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ビジネスで活用できるモバイルノートの最適解 戸田覚が「レッツノートMX3」を徹底レビュー!

光学ドライブを搭載し、世界最軽量を実現(※)する新ハイブリッド・モバイル「レッツノートMX3」を戸田覚氏が徹底検証。ビジネスで活用するモバイルノートに求められるものとはなにか。戸田氏が注目する「レッツノートMX3」のポイント、そして魅力を詳しく伺った。
外出先でも十分快適に使えるキーボードを装備

ビジネス書作家・IT製品評論家。ビジネス書を中心に著書は累計100冊以上。「日経ベストPC+デジタル」「日経PC21」など、各IT系の媒体で連載を持つ。テレビやラジオ、講演などにも多数出演する。現在は、モバイルノートとして「レッツノートAX2」を愛用する。
2014年はWindows XPからの乗り換え需要が高まりますが、依然としてタブレットやスマートフォンの普及は進むでしょう。ワークスタイルの急速な変化を背景に、外出先でもクリエイティブな作業をするビジネスパーソンが増えています。それに伴って企業へのスマートデバイスの導入も進んでいますが、外出先でメールをチェックするだけならともかく、メールに添付された書類を確認する、お客さん宛に長文のビジネスメールを返信するとなるとやはりモバイルノートを使いたいところです。
まず「レッツノートMX3」の特徴となるのは高い入力性です。ひと昔前には「見るだけだからキーボードが打ちづらくても良い」というモバイルノートの選び方をする人もいましたが、今やそういった人たちはタブレットを買うわけです。モバイルノートにまず必要なのはしっかりとした打ちやすさを持つキーボードです。
最初に「レッツノートMX3」のキーボードを触った時、たわみがほとんどないことに驚きました。これほどしっかりしたキーボードを装備したモバイルノートはあまりありません。そして、堅い時に重要となるのがキーストロークです。堅くてストロークが浅いとちょっと打ちづらく感じるのですが、「レッツノートMX3」はストロークが2mmと非常に打ちやすいキーボードになっています。

サイズの制約上、どうしてもキー配列は100点と言えないので、多少慣れが必要にはなりますが、慣れてしまえば非常に打ちやすい、入力性の高いキーボードです。外出先でも十分快適に使うことができます。
紙とペンに近い筆記感を実現するスタイラスペンによる入力

そして、さらに外出先での入力性を高めるのがペン入力機能です。「レッツノートMX3」には本体に収納できるスタイラスペンが付属しています。
2014年はペン入力がトレンドになるのは間違いありません。紙のノートは無くなったら買わなければなりませんが、デジタルはクラウドに保存すれば何万冊も所持できます。紙は共有するのも大変ですが、デジタルなら簡単。テキスト化して検索することもできます。あらゆる面で「デジタル+手書き」は「紙+手書き」よりも優れています。今後は私自身もタブレット形態が活用できるWindowsのモバイルノートを買うのであれば、ペン入力がないものは買わないでしょう。

「紙+手書き」をデジタルに置き換えるためには、紙とペンに近い筆記感、つまり書き心地が必要ですが、「レッツノートMX3」はかなり紙に近い書き心地を実現しています。入力の遅れもあまりありません。一度使うとその素晴らしさが実感できるはずです。また、ペン先2mmという先細のペンで細い線が書けますので、書類のチェックやメモ、地図への書き込みなど、さまざまなシーンでの活用が考えられます。

それと、「レッツノートMX3」のペン入力で優れている点がもう1つあります。ペン入力の際には、画面の角度が重要です。手前下がりは書けますが、手前上がりは書きにくいわけです。「レッツノートMX3」はボディが完全にフラットなので、テーブルでMX3を囲んで、あるいはMX3を挟んでお客さんにちょっと書き込んで貰うといった時でも書き込みやすいです。
入力性の高さでもう1つ、特筆しておくべきなのは、タッチパッドにボタンがあるということです。最近のモバイルノートはタッチパッドにボタンが無いタイプが多いですが、意外に不便なのです。例えば、ボタンを押しながらタッチパッドを操作するといったような時には、ボタンがあることで使い勝手が飛躍的に向上します。また、ホールドのボタンもあって、カーソルが飛ぶのを防いでくれるのも嬉しい工夫です。
軽さを実現しながら利便性の高い光学ドライブを搭載
入力性の高さとともに求められるのがモバイル性ということになりますが、「レッツノートMX3」の重量は約1.198kg。最近は13型液晶搭載でも800gという製品もありますが、200~300gくらいの差であれば性能や使い方で我慢できます。つまり、800gで入力のしづらいモバイルノートと、1kgちょっとで入力がしやすいモバイルノートだったら、後者の方が断然良いということです。
「レッツノートMX3」の大きな特徴が、この高いモバイル性を維持したままに光学ドライブを搭載しているという点です。つまり、光学ドライブがあるから1.5kg~1.6kgのモバイルノートでも我慢するという選び方をしなくても良いのです。光学ドライブのためだけに重いモバイルノートを日常的に持ち歩くというのはナンセンスです。

最近は家や会社にデスクトップ型のメインマシンが無いという人も多くなっています。しかし、やはり1台は光学ドライブを搭載したパソコンがないと、なにかと不便になるというケースは依然としてあります。先日、とある仕事で容量の大きいデータのやり取りが発生したのですが、そのデータはCD-ROMに焼かれていました。このような時に「アップロードしていただけませんか」と仕事では言いにくいですよね。
小さなファイルのやり取りならメールやクラウドストレージを利用しても良いでしょうが、大事なのは写真やビデオなど大きなファイルの受け渡しです。そうした場面でCDやDVDのデータが読めるというのは大事なことですし、逆に、データをCDやDVDに焼いて渡せるというのも大きなメリットです。光学ドライブはほとんど使わなくても同じ軽さで済むのならあった方が絶対良いですよ。
ドライブの配置もよく考えられていて、スロットが手前にスライドするタイプになっています。横にドライブがスライドするというモバイルノートもありますが、新幹線などで利用する際にドライブが横に飛び出したりするとぶつかって壊れたりとか、色々困ることになりかねません。手前にスライドするタイプが一番安全です。操作のためのボタンも押しやすい位置にあります。
モバイルノートに求められる要素を高いレベルで備える

入力性やモバイル性の高さ以外にも「レッツノートMX3」はモバイルノートに求められる要素を高いレベルで満たしています。最新のCPUを搭載し、記憶装置にはSSD。耐久性の高いボディに、約15時間という長時間駆動。5年、6年と長く使い続けられるモバイルノートになっています。その他に私が気に入った点をいくつか見ていきましょう。
液晶ディスプレイは12.5型で、解像度はフルHD(1920×1080ピクセル)。この12.5型というサイズが非常に絶妙で、ほぼA4サイズです。A4用紙が入れられるケースや書類入れにもピッタリ収まるサイズです。このサイズの利便性はおそらく買ってから気付くという方が多いと思います。このピッタリA4サイズというのはビジネスで活用するモバイルノートの最適解の1つだと思います。

各種コネクタ類は右側に集中しています。これは繋ぎやすく、非常に使い勝手の良い配置です。それに、アナログVGA出力の接続端子も装備されています。いまだにプロジェクタはVGAのみという企業も多いです。最近は接続端子がHDMIのみというモバイルノートも多いですが、「レッツノートMX3」なら問題なくプロジェクタを活用することができます。このサイズとこの薄さにして拡張性は完璧と言っても過言ではないでしょう。
ビジネスに活用するモバイルノートにとって重要なのはバランスです。昔は「とにかく軽ければいい」とか「バッテリーが保てば重くてもいい」ということもありましたが、タブレットが500gで10時間稼働という時代にパソコンだけが5時間稼働で良いのかという話です。重さ、稼働時間、使い勝手、全てをある程度のレベルでクリアしないとダメで、そう考えた時に「レッツノートMX3」は非常にバランスが取れたモバイルノートです。

私はなにがなんでもモバイルノートを勧めるというつもりはありません。ですが、最近はタブレットでは十分ではないという用途にもタブレットを買ってしまうというビジネスパーソンが多いような気がします。重要なのは、何をするかということを考えて選択するということです。頻繁にメールや書類作成などの文字入力を行う、あるいは、外出先でもクリエイティブにモバイルノートを活用したいというビジネスパーソンにとって「レッツノートMX3」はとても魅力的なモバイルノートと言えると思います。






