日経ビジネスオンラインスペシャル

2024.06.28

腕時計、新時代の選択肢
一覧

メーカーの成熟がもたらした
遊び心

CHANEL シャネル

J12 クチュール

いわゆる“万能時計”として完成の域にある「J12」。そのパッケージを崩さず、適度な遊び心を盛り込んだのが本作だ。ケース径は38mmだが、ラグが短く、時計が軽いため、男女問わず使いやすい。また、ゴールドインデックスをあしらったブラックの文字盤は、視認性も十分以上だ。

自動巻き、セラミック×SSケース、径38mm、数量限定。158万4000円

2000年に発表された「J12」は、セラミック素材を時計業界に普及させた立役者。19年にはケニッシ製の高精度なムーブメントを搭載して、時計としての基礎体力を大きく高めた。そんなシャネルは今年、メゾンの原点ともいえるクチュールの世界観をJ12に投影した。その好例が「J12 クチュール」だ。一見普通のJ12に見えるが、ベゼルにはメジャーが、秒針には縫い針が、そして時分針にはハサミのディテールが盛り込まれている。注目したいのが、ハサミに置き換わった時分針だ。トルクの管理が厳密な機械式時計では、針の重量バランスを変えるのは禁忌とされている。それにあえて取り組み、実現できたのは時計メーカーとしての成熟があればこそ。明らかにシャネルファンを意識した新作だが、その遊び心は、ひねりが好きなビジネスパーソンの腕にも映えるに違いない。

お問い合わせ:
シャネル(カスタマーケア) 
TEL.0120-525-519

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