製品紹介

「ビジネスパーソンに必要とされるモバイルノートを、これからも」
2年連続!日経コンピュータ「顧客満足度調査」ノートPC部門 第1位獲得
日経コンピュータが行っている「顧客満足度調査 2023-2024」ノートPC部門でパナソニック コネクトが2年連続1位を獲得。同調査では「性能・機能」「信頼性」「運用性」「コスト」「サポート」の5項目で評価されるが、「性能・機能」「信頼性」「運用性」 の3項目で最も高い評価を得る結果となった。入社以来、レッツノートの開発に携わってきたプロジェクトリーダーである田中慎太郎氏に、開発にかける想いをインタビューする。
頑丈さという土台があってはじめて、モバイルノートはパフォーマンスを発揮できる
現在までの経歴をお聞かせください。
田中 2003年に入社して、20年近くレッツノートの機構設計を行ってきました。製品の外形やサイズ、基板レイアウトといった内部構造を含め、形があるもの全てに関わるのがレッツノートの機構設計の仕事です。今まで関連部署と協力しながら、数多くのレッツノートシリーズを生み出してきました。昨年からはSRシリーズ、QRシリーズのプロジェクトマネージャーを担当しています。
レッツノートは「軽量・長時間駆動・高性能」でありながら「頑丈さ」を追求していることが特長です。モバイルノートにとって「頑丈さ」はどういった位置付けでしょうか?
田中 持ち歩くことが前提のモバイルノートは、頑丈であることが第一条件だと考えています。頑丈で壊れないからこそ、どこでも安心して仕事をすることができるからです。軽量・長時間駆動・高性能という面も、十分な頑丈性が担保されてこそ意味があるものではないでしょうか。
レッツノートの頑丈性という側面では、高い基準の品質試験を実施されていますよね。
田中 落下・衝撃への耐久性に関しては、「76cm落下試験」や「100kgf加圧振動試験」などを行っています。「76cm落下試験(※)」の76cmは一般的なデスクの高さ想定で、万が一落としてしまっても問題ない品質を確保するための試験です。「100kgf加圧振動試験」は、満員電車を想定した加圧への耐久性を測る試験です。新人時代の私が自分の身体やバッグに入れたパソコンに圧力センサーを貼り付け、当時、日本一混雑すると言われていた都心の通勤ラッシュ時の満員電車に乗って、荷重を測定した結果が100kgfだったことから、現在の数値を設定しています。カタログスペックをよくするための試験をするのではなく、お客様が実使用で壊れないパソコンを作ることが重要という信念は当時から変わりません。
※本製品の耐衝撃・耐圧迫性能は、無破損・無故障を保証するものではありません。予めご了承ください。

モバイルソリューションズ事業部 共通技術総括部 田中慎太郎氏
薄くなっても頑丈性が変わらない「新ボンネット構造」
車のボンネットをヒントに開発された「ボンネット構造」は、レッツノートの代名詞とも言えますが、2022年発売のSRシリーズでは非常に薄くなりました。その背景をお聞かせください。
田中 レッツノートの「ボンネット構造」は、頑丈性能を維持しつつ軽量化を追求していく中で生まれました。頑丈さという面では高い評価をいただいていましたが、「見た目がゴツゴツしている」「分厚いのでバッグに入れにくい」といった声を受けて、新ボンネット構造を採用したスリムなSRシリーズを開発しました。外見では分かりにくいですが、ボンネットの出っ張り部分に相当する構造が天板の裏側に入っているため、従来のモデルと同レベルの強度を実現することができています。レッツノートユーザーの方からは「スリムになった分、耐久性が下がったのでは?」と聞かれることもありますが、この点は特に強調したい部分です。このスリムな新ボンネット構造を実現できたのは、一般的に行われている比較的簡単な静的シミュレーションだけではなく、長年検討してきた落下衝撃シミュレーション技術を確立できたことが非常に大きいです。例えば、レッツノートは軽量化のため天板にマグネシウムを使っていますが、薄くするほど強度は下がってしまいます。そこで、強度に影響のない箇所は薄く、影響のある個所のみを効率的に補強するため、このシミュレーション技術を活用し、天板内側に補強リブ構造を追加することで、頑丈性と軽量性を保ちながら、スリムなボンネット構造を実現できたのです。

レッツノートはレガシーなインターフェースを採用し続けていることも特色ですね。
田中 我々は、実際にレッツノートを使う方々の声を聞きながら新しいモデルや機能を企画していますが、お客様の利用シーンを聞く中で、HDMIも、VGAも、LANポートもまだ外すことができないと感じています。LANポートは、お客様がご自身でキッティング(自社専用のパソコン環境に設定)する際に安定して行えるので、情報システム部門など運用管理ご担当者には非常に重宝されています。実際、頑丈さや軽量化を考えれば、ポートは少ない方が頑丈設計には有利ですが、お客様のニーズがある限りは外さないのがレッツノートの設計思想です。

CPU性能を最大限に発揮させる「Maxperformer®(マックスパフォーマー)」
最近では、モバイルノートを用いてWeb会議することも当たり前になりました。様々なアプリを同時に立ち上げながらWeb会議をする際、最適な性能を維持できる「Maxperformer®」についてお聞かせください。
田中 「Maxperformer®」は、CPU性能を最大限に発揮させるテクノロジーの総称です。大きく分けますと、1つ目が高負荷作業時にCPU温度が規定値を超えないようにする「放熱設計(冷却ファンユニット)」。2つ目が、内部の温度を監視しながら、CPUの動作内容ごとに適切な電力制御を行う「電力制御チューニング」。この2つを組み合わせることで、高性能CPUのパフォーマンスを長時間キープすることが可能となっています。冷却ファンに関しては、軽量かつコンパクトでありながら大風量のファンを独自開発しています。爆音仕様にすれば、冷却効率を上げることも可能ですが、会議などにも影響がないよう、静音設計にしている点も工夫の一つです。また、レッツノートの裏面には複数の穴を開けていますが、これは部品レイアウトに合わせて風が通りやすい流路設計をしています。「電力制御チューニング」に関しては、インテル社にも協力していただきながらベストなチューニングを目指していることも特長です。CPUのパフォーマンスの違いはカタログ等では表現しにくい面もありますが、一度、レッツノートを使っていただければ体感していただけるかと思います。






