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特集

第1回「タフブック×レッツノート」の開発連携によるシナジー効果とは
2025年2月14日公開
パナソニックPC

第1回「タフブック×レッツノート」の開発連携によるシナジー効果とは

「76cm」という基準値に込めた現場主義の矜持。

 現在、レッツノートにおける落下試験の高さは「底面76cm」を基準としているが、なぜ76cmなのかご存知だろうか?これは元々、レッツノートの内部規格としてパナソニックが独自に設定した数値だった。それは2007年頃まで遡る。モバイル仕様のPCが増えてきていた当時、PC業界における落下試験の基準値は存在していない状況だった。「基準がないなら作る」という思想のもと、当時の開発陣は、ビジネス用デスクの高さを計測することにとどまらず、輸入家具やデザイン家具など様々な机の高さも含めて計測。そうして得られた大量の高さデータから、平均値として「76cm」という基準を自ら設定したのだ。

 これらの品質基準は、タフブックとレッツノートで共用されており、両プロダクトのボディに使用しているマグネシウム合金の強度試験結果などもすべて共有されている。よりハードなシチュエーションが想定されるタフブックに関しては、コンクリート床での落下試験も実証済みだ。おなじみのMIL規格に準拠して合板などでの落下試験は当然クリアしつつも、「リアルな使用シチュエーション」にとことんこだわって品質を担保し続けている。



品質試験は「数値の限界」を追求するのではなく、
365日の実使用に耐え抜けるかという観点で行う。

 液晶の割れなどを検証する「加圧振動試験」のエピソードも印象的だ。「100kgf加圧振動」に耐え得る耐加圧振動性能を担保する。これも落下の高さ76cm同様、パナソニックが自ら設定した基準のひとつだ。お客様から「電車のラッシュでPCの液晶にヒビが入ってしまった」という声があり、それを解決すべく、当時日本一乗車率の高かった列車に乗り込み、実際にカバンにかかる圧力を測定。それが「100kgf加圧」と「振動」だった。仮にこれ以上の強圧に対して10秒間耐えることができたとしても、100kgfという実際のラッシュ時の環境における限界値に対して長時間耐えられなければ、それはお客様の仕事を守ることにつながらない。一時的な圧力だけに耐えるのではなく、継続的な圧力と振動に耐えられるかの試験を繰り返した。

 大切なのは、実使用を想定した試験や規格であるかどうか。品質試験において「数値の限界値を上げること」をパナソニックが重視しないのは、そういう点に理由がある。「1年に1度あるかないかのトラブルをケアするのはもちろんのこと、365日の実使用に耐え得るかどうかが重要だ」と開発スタッフは語る。誤解を恐れずに言うと、パナソニックPCの頑丈試験は、「この数値をクリアしたらOK」という数字ありきの試験ではなく、「本当に現場のリアルなシチュエーションに耐え抜けるのか」というストイックすぎる開発者たちによる「純然たる現場検証」と言えるのではないだろうか。



レッツノートの内なる強さは、
タフブックの設計思想から生まれた。

 レッツノートの設計にタフブックの思想が活かされているということはあまり知られていない。2002年、モバイルの本質を徹底するというコンセプトの新モデルが誕生。「レッツノート・ライト CF-R1」だ。約960gの軽量設計で当時としてはハイスペックの約6時間駆動を叶え、頑丈性を確保するための凹凸を備えるボンネット構造の天板を採用するなど、初代機と同様に売り切れ店が続出する人気モデルとなった。これがのちに、「モバイルといえばレッツノート」と言われる火付け役となるのだが、軽量化とコンパクトを追求したR1は、ボンネット構造を採用して外的な強度さは担保する一方で、内部構造の頑丈性担保においてはまだまだ進化の余地があった。

 そもそもレッツノートシリーズはコンパクトで軽量なボディを追求していたため、強度を担保するためのスペースを確保しにくい。さらに、ハードディスクや液晶も今のようなLEDではなく、いわゆる真空の蛍光管のような繊細な部材が所狭しと詰まっていて、コンポーネントの強度には課題があった。それを解決したのが、タフブックで培った緩衝構造である。弱いコンポーネントを使いこなす緩衝構造が既にタフブックで実装されており、それをレッツノート仕様にチューニングすることで、頑丈性能を実現した。より厳しい条件下で頑丈性を追求してきたタフブックの開発陣が有していたナレッジがあったからこそ、レッツノートはR1以降のモデルで軽量・長時間駆動に加え、「頑丈」を真の強みとして発信することができるようになったのだ。


レッツノート CF-R1
レッツノート CF-R1

 タフブックがなければ、今のレッツノートはない。レッツノートがなければ、今のタフブックはない。これからもパナソニック PCとしての開発イズムを軸に、タフブックとレッツノートは、顧客にとっての最適なマシンとして、それぞれの最適進化を模索し続けていく。




 次回は「パフォーマンス」をテーマに、CPU設計やバッテリー設計の観点から、タフブックとレッツノートの相乗的進化を掘り下げていく。



第2回「高性能・長時間駆動」はこちらから>>>

第3回「オンラインコミュニケーション」はこちらから>>>

タフブック55の特長についてはこちらから>>>



セキュリティ性能に優れたレッツノート
最新のレッツノートはセキュリティ機能が強化されている「Windows 11 Pro」を採用。Microsoft Edge の高速化、Microsoft Teams搭載など、多様化する働き方に対応した機能も追加。どのシリーズも軽量・コンパクトながら、負荷の掛かる作業も快適に行える。また、手軽に駆動時間を回復できる着脱式バッテリーパックの採用で長く使える安心の設計。

外出先でも作業に集中したい方に
SRシリーズ(12.4型)
自宅でもオフィスでも快適に仕事をしたい方に
FVシリーズ(14.0型)
対面でのプレゼンテーションが多い方に
QRシリーズ(12.4型)

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