特集

パナソニックとぴあ、「チケッティング電子化」で新たな取り組みを開始
サッカーJ1リーグの試合で実証実験も
実証実験では来場者全員のチケットを電子化

上席執行役員
東出 隆幸氏
ぴあの上席執行役員である東出隆幸氏は、新スタジアムサービスの実証実験について語った。
この実証実験は、11月24日にパナソニックスタジアム吹田で行われる、サッカーJ1リーグのガンバ大阪対V・ファーレン長崎戦において実施される。パナソニック、ぴあの両社に加え、大日本印刷、三井住友カードもパートナーとして参加する。
これまでのガンバ大阪の試合では、来場者の約57%が紙のチケットで入場している。今回の実証実験では、この紙チケット入場者に対して、非接触型のウェアラブルICを入れたリストバンド型の電子チケットを配布。すでにnanacoカードを使ったICカード年間パスや、QRを読み取るスマホチケットなどを利用している来場者と合わせて、約3万人を見込む来場者全員のチケットを電子化する。
来場者は、このリストバンドやICカード、スマートフォンを、入り口の端末にかざすだけで入場が可能。また、リストバンドを端末にかざすと、大型のディスプレイに座席へのルート案内も表示するシステムも導入予定だ。入場時の情報読み取り端末には、パナソニックの「タフパッド」を活用。片手で持ち運べる小型の端末なので、常設の大型機器を設置するような手間やコストもかからない。サッカーのようなスポーツイベントは屋外で行われることも多いため、強力な防水性能を備え、雨にも強い「タフパッド」利用のメリットは大きい。


さらにリストバンドには、スマートフォンを使ってクレジットカード等から、国際ブランドプリペイドへのチャージができるようになっている。スタジアム内での店舗では、リストバンドをかざすだけで飲食やグッズの購入が可能だ。現状、スタジアム内のショップや飲食店でのキャッシュレス決済は取り扱い件数で10〜20%程度に留まっており、リストバンドによる決済が増えることで、レジの混雑緩和につながることが期待される。

東出氏は「チケッティングは全てのお客様が必ず行う、主催者との最初のタッチポイント。これを電子化することで、お客様の様々なサービスの利用状況を、チケットという軸で把握することが可能になる。ぜひとも11月24日、多くの方にパナソニックスタジアム吹田にお越しいただきたい」と力を込めた。





