を終えて。カタログだけでは伝わらないレッツノートの「こだわり」と、ハイブリッドワークの未来が感じられる濃密な対談となった。

最新レッツノートシリーズの情報はこちら

法人向けPC「レッツノート」の詳細はこちら

※記事は執筆時の情報に基づいており、現状と異なる場合があります

・Microsoftとそのロゴ、Windows、Windows ロゴ、Office ロゴは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標です。
・Intel、インテル、Intelロゴ、その他のインテルの名称やロゴは、Intel Corporationまたはその子会社の商標です。
・その他記載されている会社名、製品名は各社の商標または登録商標です。

レッツノートとタフブックで
あなたのビジネスを加速する!