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戸田覚氏が12.4型「レッツノートSR」をレビュー!
2022年11月8日公開
働き方の自由度を広げるコンパクトモバイル

戸田覚氏が12.4型「レッツノートSR」をレビュー!

2022年10月に発表された新モデル「レッツノートSR」。リモートワークの広がりを背景に14型台のノートパソコンが主流になる中で、モバイルノートを持ち歩くことが多いユーザーに向けて開発された12.4型のコンパクトボディが特長だ。レッツノートシリーズならではの頑丈さを維持しながら20mmを切るスリムさを実現したことで、非常にモバイル性が高いモデルとなっている。長年、レッツノートを愛用する戸田覚氏に「レッツノートSR」の評価を聞いた。

持ち運びやすい薄型コンパクトなボディ、持ち運びたくなるスマートなデザイン

新たに発表された12.4型の「レッツノートSR」ですが、ファーストインプレッションはいかがでしたか?

戸田 この「レッツノートSR」を初めて見た時に、歴代レッツノートの特長でもある耐久性を高めるボンネット構造がなくなったのかと思って天板を触ってみました。SRのボンネット構造は遠目では気付かないくらいの凹凸で形成されており、しかも上部にいくにつれフェイドアウトしていくデザインになっています。いい意味で「レッツノートらしくない薄さ」が印象的でしたね。合わせて、12.4型というコンパクトなレッツノートは、モバイル性という観点で待ち望んでいたユーザーも多いのではないでしょうか。

 コロナ禍でテレワークやハイブリッドワークが広がり、オンライン会議が当たり前になる中で、自宅でも大きい画面でパソコン作業をしたいというニーズを受けて、多くのメーカーで14型前後のノートパソコンが主流になってきています。一方で、12型台のモバイルノートはほとんどない状況です。逆に、10型台のモバイルノートはあるのですが。

 ノートパソコンのモバイル性を伝えようとする場合、基本的にどのメーカーも「軽さ」「薄さ」という点をアピールするものですが、そもそも14型と12型では大きさ自体が全く違うので、手軽に持ち運べる「コンパクトさ」を考えたときには、やはり小さいほうがいいと私自身も感じています。電車などの通勤シーンでも、ノートパソコンを持ち運ぶために大きめのビジネスバッグやリュックを持つビジネスパーソンは増えましたが、小さめのバッグでも入るサイズ感は非常に有用ですよね。パソコン以外にも、書類やスマホ、モバイルバッテリーなど持ち運ぶものは多いものですし。


戸田 覚(とだ・さとる)
ビジネス書作家。株式会社アバンギャルド/株式会社戸田覚事務所 代表取締役。ブログ、著書累計150冊以上、連載25本。IT関連、パソコン、プレゼン、企画書、Webドキュメントなど、仕事に関する幅広い著書を持ち講演も多数。YouTubeチャンネルも運営中。

他メーカーが出していない空白のゾーンと言えそうでしょうか?

戸田 どちらかと言うと、他メーカーがつくるのを辞めて消えたゾーンですね(笑) 「薄さ」と「コンパクトさ」の話をしましたが、同時に高い耐久性を維持していることはレッツノートの強みです。「薄さ」を売りにしているモバイルノートは、ディスプレイ側が薄くて持ち運ぶ際に不安な機種も多いですが、「レッツノートSR」は十分な厚さを残しています。液晶ディスプレイがこれだけしっかりしていれば、安心して持ち運んでモバイルワークができます。


レッツノートならではの機能性はそのままに、さらなる使いやすさを追求

「レッツノートSR」はワークシーンに馴染むデザインにこだわっているモデルですが、デザインに関してはいかがでしょうか?

戸田 プレミアムカーなどを中心にマット系のカラーリングはトレンドですが、「レッツノートSR」はブラック/カームグレイともにツヤを抑えているデザインが特色です。ギラギラしたメタリック感がなく、両方ともビジネスシーンに合うカラーだと思います。写真では分かりにくいかもしれませんが、以前のレッツノートシリーズと比べてみると全く違いますよね。いつもレッツノートは黒系を買うのですが、「SR」のカームグレイは個人的にも好きです。横から見ると配色がグレー・黒・グレーのサンドイッチになっており、積層になっている方が薄く見えるという特性をデザインに取り入れているのもいいですね。


精悍な印象の「レッツノートSR」ブラックモデル。
精悍な印象の「レッツノートSR」ブラックモデル。
シックで落ち着いた雰囲気を醸し出す「レッツノートSR」カームグレイモデル。
シックで落ち着いた雰囲気を醸し出す「レッツノートSR」カームグレイモデル。

 液晶ディスプレイの狭額縁デザインもそうですが、「レッツノートSR」の見た目がスマートなのは、キーボード横のスペースが狭いことも理由の一つでしょう。12型台のモバイルノートの場合、一つ一つのキーが小さくなって打ちにくい機種も多いですが、コンパクトボディでフルピッチキーを搭載していることは評価ポイントです。スリムなボディでありながら、打ち心地の良さを左右するキーストロークも2mmをキープしているため作業がしやすいですね。あとレッツノート独自のホイールパッドが大きくなった点も一つのポイントでしょう。特に二本の指で行うピンチ操作がしやすくなりました。


ギリギリまで削られたキーボード横のスペースがコンパクトボディに貢献。
ギリギリまで削られたキーボード横のスペースがコンパクトボディに貢献。
大型化されたホイールパッドは、画面の拡大縮小の操作(ピンチアウト/ピンチイン)がしやすい。
大型化されたホイールパッドは、画面の拡大縮小の操作(ピンチアウト/ピンチイン)がしやすい。

 合わせて強調したいのが、インターフェースに外部機器を接続した際の使いやすさです。これは使ってみないと実感しにくい部分ですが、使用頻度が高いUSBポートが手前にあるとケーブルを接続した時にマウスが使いにくいのですね。その点、「レッツノートSR」は、HDMIやUSBのポートがディスプレイ寄り(後ろ側)にあるので、外部モニターやマウスなどを接続して作業する際にもケーブルが両手に干渉することがなく、非常に使いやすい設計です。

 通常、薄いノートパソコンはインターフェースを極力減らしたり、キーボードの下から逃がしたりする設計をするケースも多いのですが、ポートをキーボードの真下に持ってくるだけでなく、5つもUSBポートを搭載しているのは機能美さえ感じるほどです。普通に見ているだけでは、当たり前に感じる部分かもしれませんが。

 また最近のビジネスにおいては、ホームページやSNSなどに動画をアップすることが宣伝・広報面では重要になってきていますが、動画編集のしやすさもパソコン選びのポイントになるのではないでしょうか。実際、私もYouTubeなどに動画をアップしていますが、「SR」にはフルサイズのSDカードスロットが入っている点は個人的にも嬉しいですね。4K動画などをデジカメで撮影して、SDカードに保存したデータをそのままパソコンに取り込み、編集作業がスムーズにできる点は非常に役立つと思います。


ディスプレイ側に寄せて配置された豊富なインターフェースが高ポイント。
ディスプレイ側に寄せて配置された豊富なインターフェースが高ポイント。

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