総務省の「令和6年通信利用動向調査」によれば、国内企業におけるクラウドサービスの利用率は80.6%。用途もファイル保管、データ共有、バックアップなど多岐にわたり、クラウドサービスが企業活動に不可欠な存在となっていることが分かった。また、多くの企業がオンプレミスとプライベートクラウド、パブリッククラウドを組み合わせたハイブリッドクラウド環境を構築している。適材適所でインフラを選択するアプローチが、広く一般的なものとなっている。
「一方で、クラウドの利用拡大によって新たな課題も浮上しています。例えば、『すべての環境で同等の高い信頼性・セキュリティーを確保するのが難しい』『オンプレミスとクラウドの間のデータ移動に時間やコストがかかる』『環境間でのデータの整合性が取れない』といったことに、多くの企業・組織が頭を悩ませています」と指摘するのは日立ヴァンタラの中西 秀親氏だ。
これらの「データ」の課題を解決しなければ、AI活用の推進や競争力強化に向けた取り組みは進まないだろう。そこで日立ヴァンタラが提案しているのが、「Hitachi Virtual Storage Platform (VSP) One SDS Cloud」(以下、VSP One SDS Cloud)である。
VSP One SDS Cloudは、クラウド上のリソースを用いて、仮想的なストレージシステムを構築するソフトウェア・デファインド・ストレージ(SDS)ソリューションだ。日立が長年培ってきたストレージシステムの高可用技術を生かすことで、オンプレミスと同等の高信頼ストレージ環境をクラウド上で提供する。
また、オンプレミスのストレージ製品「VSP One Block」や「VSP One SDS Block」と連携することで、ハイブリッドクラウド環境における柔軟なデータ配置や相互移行を実現可能だ。
「ストレージ層での暗号化機能を組み合わせたセキュリティーレベルの向上、ストレージコピー機能によるデータ移動の時間やコストの削減、一括コピーによるデータ整合性の確保などを実現します」と中西氏は語る。


