変化に追随し進化する
ITインフラを実現
ピュア・ストレージでは、こうしたAI時代のニーズに応えるストレージ・ソリューションを展開。そのポイントは「高速・高性能なデータ基盤」「スケーラビリティとコスト効率」「データを『製品』として扱う新しい視点」の3点だ。
「当社製品は1秒未満の応答速度を誇り、リアルタイム処理が求められる生成AIにも最適です。信頼性・可用性も高く、24時間365日止まらないシステムが実現できます。また、圧縮・重複排除技術や『Evergreenプログラム』により、コスト効率を最大化。AIのデータ準備などに欠かせないデータ管理の自動化・統合化も推進しています」と正見氏は話す。
この結果、組織全体で統一的なデータアクセスを実現。必要な情報の即時活用が可能となる。またエネルギー効率にも優れており、従来型HDDと比較して電力消費量を約80%削減できるという。
さらに、今後のデータ量増加に対しても余裕を持って対応可能だ。「当社はオールフラッシュ・ストレージの専業ベンダーですので、内蔵ディスクに関しても自社独自開発の『DirectFlashモジュール(以下、DFM)』を搭載しています。1つのDFMモジュールあたり300TBの大容量を実現しているため、たとえ非構造化データが10倍に増えても1台のシャーシでカバーできます」と正見氏は強調する。
ちなみにエネルギー効率だが、ラックスペース89U/最大電力消費量14,500Wのストレージ環境を同社製品に置き換えた場合、ラックスペース6U/最大電力消費量2,030Wと、大幅な省スペース・省電力化が実現できるという。
加えて、データ統合に役立つ製品も用意。企業においては、社内に散在するデータをまとめて活用したいという要望も多い。しかし現行ストレージ・ソリューションの多くは、DB向け、AI向け、バックアップ向けといった具合に、用途別に最適化されている。このため、いざデータをまとめようと思っても、なかなか統合しきれないケースが少なくない。
「こうしたニーズに応えるべく、当社がご提供しているのが『FlashBlade』です。この製品ではブレード型のアーキテクチャを採用しており、コンピュート/ストレージ機能をそれぞれ独立してスケールさせられます。各アプリケーションからも一元的にアクセスできるため、サイロ化の問題を解消し効果的にデータをまとめることができます」と正見氏は話す。
さらに、もう一つ見逃せないのが、同社独自の保守プログラム「Evergreen」である。ストレージに限らず、一度導入したハードウエアは数年おきにリプレースするというのがこれまでの常識であった。しかし、Evergreenでは、定額の保守費用を支払うだけで、常に最新のストレージ環境を利用し続けることができる。こうしたことが実現できるのも「アップグレードが可能なコンポーネントやソフトウエア、長寿命のシャーシなどを、すべて自社開発しているからこそ」だという(図1)。
図1 ITインフラの進化を支える独自アーキテクチャ
ピュア・ストレージでは、ストレージを構成する主要コンポーネントやソフトウエアを自社開発。これらを継続的にアップグレードすることで、常に最新のストレージ環境が利用できる
「たとえばFlashBladeであれば、5年に1回ブレード本体を最新のコンポーネントに交換します。見た目は導入時と同じでも、中身はアップグレードされパフォーマンスも向上し続けるのです」と正見氏は強調する。
Evergreenには、様々なメニューが用意されているが、中でも注目されるのが完全サブスクリプション型でストレージのサービス利用を実現する「Evergreen//One」だ。「今後の変化に追随するためには、継続性・柔軟性・レジリエンスを兼ね備えた『進化するインフラ』が必要です。そうした基盤を実現するためにも、当社では『所有からサービスへ』のシフトを可能にするEvergreen//Oneを提案しています」と正見氏は話す(図2)。
図2 ストレージのサービス利用も可能
一定の保守費用を支払うだけで、永久に最新機能が利用できる「Evergreenプログラム」。特に最上位メニューの「Evergreen//One」では、ストレージのサービス利用も実現できる