
吉澤 2011年11月発表の「ProLite X2377HDS-B」以降、23型、フルHD、そして画質に定評のあるIPSパネルを採用した良品質のワイド液晶が、2万円前後という普及価格帯を実現している点をご評価いただいているのだと思います。
下田 価格比較サイトでの好評価をいただいて嬉しく思いました。品質の確保と重要性を常に意識しています。
吉澤 開発担当者に厳しいリクエストを出していますが、いつもそれに応えてもらえた結果だと思います。
下田 ワールドワイドに展開しているので各国の安全規格をクリアする開発設計を行っています。また、品質管理のISO9001やISO14001環境マネジメントに基づく体制をとることで、高品質で安定した製品を作り続けるように、常に取り組んでいます。
吉澤 それは多くのお客様に「欲しい!」と思っていただける製品を作るということでもありますね。
下田 その通りです。そこがこだわりです。CRT開発技術の担当だった頃からのノウハウや、現在も技術者としての細やかなこだわりもありますが、より多くの方に安心して使い続けていただけるものを提供することが、メーカーとしての使命だと思っています。お客様の気持ちに応えるため、モニターが常に性能を100%発揮できるよう、開発時には注意を払い、厳しい検査も行っています。高温寿命試験では室温40度の高温環境下で販売終了以降も動作試験を継続することで長期使用でも異常が無いことを確認しています。また、さまざまな環境試験を実施し、マイナス20度から60度までの環境変化による劣化状況のテストを実施しています。特に重要な電源回路に使う電子部品は信頼性の高い日本製に統一化を推進しています。すべてはお客様に、安心して、長く安全に使い続けていただくために重視している私たちの設計品質の一例です。
(左)気温40度の室内で、延々と画面表示を続け、加速試験を実施。すでに販売を終了したモデルも、試験を続ける。(右)この恒温槽等の環境試験装置を用いてチェック。マイナス20度から60度まで温度を変化させた高温低温放置試験や温度サイクル試験、低温高温動作試験等を実施し、異常・劣化がないことを確認。

吉澤 当社でモニターを担当するiiyama事業部は、1973年創業の飯山電機という名称でブラウン管のテレビやモニターを作っていた会社が前身です。下田さんも、古くから技術面に携わっていますよね。
下田 専業メーカーとして、経験を重ねてきたことは大きな財産になっています。そして、マウスコンピューターの一翼を担うようになってからは、PCの最新チップやグラフィックカード情報をより早く得られることで、設計段階でテストが可能なためタイムリーに製品へのフィードバックができます。パソコンの開発陣も近くにいるので、最新情報の共有もスムーズにできます。
吉澤 モニターという常にお客様のすぐ目の前にある製品ならではの開発的こだわりがありますよね。
下田 モニターは表示装置なので、明るさやコントラスト比、色味などが性能を測る指標になりますが、こういった設定値を、こだわって自分で微調整したいというお客様もいます。それを、簡単に調整できるようにオリジナルのカラー調整機能「i-Style Color」を、すべてのモニターに持たせています。
吉澤 使いやすさと言えば、ACアダプター不要で、電源ケーブルをそのまま差して使える設計も、ご好評いただいています。特に、「ProLite XB2483HSU」など、モニターが回転するタイプでは、特に重宝していただいています。
下田 ACアダプターだと小型で軽量なため取り扱いが雑にされやすくトラブルの要因になります。電源ですので特に注意が必要です。また、ケーブル類の配線の見た目も悪くなります。そのため電源内蔵化を進めております。

吉澤 学校向けには、画面を叩いても割れにくい表面硬度「8H」の硬化ガラス保護パネルを使った「ProLite PB1705S」があります。成長して座高が高くなったときのために、昇降機能も持たせています。工場のラインなどでも使用できるIP54防塵・防滴規格対応した、スタンドがフルフラットにできるタッチパネルの「ProLite T2234MC」なども用意しています。また、最近はベゼル部分が黒いモニターが一般的ですが、白いパソコンに合う、白モデルも用意しています。
下田 用途毎にユーザーニーズを考えた機能や性能に加え、環境と品質の強化をしている配慮が、法人のお客様からの支持を得ている理由の1つだと思います。
吉澤 これからも、これまでにない商品を提案していきたいですね。
下田 もちろんです。昨今のスマートフォンやタブレットPCが一般的になり、タッチパネルを触れる機会が日常化されておりますのでマルチタッチモニターのラインナップを充実させると共に通常のモニターの額縁をベゼルフリー化したモニターや4K2Kも視野にWQHD以上の高解像度モニターにもトライしていくことも考えております。ぜひご期待ください。

株式会社マウスコンピューター
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