特集

ICTで流通・小売業界の業務効率化を!
倉庫から店舗までトータルな提案に注目
タフパッドを利用した「温度センシングソリューション」「空間採寸ソリューション」で計測を安全・効率化
ブース内では、頑丈タブレット「タフパッドFZ-M1」を活用した「温度センシングソリューション」「空間採寸ソリューション」の展示も行われていた。
「温度センシングソリューション」は、タフパッドにFLIR Systems社の赤外線サーモグラフィカメラモジュールを装着。離れたところにある対象物を撮影することで、対象物が発する遠赤外線を検知し、

一方、「空間採寸ソリューション」はIntel社の3Dカメラ技術「Intel RealSense」テクノロジーを利用したもの。タフパッドに、左右2つのカメラを搭載した3Dカメラモジュールを搭載。離れたところ(約40cm~約10m)にある壁のひび割れなどを撮影し、3Dスキャンすることで、対象物までの距離やひび割れの長さを素早く正確に計測できる。これにより、危険な場所に近づいたり、脚立に乗ったりして計測作業を行わずに済み、作業時間短縮や事故の防止を実現できるわけだ。

この「空間採寸ソリューション」は、物流倉庫などで荷物の大きさを計測することにも活用可能。発送物の手計測は時間がかかり、誤入力のもとにもなるが、このソリューションを使えば、縦・横・高さの3辺を3Dスキャンで素早く計測。作業時間短縮と誤入力防止に貢献する。物流システムと連携させ、計測後、計測データをサーバへ自動送信すれば、倉庫やトラックへの収容時の時間・空間的なムダを減らすことにもつながる。

「これらのソリューションを使うことで、これまで困難だった場所での計測作業も安全かつ効率的に行えるようになる。空間採寸ソリューションについては、来場したお客様から、『直方体以外のモノのサイズの計測も可能にして、モノを送る際に最適なサイズの箱を選べるようにできないか?』というご提案も頂戴した。ぜひ検討したい」と担当者は強調した。
配送のリアルタイム監視を可能にし、導入も容易な「配送進捗管理ソリューション」
タフパッドを用いたソリューションでもう1つ注目を集めていたのが、「配送進捗管理ソリューション」だ。これは昨年パナソニックのグループ会社になったベルギーのサプライチェーンソリューション企業・zetes(ゼテス)の「Chronos(クロノス)」というソリューションを用いるもの。配達員が持つタフパッドから、GPSや通信機能を用いて、位置情報や配送情報などのデータをクラウドセンターに常に発信。運送会社や物流センターなどの管理者は、クラウドセンターにアクセスすることでトラックの運行状況・配達の進捗状況をリアルタイムで監視できるようになる。これにより顧客からの配達状況の問い合わせに的確に回答することが可能だ。



ドライバーが携行するタフパッド内蔵のバーコードリーダーで荷物を読み取ることで配達完了。受け取りのサインも、タフパッドの画面上に手書きでしてもらうことが可能だ。配達情報や受取人のサインはそのままエビデンスとして残るので、配達者は業務終了後、受取伝票のスキャニング作業が不要となり、作業負荷の軽減にもつながる。
パナソニックの担当者は「例えば、量販店などで自社トラックを持っておらず、複数の運送会社に配送を依頼している場合、それぞれの運送会社にシステムを導入してもらわなくても、タフパッドの端末だけを持ってもらえばこのソリューションを利用できるようになる。実際、今回の展示でも、家具メーカーの方などから、『倉庫から各店舗への商品の配送に困っていたが、このソリューションを使えば解決できる』という言葉をいただいた。市場は非常に広い」と手応えを語っていた。
「電子棚札ソリューション」で買い物が変わる
「電子棚札ソリューション」のコーナーも人気を呼んでいた。これは、電子ペーパーを使ったプライスカードを利用するソリューション。無線通信に対応しており、例えばタイムセールなどの際に、多数の棚札を一斉に書き換えるといったことが可能になる。紙の棚札をいちいち付け替えるのに比べて圧倒的に効率が良い。


パナソニックの担当者は「近年、小売店では、店員の数が減る一方で商品点数は増える傾向にある。そんな中、商品管理にだけ注力すると、肝心なお客様へのサービスがおろそかになる危険が生じる。電子棚札はその解決につながるソリューションだ」と自信を見せた。
ブースは常に大勢の見学者で賑わっていた。パナソニックの製品・ソリューションが、流通・小売業界の顧客の業務改革・業務効率化にどのように役立つのかを体感できる、具体性に溢れた展示内容だった。





