一般に海外企業を誘致する場合、大型の工場などによって多くの雇用を生み出すことを期待するケースが多い。JS-SEZはこういった形とは異なる、持続可能な都市開発につながる企業誘致を目指し、投資の焦点を転換しようとしている。イスカンダル・インベストメント(IIB)の社長兼CEO(最高経営責任者)のイズハム・モハメド・ハシム氏は、「JS-SEZはデジタル経済やグリーン経済、付加価値の高い人材などを生むという非常に重要な役割を果たす」と指摘し、「同特区の目的は単なる投資誘致にとどまらず、地域全体に意義ある変革をもたらすことにある」と続けた。
JS-SEZとして、ジョホールバル市中心部やイスカンダル・プテリなど9つの「フラグシップ・エリア」が設定されている。そして製造、物流、食料安全保障、観光、エネルギー、デジタル経済、グリーン経済、金融サービス、ビジネスサービス、教育、医療という11の経済分野に重点を置いた投資の誘致を図る方針だ。
イスカンダル地域開発庁(IRDA)のチーフ・エグゼクティブのモハメド・ノーラザム・オスマン氏はシンガポールとジョホールの今後の発展について「人、物、サービスの移動が緩和されることが重要だと考えており、そのための政策枠組みの構築に継続的に取り組んでいる」と語った。

