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活用事例

日経メディカル第二部編集が取材 CF-H1が医療にもたらすビッグバン
2009年11月10日公開

日経メディカル第二部編集が取材 CF-H1が医療にもたらすビッグバン

タフブックCF-H1導入で医療現場こう変わる

ベッドサイド端末は使い勝手の良い専用機がなく、いまだ普及していない。しかし、医療現場特有のニーズを徹底的に調査して作られたタフブック CF-H1の登場で、状況が変わるかもしれない。





医療現場のニーズに応えて開発・設計された専用機

拭きやすいデザイン
拭き取りや消毒がしやすい形状と耐薬品性の高い表面・本体素材を採用し、常に清潔を保てる。
拭き取りや消毒がしやすい形状と耐薬品性の高い表面・本体素材を採用し、常に清潔を保てる。

 医療機関がパソコンを導入する場合の選定条件は、「使いやすさ」、「耐久性」、「清潔の保持(感染予防)」などだ。特に院内感染対策という意味で重視されるのが、清潔の保持である。私がいくつか話を聞いた中では、パナソニックの「TOUGHBOOK CF-H1」が、医療機関で最も好評を博しているポイントもここにある。つまりCF-H1は、ボタンのフラット化などによって表面に凹凸がほとんどないため、拭きやすく、清潔を保ちやすいのだ。また表面には次亜塩素酸や各種アルコール製剤といった、病棟でよく使用されている消毒薬に耐える材質が採用されているので、薬剤や血液、その他の汚れがついた場合にも、すぐに拭き取ったり、消毒したりできる安心感がある。加えて、パナソニックの「TOUGHBOOK」シリーズといえば、優れた耐衝撃性能、防塵・防滴性能を備えていることで知られているが、これらもまさにベッドサイドでの使用に適した特長といえるだろう。

タッチペンで入力
投薬確認や検診時のバイタルデータのカルテ入力も簡単。患者情報へのアクセスも可能だ。
投薬確認や検診時のバイタルデータのカルテ入力も簡単。患者情報へのアクセスも可能だ。

 さらにCF-H1は、上部に設けられたハンドルをつかんで持ち運べ、また背面がちょうど手のひらにフィットするドーム型になっており、ストラップに片手を差し込むと安定して支えられるようになっている。こうした形状は、「ナースセンターから病室へ、病室から病室へと軽快に持ち歩き、ベッドサイドでは安心して使用できる」と評判が高い。

 無線LANやBluetoothなどの無線通信機能のほか、患者や医薬品の識別に使えるRFIDリーダー・バーコードリーダー、病状の記録に便利な200万画素LEDライト付きオートフォーカスカメラ、指紋認証センサーなどを内蔵している(バーコードリーダーは対応モデルのみ)。約8時間使用できるバッテリーについても、ホットスワップ機能によって電源を入れたまま交換でき、診療や看護業務の手を止めなくて済む点が好評だ。

バーコードの読み取り
RFIDリーダーやバーコードリーダーを利用して、点滴時などに看護師・患者・薬剤の3点チェックが可能。
RFIDリーダーやバーコードリーダーを利用して、点滴時などに看護師・患者・薬剤の3点チェックが可能。

CF-H1は、まさに病棟、医局、ナースステーションなどを移動しながらの医療・看護業務に必要十分な機能と特長を備えたベッドサイド端末として高く評価されていたことが印象に残る。

オペレーターに高さ情報を表示

持ち運びしやすい
持ち運びに便利なハンドルを装備。またタフブックならではの耐衝撃、防塵・防滴性能を備えている。
持ち運びに便利なハンドルを装備。またタフブックならではの耐衝撃、防塵・防滴性能を備えている。

 最近では、院内に無線LAN環境を整備している医療機関も少なくないが、さらにCF-H1を導入すれば、医師や看護師が院内のどこにいても患者の最新情報を記載した電子カルテにアクセスして閲覧したり、容態や症状をリアルタイムに記録したりできる。

 ある医師は、回診時にCF-H1を持ち歩くことで、ベッドサイドで電子カルテやPACS、看護記録までを自在に参照しながら患者と会話したり、その場でミスなく、素早いオーダリングが可能になったと、その経験を語ってくれた。しかも他の医師や看護師とリアルタイムで情報を共有できるため、忙しいなかであらためて口頭で連絡する必要もなくなったという。さらにCF-H1を携行することで、外来診療や検査、カンファレンスなどでも、患者情報を自在に利用したり、更新したりできるようになるだろうとも語っていた。一般的な管理業務が効率化され、より充実した患者への医療業務を行う余裕が生まれることは間違いない。

 また看護師にCF-H1の感想を聞くと、投薬確認や検診時のバイタルデータのカルテ入力、患者とのバイタルデータのビジュアル的な情報共有などが簡単に行えるようになったことが大きな変化だという。さらにCF-H1に搭載されたRFIDリーダーやバーコードリーダーを利用すれば、点滴時などに看護師・患者・薬剤の3点チェックを行ったり、読み取り履歴を残してその実施状況を確認したりできる。投薬ミスの防止につながるこうした使い方は、日常業務の大きな安心材料になると、その看護師はいう。

幅広い用途とメリットで将来の地域医療のコアに

 そのほか、患者用端末として問診票の記入に使用したり、検査センターでデータの入力・参照用端末としての用途の他、薬局で患者の薬歴や既往症を参照しながら調剤を行ったり、薬剤師が医師や看護師と情報交換を行ったうえで、的確な服薬指導を行ったりできるといった、幅広く多様なシーンでCF-H1を使いこなすアイデアが、取材した医師・看護師から寄せられた。

 さらに「救急救命にCF-H1が導入されれば、内蔵ワイヤレスWAN機能を利用してどこからでもインターネットに接続し、受け入れ病院の検索やバイタルサインの共有が可能になるだろう」、「クリニックが訪問診療・看護の際に利用したり、介護施設での導入が進めば、中核病院との地域医療連携や高齢者医療(健康管理)などにも効力を発揮するに違いない」と期待を語ってくれた医療関係者もいる。

 いくつかの取材を通じ、CF-H1の活用による業務効率化は、医師不足、看護師不足という課題を抱えている数多くの医療機関にとって、「大いなる救世主となる可能性」を秘めているかもしれないと実感した。 今後は、予防医療や質の高い医療連携の実現に向けて、家庭までも含めた医療ITネットワークの構築が、日本の大きな課題となる。CF-H1は、ベッドサイド端末として現在の医療機関に数多くのメリットを提供してくれるだけでなく、将来の地域医療・看護・介護体制のコアとして活用される大きな可能性を秘めたモバイル端末であるという確かな感触も得られた。

パナソニック TOUGHBOOK CF-H1
日本で初めてヘルスケア分野のニーズを考慮して開発されたタブレット型のWindowsパソコン。CPUはAtomプロセッサー Z540(1.86GHz)、メモリーは1GB、ハードディスクは80GB。タッチパネル機能を持つ液晶モニターは10.4型(1024×768ドット)。 IEEE802.11a/b/g/n対応の無線LAN、Bluetoothを搭載。質量は約1.5kg。OSはWindows VistaまたはXP Tabletを搭載する。



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