物流・機工事業を手掛ける山九の常務執行役員海外事業本部長 河野昌浩氏は、「メンテナンスを手掛ける人材など、高度な技術を持つエンジニアの育成が不可欠」と指摘した。
山九はこの問題に対応するため2022年10月、ジョホール州のイスカンダル・プテリに「SANKYU TECHNICAL ACADEMY」(山九テクニカルアカデミー)を開設した。マレーシアをはじめとしたASEAN諸国やインド、中東地域で働く山九グループ社員7000人を対象にした、技術者や現場リーダー育成のための教育施設だ。山九グループとして初めて海外に開設した育成機関だという。
河野氏は、「ASEANとインド、中東の各国にある現地法人の社員が、ジョホールでトレーニングし、そこで学んだことを自分の国、地域で展開していく」と説明した。
スタートアップ支援や科学教育を手掛けるリバネスは優れた人材について「まず問題を見つけて、その問題の解決策を自分で考えることができ、かつそのための変化を本当に起こせる人」と定義しているという。
リバネスシンガポール 代表取締役の徳江紀穂子氏は「マレーシアにおいては、パートナー企業の皆様とそういった人材を育成していきたい」と展望した。
シンガポールで農業系ソリューションを提供しているアーチセンの共同創業者兼CEOのビンセント・ウェイ氏は、「農業系のエンジニアや経済学者などはシンガポールよりもマレーシアに多い」と明かした。一方で「マレーシアでは我々が手掛けているようなハイテクファーミングについてはあまり知られていないので、互いに協力して成長していきたい」とした。


