カオナビ
ソリューション講演
タレントマネジメントシステムがもたらすもの
人的資本経営の課題解決や情報開示には、人材データの活用が不可欠だ。散在する情報を1カ所に集めて可視化する「タレントマネジメントシステム」への注目が集まっている。市場で高いシェアを持つ「カオナビ」を例に、タレントマネジメントシステムが提供する機能や効果について解説する。
カオナビ
アカウント本部
部長
後藤 秀臣 氏
人材育成の重要性が高まる一方で、「育成に関する情報が紙やエクセルで散在」「個別の育成に対応するための業務工数が急増」「育成状況の進捗が把握できていない」「学習効果を業務に発揮できていない」など、課題が山積している。人材情報を一元的に管理し、効果的に活用できるデータ基盤の導入が求められている。
カオナビ
アカウント本部
部長
後藤 秀臣 氏
「管理すべき人材情報には、『MUST』『CAN』『WILL』の3種類があります」と、カオナビの後藤氏は言う。「MUST」には、異動履歴や役職履歴、等級履歴、給与情報などが含まれる。「CAN」には、人事評価、360度評価、学歴・職歴、資格やスキルの情報などが含まれる。「WILL」には、キャリアプランや異動希望、面接情報、メンタル情報などが含まれる。
昨今、特に重要度を増しているのが「CAN」と「WILL」だ。これらの情報を、経営者や人事部門だけでなく現場にも展開し、日々の業務を通じて人材育成ができる環境を整えようとする企業が増えている。
例えば、研修のレポートや受講履歴を現場のマネージャーが閲覧できるようにし、新たな業務をアサインする際の参考にしてもらう。一方、人事部門は従来型の研修履歴だけでなく、一人ひとりの社員についてあらゆる育成状況を可視化し、モニタリングできるようにする。「情報を点で捉えるのではなく、つながりのある面で捉え、しかるべき人に必要な情報を提供することが求められている」と後藤氏は述べた。
データへのアクセスが可能でも、ある情報はラーニングマネジメントシステム、別な情報は基幹業務システムやエクセルシートなど、あちこちに分散していては活用が難しい。これを解決するのが、タレントマネジメントシステムだ。
組織内に散在しているデータを、タレントマネジメントシステムという1つのデータ基盤に集約する。必要な時に必要な情報を1つの画面で見られるようにしたうえで、様々な支援機能を駆使し、データに基づく意思決定を可能にする。これにより、人員育成や配置、抜てきなどをワンストップで解決できる環境が整う。カオナビが提供しているタレントマネジメントシステム「カオナビ」の機能を例に、タレントマネジメントシステムの果たす役割を説明した。
タレントマネジメントシステム「カオナビ」が提供する主な機能
ここで、後藤氏はタレントマネジメントシステム「カオナビ」のデモを見せながら、同製品の特徴を解説した。
社員一人ひとりの経歴、スキル、過去のプロジェクト、資格情報などの情報を、1つのダッシュボード上に集約して閲覧できる。過去の異動データを履歴で見たり、能力評価を自己評価や上司の評価などに重ねてチャート化することも可能だ。適性検査の機能を使って社員の性格診断を行い、タイプ別に比較して異動計画やコミュニケーションの誘発に利用できる。社員一人ひとりに開示する情報と、上司だけが見られる情報を分けるなど、閲覧権限の設定も細かくできる。
カオナビのダッシュボード。一人ひとりの社員にひもづくあらゆる人事情報を一覧できる
本人のスキル情報や自己目標、キャリアプランなどを把握したら、学ぶべき資質に合わせて研修やeラーニングをレコメンドできる機能もある。本人がアイコンをクリックすれば、すぐに動画コンテンツが始まるeラーニングのツールとして使うことも可能だ。学んだ後のテスト機能もあり、目標管理もできる。
適材適所の人員配置を、データに基づいて検討することができる機能もある。特定のポジションに求められる条件を入力すれば、適合率の高い候補者を絞り込むことも可能だ。デモでは、横軸に部署、縦軸に評価を取り、あるポジションの後継者を選定する様子を披露した。
様々なデータを集計し、設定に応じて統計を取る機能は、人的資本の改善サイクルを回していくうえで重要だ。統計データは、人事の課題設定や施策の検討に利用できる。
カオナビの大きな特徴は、多くの企業の人的資本データをまとめたサイト「人的資本データnavi ベータ版」に接続し、自社の状況を他社と比較できる点にある。組織規模や業種でフィルタリングし、比較、検討しながら目標設定や施策の議論ができる。
カオナビは2016年からタレントマネジメントシステムを提供し、利用企業は約3300社、8年連続で市場シェア1位(「ITR Market View:人材管理市場2023」)を続けている。大きな特徴は3つある。
1つ目は「カスタム自在な人材データベース」だ。1つの機能で複数の人事業務に対応でき、柔軟な設計で幅広い目的に使えるように設計されている。2つ目は、「マニュアル不要のユーザー画面」だ。ドラッグ&ドロップによる直感的な操作で、大抵の機能を使えるようにしてある。3つ目は「セキュアに情報共有するアクセス管理」だ。自社が設定したポリシーに合わせて詳細に設定できる。
またカオナビは、ISO30414が示す情報開示ガイドラインに沿った「人的資本テンプレート」を実装している。上場企業に義務付けられている開示項目や、多くの企業が優先的に対応すべき項目を、テンプレートに沿って集めることができる。用意されている項目に情報を入力すれば、人的資本の情報開示に使いたいデータやグラフを作成できる。
前出の「人的資本データnavi ベータ版」では、2300社以上の上場企業の開示情報がデータベース化されている。各社の女性管理職比率や男性の育児休業取得率、男女間賃金格差などの数値を、様々なグラフで可視化できる。従業員数別、業種別、エリア別など、必要な基準で絞り込むことができ、人的資本経営に関するKPI(重要業績評価指標)を設定する際に参考になる。「2023年11月にリリースして以来、非常に反響が良い。手応えを感じている」と後藤氏は述べた。
「タレントマネジメントのノウハウがすべて集まる場」というコンセプトで運営する独自のユーザーコミュニティー「カオナビキャンパス」では、カオナビのユーザー同士の交流やノウハウを共有するサービスを提供している。「コミュニティー」「コンテンツとサポート」「コンサルタント支援」の3つの機能を持つ。タレントマネジメントの取り組みはまだ始まったばかりで、正解がない。他社との交流を通じ、生きた事例を学ぶことが非常に重要になっている。「ユーザー以外の方が広く参加できるサービスもあり、タレントマネジメントに関する様々なノウハウを提供している無料セミナーも多数開催しているので、ぜひ参考にしてほしい」と述べ、後藤氏は講演を終えた。
カルビー
基調講演
6つの見直しでシステムを「使えるもの」に

カルビー
人事・総務本部
人財戦略部
加藤 雄一郎 氏

特別講演
2人のワーママ経営者が実践する働きやすい環境づくり

ブライトンパートナーズ
鈴木 誠一郎 氏
サムライウーマン
高原 友美 氏
VALLETTA Golf Club
藤井 ミサト 氏

プラスアルファ・コンサルティング
ソリューション講演
人材データを活用した科学的人事がもたらす効果とは?

プラスアルファ・コンサルティング
HRソリューション本部
副事業部長
守田 康明 氏

コミューン
ソリューション講演
社内コミュニティーを活性化させる最新ツール活用術

コミューン
Commune for Work責任者
髙原 颯起 氏

カオナビ
ソリューション講演
タレントマネジメントシステムがもたらすもの

カオナビ
アカウント本部
部長
後藤 秀臣 氏

oVice
ソリューション講演
バーチャルオフィスでハイブリッドワークを豊かに

oVice
COO(最高執行責任者)
田村 元 氏
