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ビジネスモバイル最強化計画

レッツノート/タフパッドで企業力UP !最新モバイル活用シーン・事例を完全網羅!

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特集2019年8月30日公開

大切なツールだからこそユーザーに寄り添ってより良いものを届ける

「手作りレッツノート工房」に見るパナソニックのものづくりへのこだわりレッツ

夏の強い日差しに包まれた8月3日土曜日の朝、パナソニックの神戸工場には全国から150名近くの親子たちが集まっていた。「手作りレッツノート工房2019」に参加する生徒とその同伴者である。毎年夏に開催されるこの恒例のイベントは今回で19回目となる。最新のレッツノートを自らの手で組み立て、自分のものにできるこのイベントは大好評で、今回の応募倍率は6倍を超えた。このイベントからは、パナソニックのものづくりへのこだわりや顧客と向き合う姿勢が伝わってきた。

「手作りレッツノート工房2019」開校!

 朝9時30分。パナソニックの神戸工場の3階では「手作りレッツノート工房2019」の開校式が行われた。今回、手作りレッツノート工房2019(以下、レッツノート工房)では、応募対象である小学4年生から高校3年生の計50名が全国から参加。応募総数313件、6.22倍という高い倍率を厳正な抽選の結果くぐり抜けて当選した人たちだ。同伴者を入れると約150名がこの神戸工場に集まった。その参加者を160名のパナソニックの従業員が出迎え、サポートしている。

レッツノート工房の会場となったパナソニック コネクティッドソリューションズ社 モバイルソリューションズ事業部の神戸工場。新神戸駅から神戸市営地下鉄西神・山手線で終点となる西神中央駅へ約30分、そこからタクシーで約5分の場所に位置し、多くの工場が立ち並ぶ工業地帯一角に工場を構えている。
レッツノート工房の会場となったパナソニック コネクティッドソリューションズ社 モバイルソリューションズ事業部の神戸工場。新神戸駅から神戸市営地下鉄西神・山手線で終点となる西神中央駅へ約30分、そこからタクシーで約5分の場所に位置し、多くの工場が立ち並ぶ工業地帯一角に工場を構えている。

 参加者の目的は、自分だけのレッツノートを自らの手で組み立てることだ。参加者は、事前に製作モデルや天板、ホイールパッド、キーボードなどの仕様を選択して本番に臨んでいる。

 このイベントは2002年に始まり、今回で19回目を迎える。当初は年2回開催されることもあったというが、現在は基本的に年1回のペースで開催されている。神戸工場でレッツノートを生産する従業員を中心に、同社の従業員だけで運営される、その意味でも“手作り感”満載のイベントだ。

普段は食堂として使われている場所だが、開校式や閉校式の会場として使用された。前方の大型スクリーンに向かって50名の生徒たちがテーブル席に付き、後方にはその父親や母親など同伴者が着席している。
普段は食堂として使われている場所だが、開校式や閉校式の会場として使用された。前方の大型スクリーンに向かって50名の生徒たちがテーブル席に付き、後方にはその父親や母親など同伴者が着席している。

 開校式の挨拶に立った、今回のレッツノート工房の理事長を務める、同社 モバイルソリューションズ事業部長の坂元寛明氏は「社会に出るとパソコンは必ず必要になります。今日のイベントでもっと興味を持ってもらいたい」とイベントの目的を述べるとともに「同時にご家族と一緒に楽しい時間を過ごしてください、従業員一同でサポートします」と話した。

今回のレッツノート工房の理事長を務めた、パナソニック株式会社 執行役員 コネクティッドソリューションズ社 副社長 モバイルソリューションズ事業部長 坂元 寛明氏。
今回のレッツノート工房の理事長を務めた、パナソニック株式会社 執行役員 コネクティッドソリューションズ社 副社長 モバイルソリューションズ事業部長 坂元 寛明氏。

 この開校式からも参加者に対する同社の気遣いが感じられた。それを象徴したのが、従業員によるコミカルな寸劇だ。寸劇では即席のパソコン教室が展開され、軽量、長時間、頑丈というレッツノートの特徴の解説や、これから組み込むマザーボードやファン、光学式ドライブといった構成部品とその役割が紹介されていく。参加者の緊張感をほぐしながら、知識も伝えるのが、寸劇の目的だ。

やや緊張している参加者の前に、バック・トゥ・ザ・フューチャーのブラウン博士を彷彿させる“レッツ博士”が登場し、自らが作り出した“ロボ助”、“ロボP”というロボットたちを呼び寄せる。博士は勿論、ロボットの着ぐるみに入っているのも同社の従業員たちだ(左)。最後に全員で「レッツノート」という掛け声をかけて寸劇は終了し、組み立て会場への移動が開始された(右)。
やや緊張している参加者の前に、バック・トゥ・ザ・フューチャーのブラウン博士を彷彿させる“レッツ博士”が登場し、自らが作り出した“ロボ助”、“ロボP”というロボットたちを呼び寄せる。博士は勿論、ロボットの着ぐるみに入っているのも同社の従業員たちだ(左)。最後に全員で「レッツノート」という掛け声をかけて寸劇は終了し、組み立て会場への移動が開始された(右)。

工場の生産担当者が参加者をきめ細かくフォロー

 イベントでは参加者を緑、青、赤、黄の4つのチームに分け、その色のエプロンを着用。チームは年齢や身長などを考慮して構成される。チームが今日1日の行動の基本単位となり、チームごとに参加者が移動し、その後に、そのチームの同伴者が続く。この参加者と同伴者を組み合わせるのも気遣いの1つだろう。

 組み立て会場には、2人1台で組み立て用テーブルが割り当てられ、この組み立て用テーブルは実際に工場でのレッツノートの生産で使用されているもので、立ったまま作業する。

 今回、製作するのは2019夏モデルの発売となったばかりの「レッツノート SV8」で、パナソニックの直販サイト「Panasonic Store」のプレミアムエディション同等のモデルだ。最新の高速クアッドコアCPUである第8世代インテル®Core™ i7-8665U vProを搭載した12.1インチの高速・高性能マシンで、シルバーモデルとブラックモデルの2つの筐体のどちらかが選択できる。

参加者たちは、それぞれ決められた場所に立ち、参加者たちの間にはその組み立て用テーブルを受け持つ先生が立つ。先生は普段この工場で生産を担当している、いわば“レッツノートのプロ”だ。2人の生徒に1人のプロフェッショナルな先生がつく手厚いサポート体制だ。
参加者たちは、それぞれ決められた場所に立ち、参加者たちの間にはその組み立て用テーブルを受け持つ先生が立つ。先生は普段この工場で生産を担当している、いわば“レッツノートのプロ”だ。2人の生徒に1人のプロフェッショナルな先生がつく手厚いサポート体制だ。

 実際の組み立て作業は、前方に立った先生の指示のもとに進められる。先生役の従業員は作業の内容を説明しながら作業を進め、その様子が大画面に映し出される。参加者は先生の説明と作業の様子を理解した上で、作業に取り組み、それを先生役の従業員がサポートしていく。

台の上には、マザーボードやCPU、メモリーといったパーツが組み込まれたレッツノートのトップケースと言われる部分と、ネジや部品が入ったボックスとゴミ箱、ドライバーなどがセットされている(左)。手順書が用意され、わかりやすく丁寧な説明がされている(右)。
台の上には、マザーボードやCPU、メモリーといったパーツが組み込まれたレッツノートのトップケースと言われる部分と、ネジや部品が入ったボックスとゴミ箱、ドライバーなどがセットされている(左)。手順書が用意され、わかりやすく丁寧な説明がされている(右)。

 トップケースにLCDを取り付けるところから作業が始まり、その後各種ケーブルの接続へと続いていく。徹底して省スペースを追求しているレッツノートだけに、ケーブルの接続は簡単ではない。部品の間を縫うように配置していかなければならないし、ケーブルの種類もまちまちで太いものは曲げにくい。接続部分では表裏にも気を使う。

静電気防止のため手首にアースバンドを巻いて作業する(左)。参加者の表情は真剣そのものだ(右)。
静電気防止のため手首にアースバンドを巻いて作業する(左)。参加者の表情は真剣そのものだ(右)。

 作業を通して、ネジやケーブルが外れることを防ぐためにシールで固定しているなど、外に持ち出して使用するレッツノートだからこそ、衝撃でパーツが外れることを防ぐ工夫がしっかりされていることが理解できる。

ネジやケーブルが外れることを防ぐために半透明のシールが貼られている。
ネジやケーブルが外れることを防ぐために半透明のシールが貼られている。
ご家族の同伴者たちも子供のところに自由に移動でき、手元を心配そうに覗き込んだり、ビデオで撮影する姿が見られ、親子一緒に参加できる雰囲気で、各家族ともにリラックスして組み立て作業が出来ていた。
ご家族の同伴者たちも子供のところに自由に移動でき、手元を心配そうに覗き込んだり、ビデオで撮影する姿が見られ、親子一緒に参加できる雰囲気で、各家族ともにリラックスして組み立て作業が出来ていた。

 先生も交えて和気あいあいと組み立て作業が進められ、バッテリーが装着された後に、最後の仕上げとしてテストが行われた。電源を入れると画面に「Panasonic」の文字が浮かび上がる。無事完成し達成感やうれしさからピースサインのポーズをとり、笑顔の参加者の表情が印象に残った。

全員無事に起動し、会場からは拍手が沸き起こる(左)。起動したレッツノートのカメラで顔を撮影する(右)。
全員無事に起動し、会場からは拍手が沸き起こる(左)。起動したレッツノートのカメラで顔を撮影する(右)。

 天板には標準色を含む5色に加えて、神戸の風景をデザインした工房限定のオリジナル天板が4色用意されている。またキーボードも標準色2色に加え、工房オリジナルカラーが4色用意された。工房オリジナル品は今回限定で、自分だけのカスタマイズレッツノートを手に入れることが出来るのも、このイベントの大きな魅力だろう。


手作りのレッツノートに感動!

 全国各地から参加者が集ったレッツノート工房。イベントに参加した理由や、レッツノートを自ら組み立て完成させた感想は?参加者の声を聞いてみよう。

 大阪から参加した中学1年生の女の子は「お父さんがこのイベントを見つけてくれて、当たったら行こう、と誘ってくれました。楽しそうだったので、当選した時はヤッターと思いました。小さな機械は触ったことなかったですけど、組み立て完成後のテストで花火が上がって、音が出たときは感動しました」と嬉しそうに話す。

 同伴したお父さんは「中学生になったので、パソコンも覚えて欲しいと思いました。夏の良い思い出になりました」と語る。

 京都から参加した小学5年生の男の子は、参加理由について「海や山に行って思い出をつくるのは当たり前すぎる。記憶に残る変わった体験をしたかったから」と大人びた回答。「パーツの組み合わせで思った以上に簡単にパソコンが作れることがわかりました。1つ1つのパーツの役割に無駄がなく、効率良く作られていました」と話し、「パナソニックは機械でものづくりをしているイメージがありましたが、手作りしていることに感動しました。手作りって楽しい」と話してくれた。

 同伴のお母さんは「私は仕事でもプライベートでもレッツノートを使っています。軽いのに丈夫で、電池が長持ちするところが気に入っています。子供もパソコンが好きで、今回参加しました」と話していた。

 東京から参加した高校2年生の彼女は厳正なる抽選をくぐり抜け、小学6年生、中学3年生のときに加えて、今回で3度目の参加になるという強運の持ち主だ。「パソコンの中が見られるのが面白い。部品が細かくてネジも多いが、テープでくっつけるとか軽さの秘密もわかってきます」と話す。

 IT関連の仕事をしているお父さんがレッツノートファンで「常に最新のモデルを知りたい」というのが参加の大きな動機になっているという。

※記事は執筆時の情報に基づいており、現状と異なる場合があります

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