特別トップインタビュー
DigiKey

26カ月連続の安定成長を実現

世界を動かすDigiKey
次の成長サイクルをつかむ
2026年注目領域とは

DigiKey
Chief Executive Officer

デーブ・ドハティ

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多品種少量・即日出荷を掲げる電子部品・オートメーション製品のディストリビューターとして市場をリードしてきたDigiKey。不確実性が高まる環境下でも、なぜ同社は継続的な成長を続けることができているのか。代表のデーブ・ドハティ氏にその背景と展望を聞いた。

貴社の事業内容をお聞かせください。

ドハティ DigiKeyは電子部品およびオートメーション製品を取り扱うディストリビューターとして、世界的なリーダーの地位を確立してきました。世界最大規模の在庫数と即時出荷を強みに、技術革新を支える製品提供にとどまらず、エンジニアの皆様を支援する多彩なデジタルソリューションやツールも提供しています。

 当社は1972年、米国ミネソタ州北西部で小さな通販会社として創業しました。それ以来50年以上にわたり、エンジニアの成功を支えることに尽力してきました。現在はグローバルリーダーとして大きく成長していますが、原点である「地元への貢献」および「エンジニア支援」という価値観は今も変わっていません。

 現在は世界中で年間100万人近くのお客様にご利用いただいており、180以上の国と地域に最高水準の先端技術とソリューションを提供しています。

2025年のビジネス状況はいかがでしたか。

ドハティ 2025年は受注量、顧客数ともに順調に成長した1年でした。累積顧客数は2024年比で5万人以上増加し、年間顧客数は過去最高を更新する見込みです。売上も好調で、年間では2桁成長、第4四半期は前年同期比25%以上の増加を見込んでいます。全地域・全事業部門で26カ月連続の成長を達成しています。

 電子部品業界には本来サイクル性がありますが、2025年は市場の着実な回復が見られました。保有在庫も通常水準に戻り、2026年も安定した需要が続くと予測しています。現在は次の成長サイクルの入口にあり、受注量や顧客数の動向からも2026年も継続的な成長を見込んでいます。

2025年、特に注力した分野はありますか。

ドハティ 製品関連では、多品種在庫への戦略的投資、新製品の導入、価格競争力の強化に取り組みました。さらに、AI活用、自動化、グローバルロジスティクス強化、Webの顧客体験向上、地域ごとのローカライゼーション、輸出管理対応、ESG情報の公開など、多方面で戦略的な投資を行いました。これらが顧客数やWebアクセス数の増加に寄与しています。

 今後も、お客様が製品の選定から注文、受け取りまでのあらゆる工程をより効率的に活用できるよう、在庫品のさらなる拡充や倉庫の自動化、高度なWeb検索機能の強化などへの投資を継続します。取扱製品についても既存・新規サプライヤーとの連携を強化し、ラインアップのさらなる拡充を進めていきます。

2026年の展望や戦略をお聞かせください。

ドハティ 市場回復に加え、これまでの取り組みが成果につながり、2026年も受注量および顧客数の増加を見込んでいます。すべての事業部門で収益拡大を予測しており、特に産業オートメーション分野が成長をけん引すると考えています。

 さらに、ロボティクス、EV、自律型システム、メイカースペース、航空宇宙・防衛といった分野でも成長が続く見込みです。こうした成長分野への対応力を高めるため、当社は顧客の注文傾向を踏まえた在庫品の拡充やデータドリブンな意思決定への継続的な投資に加え、需要予測精度の向上やサプライチェーン全体の強靱化を進めています。これらの取り組みにより、2026年に向けて持続的な成長を支える盤石な体制を構築しています。

日本の読者へのメッセージをお願いします。

ドハティ 日本はDigiKeyにとって極めて重要な市場です。北米以外で初めて事業を展開した国であり、現在もお客様やサプライヤーの皆様との関係をさらに深めるため、営業・マーケティング体制の強化を進めています。

 私たちは単なる製品提供にとどまらず、「学びながら課題を解決できる」体験づくりにも力を入れています。業界トップクラスの登録者数を誇るDigiKey日本公式YouTubeチャンネルでは、設計現場に役立つ技術コンテンツを継続的に発信し、TechForumではエンジニア同士が知見を共有できる環境を提供しています。

 また、大学・高専・高校との連携による若手エンジニア支援プログラムを通じ、“作って学ぶ”機会も積極的にサポートしています。さらに、日本語サイトの最適化やBOM管理ツール「myLists」など、設計から試作までを支える環境づくりにも積極的に取り組んできました。

 2026年も、卓越したカスタマーサービス、幅広い品揃え、迅速な出荷を軸に、エンジニアの創造性と挑戦を力強く後押ししていきます。日本のお客様とともに未来を形づくり、技術革新を次のステージへ導くことこそが、DigiKeyの揺るぎない使命です。

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