特集2017年6月6日公開
ワークスタイルを革新する“徹底”手書き活用術レッツ

ここにきてペンで手書き入力ができる2in1のモバイルPCが増えているものの、実際、仕事をする上で手書きを活用している人はまだ少数派だろう。しかし、一度試してみると本当に便利。パソコンを使う上での新たな生産性向上のカギは手書きにあると断言したくなるほどだ。そこで今回は、パソコン評論の第一人者で、日頃から手書き入力にこだわり抜いている戸田覚氏に、パナソニックの液晶着脱式タブレットモバイルPC「レッツノートXZ6」を用いて、最先端のデジタル手書き活用術を徹底指南してもらおう。
紙のノートに書いた記録を10年後見つけられますか?
仕事の記録というのは、一般的には会社から給料をもらっている時間の中で書いているものです。となると効率的でないといけないし、ましてや書いた記録を保存していないというのは理解に苦しみます。1年前の打ち合わせのメモや5年前のプレゼンシートだって必要になる時が来るかもしれない。「10年前に取材した人が社長になったけど、その時の部下は誰だっけ?」みたいに確認したくなることもあり得るわけですよ。そんな時、紙のノートに書いたものを見つけられるかというと無理でしょう? 昔は紙とペンしかなかったから仕方ないですが、デジタルの時代には、我々のライフタイムの全データだって残せる。なぜそうしようと思わないんだろう? と逆に不思議になります。

デジタルの手書きを活用するメリットとは?
書いたものをデータ化すると、記録として保存しておくだけでなく、他の人とシェアもできます。会議を休んだ人や取材に来なかった人にも手軽に渡せるんですね。そこまでは紙をスキャンするのと同じです。
では、デジタルの手書きにすると何がいいの? というと、まずいいのは「消せる」ことです。ノートにボールペンでメモを取っている人を見ると、グチャグチャと塗り潰して消しているんですね。シャープペンシルで書いても消しゴムのカスが出ますし。でも、デジタルならキレイに消せます。
企画書作成などで図形を書く際も、デジタルなら1つ書いてコピーすればいいので、大幅な時短になります。また、ホワイトボードを写真に撮って、その画像に手書きで書き込むこともできる。録音しながらメモを取り、音声とメモを同期させて聴きたい部分をすぐに探すことも可能です。

さらに、手書きしたものを含め、あらゆるデータをデジタル化してクラウドやNAS(ネットワークHDD)にアップしておけば、パソコンだけでなく、タブレットやスマホでもいつでもどこでも参照できる。僕の場合、何年前に書いたものでも、全てのノートをクラウドにアップしてあるので、それらを常に持ち歩いているのと同じです。
こういうメリットを知ってしまうと、もう紙のノートには戻れません。これまではキーボードでメモを取るのが嫌だからパソコンを使わない、という人もたくさんいました。けれども今やほとんど紙にペンで書くのと変わらない感覚で、デジタルで手書きができる。紙のノートを使うメリットが何もないところにまで来ています。あと数年で、みんなデジタルでの手書きに移行し、それが新しいワークスタイルになるでしょうし、また、そうならなくてはいけないとも感じます。

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