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3年前のレッツノートより約9倍も速い! 2010年夏モデル ベンチマークを公開中

2010年5月11日に発表されたレッツノートの最新モデル。特長の1つである「高性能」はどれだけ進歩したのか。ベンチマークでは、想像をはるかに超える驚きの結果が出た。
レッツノート最高峰モデルもベンチ
レッツノートの現行モデルは、3年前と比べ、通常モデルでも約3~5倍、ハイエンドなモデルでは、なんと約7~9倍も高速化された。「軽量」「長時間」「頑丈」に加わった「高性能」という第4の特長にいっそう磨きがかかり、本当にスキのないモバイルパソコンへと進化してきている。
現行モデルは12.1型ワイド液晶を搭載したS9と、S9から光学ドライブを省いたN9の2つがスタンダードモデル。それより一回り小さいコンパクトモデルが10.4型液晶のR9、一回り大きい大画面モデルが14.1型ワイド液晶のF9だ。このうちS9、N9、F9の3台はCPUやハードディスク、メモリー、チップセットなどのスペックが同じであるため、今回はS9とR9の2台のみをピックアップしてテストした。また、通常モデルより高速なCPUを搭載し、ハードディスクに代えてSSDを積んだ最高峰モデル「プレミアム エディション」もテストに加えた。直販サイト「マイレッツ倶楽部」限定モデルだが、法人で導入する場合は、件名対応で同様の構成にすることが可能だ。これがとてつもないスコアをたたき出している。
これら最新の2010年夏モデルと比較するために用意したのは、2007年当時のスタンダードモデル、W5だ。最新のスタンダードモデルS9と比べてみると、性能差は信じがたいほど広がっている。W5はメインマシンに対するサブノートとして使われることが多かったかもしれないが、S9はメインマシンとしても十分な性能に達しているのだ。
また、S9はバッテリー駆動時間もW5の約10時間に対し約13時間へと増えているし、頑丈さにおいても、キーボード全面防滴が実現されるなど勝っている。この3年で、レッツノートはさまざまな面で激烈な進化を遂げていたのだ。まさに隔世の感がある。
それでは、驚きのテスト結果を見ていこう。
今回計測した機種
| S9 プレミアムエディション SSDモデル (マイレッツ倶楽部モデル) | 発売時期 | 2010年5月 |
|---|---|---|
| CPU | 標準電圧版 インテル® Core™ i7-620M vPro™ プロセッ サー2.66GHz (ターボ・ブースト利用時は最大3.33GHz) | |
| メモリー | 4GB | |
| ストレージ | SSD 256GB | |
| OS | Windows 7 Professional 64bit | |
| S9 (店頭モデル) | 発売時期 | 2010年5月 |
| CPU | 標準電圧版 インテル® Core™ i5-520M vPro™ プロセッ サー2.40GHz (ターボ・ブースト利用時は最大2.93GHz) | |
| メモリー | 4GB | |
| ストレージ | ハードディスク 320GB | |
| OS | Windows 7 Professional 32bit | |
| R9 プレミアムエディション SSDモデル (マイレッツ倶楽部モデル) | 発売時期 | 2010年5月 |
| CPU | 超低電圧版 インテル® Core™ i7-640UM vPro™ プロセ ッサー1.20GHz (ターボ・ブースト利用時は最大2.26GHz) | |
| メモリー | 2GB | |
| ストレージ | SSD 256GB | |
| OS | Windows 7 Professional 64bit | |
| R9 (店頭モデル) | 発売時期 | 2010年5月 |
| CPU | 超低電圧版 インテル® Core™ i7-640UM vPro™ プロセ ッサー1.20GHz (ターボ・ブースト利用時は最大2.26GHz) | |
| メモリー | 4GB | |
| ストレージ | ハードディスク 250GB | |
| OS | Windows 7 Professional 32bit | |
| W5 | 発売時期 | 2007年5月 |
| CPU | 超低電圧版 インテル® Core™2 Duo プロセッサー U7500(1.06GHz) | |
| メモリー | 1GB | |
| ストレージ | ハードディスク 80GB | |
| OS | Windows Vista Professional 32bit |
最新の2010年夏モデルに加え、2007年発売のW5を比較用に計測した。
電源ONから19秒台でWindowsが起動

まずは電源を入れてからWindowsが起動し、デスクトップが表示されるまでの時間を計測した。3年前のW5では起動に約40秒かかったが、現行モデルはハードディスク搭載モデルで約32秒、SSDモデルでは、なんと20秒を切り、19秒台という速さだった。これにはWindows VistaとWindows 7の差も現れているが、大きく影響しているのはストレージだ。SSDはハードディスクと比べ、製品のグレードによって性能に開きがあるが、レッツノートは特に高性能なSSDを選んで採用している点を強調しておきたい。
加えて、現行モデルはBIOSの機能を簡略化して起動を数秒早めることも可能になっており、この効果も大きく出ている。
一方、終了時間は「シャットダウン」をクリックしてから電源ランプが消灯するまでの時間を計測した。こちらはOSの違いが大きく影響し、Windows 7搭載の現行モデルは10秒前後だったのに対し、Windows Vista搭載のW5は30秒以上もかかった。
総合的な性能評価で3年前の約9倍
PCMark VantageはWebブラウジングやファイル検索など、現実の利用シーンを想定した複数のテストで、パソコンの性能を総合的に計測するソフトだ。

結果は、Windowsの起動/終了時間よりもさらに大きな差が付いた。違いを生んだのは、第一にCPUだ。現行モデルはインテル® Core™ i5 vPro™ プロセッサー / インテル® Core™ i7 vPro™ プロセッサーを搭載している。2つのコアで最大4つの処理を同時にこなすインテル® ハイパースレッディング・テクノロジーと、CPUパワーに余裕がある場合、クロックを自動的に上げるインテル® ターボ・ブースト・テクノロジーという2つの先進技術に対応している。これらが状況に応じて機能することで、マルチスレッドに対応しているアプリケーションは非常に高速に、そうでないアプリケーションもかなり快適に動作するのだ。
加えて、S9(およびN9、F9)は長時間駆動のモバイルパソコンで一般的な超低電圧版ではなく、標準電圧版のCPUを搭載している。また、R9は10.4型以下の液晶を搭載したコンパクトなパソコンでは世界で唯一、インテル® ターボ・ブースト・テクノロジーに対応したインテル® Core™ i7 vPro™ プロセッサーを採用している(パナソニック調べ。2010年5月11日現在)。つまり、どのレッツノートを選んでも、軽量・長時間モバイルパソコンの中ではずば抜けて速いCPUが搭載されているのだ。
SSDの影響もやはり大きい。アプリケーションの起動や、大きなファイルを開く、保存するといった動作、あるいはファイルのコピーなど、毎日の業務で繰り返し行う作業でもたつくことがなくなるというのは、生産性の向上に直結するはずだ。
Windows 7はSSDを自動的に認識し、自動デフラグをOFFにするなど、データ管理の仕方をハードディスクとは変えることで、よりSSDの速さを生かしたり、長寿命化させたりする機能を有している。さらに、SSDは消費電力が小さくバッテリー駆動時間が延びるほか、衝撃にも強くなるため、頻繁に持ち歩くレッツノートには最適なストレージだ。容量も256GBと十分なので、予算が許すのであれば、SSDの搭載を強くおすすめする。
RAWデータの現像は約16分→約2分に!
最後に、実際にアプリケーションで負荷の高い作業をさせてみた。バックグラウンドでデスクトップを録画するアプリケーションを動かしながら、iTunesでMP3ファイルの作成、Silky Pix Developer Studio ProでデジカメRAWデータの現像、TMPGEnc Xpress 4.0でHD動画のトランスコードと、それぞれの分野の定番ソフトを使っている。



3年前のW5と比べて、現行モデルは約3~8倍も速いという結果になった。こうしたマルチメディア系ソフトは重い処理をこなす必要から、他の分野よりも先行してマルチスレッド対応が進んでいる。しかし、ビジネスソフトでも、たとえばバージョン2007以降のExcelなどはマルチスレッドに対応しており、複数の計算を同時に行うことで処理の高速化を実現してい
また、マルチスレッドに対応していないアプリケーションでも、複数のアプリケーションを同時に実行している場合には、やはりメリットが得られる。3年前のパソコンでは、たとえばバックグラウンドでウイルスチェックを行っている間などは、アプリケーションの反応が極端に鈍くなり、作業の手を止めなければならない場面があったはずだ。最新のレッツノートなら、そうした無益な待ち時間が圧倒的に少なくなる。
たった3年で、レッツノートの性能は、仕事の生産性に直接的な影響を及ぼすほど大きく向上した。メインマシンとしても使えるモバイルパソコンへ進化を遂げた最新レッツノートへ、リプレースを検討してみていただきたい。





