活用事例

スキー場の安全を守るパトロール隊員の任務を支援する“頑丈タブレット”活用
マイナス20度でも安定稼働する「タフパッドFZ-E1」を評価
パナソニックの「タフパッド」は、耐衝撃・耐振動・防塵・防滴性能に優れた頑丈タブレットである。中でも5型の「タフパッドFZ-E1」はGPSを搭載しており、公衆網による音声通話やLTE回線によるデータ通信も行えるユニークなモデルだ。長谷川氏はパトロール隊の実務における同製品の活用に大きな可能性を感じている。
長谷川氏がまず評価したのは、寒冷地に強い点だ。タフパッドFZ-E1はマイナス20度の低温でも動作する耐環境性能を備えている。しかも、一般的にバッテリーは低温環境では能力が低下し、稼働時間が短縮してしまうが、タフパッドFZ-E1はヒーターを内蔵しており、バッテリーを暖めることで駆動時間の減少を防ぐ仕組みも持ち合わせている。


「Hakuba47ではシーズン中、気温はマイナス15度あたりまで冷え込む時間帯も少なくありません。このタフパッドはそういったパトロールの厳しい現場でも確実に使え、なおかつ、バッテリーが長持ちするのが頼もしいですね」(長谷川氏)
手袋をはめたまま操作ができるタッチパネルや頑丈さについても、長谷川氏は「パトロール中はスキーにせよスノーモービルにせよ、必ず手袋をはめます。操作するのに、いちいち手袋を外さずに済むのがよいですね。また、現場で忙しい時はタブレットをスキーやスノーモービルにぶつけてしまうことも十分想定されますが、タフパッドは頑丈なので安心して使えます」と評価する。
GPSやネット接続機能が隊員の活動をサポート


タフパッドFZ-E1の機能に関しては、まずはGPSに有効性を見いだした。「傷病者がいる場所を知らせたり駆け付けたりする際に、GPSと地図アプリがあれば正確に位置を特定できます。例えばコースを熟知していない経験の浅い隊員でも、トラブルの場合も、より確実に対応できるようになるでしょう」と長谷川氏は語る。
ドコモのLTE網を利用したネット接続(※)は、たとえばリフトやゴンドラで移動中に、気象予報のWebサイトで最新の気象情報を調べ、他の隊員へ指示を出すなどの活用が可能。公衆網による音声通話については、ゲレンデ外の人や施設から隊員へのホットラインや、無線のバックアップとしての通話手段などの活用が考えられる。
※ネット接続・音声通話にはドコモのネットワークに対応したSIMカード契約が必要。
内蔵カメラとマイクは写真や動画による現場の記録にも役立つ。「たとえば、コース内で傷病者が発生した場合、現場に駆け付けた新人隊員と他の場所や待機場所にいるベテラン隊員たちが動画と音声でやり取りし、状況を伝えたり適切な処置を指示したりするのに有効でしょう。また事故やトラブルが起きた際の状況などを、より正確で具体的な記録として残しておけます。その情報を共有することで、再発防止対策や隊員の教育などに活かせるでしょう。また、事後処理の証跡としても使えます」と長谷川氏は話す。

外国人客との意思疎通のツールとしても期待
近年Hakuba47では外国人の利用客が急増。それゆえ、パトロール隊員が英語をはじめ外国語でコミュニケーションしなければならない機会も増えている。長谷川氏はそのサポートにもタフパッドFZ-E1が有効だと考えている。
「翻訳アプリを利用すれば、外国語が堪能でない隊員でも、外国人のお客様とより容易に意思疎通が図れるでしょう。特に外国人のお客様が傷病などのトラブルに遭遇した際、搬送などの処置や段取りを正確に説明できれば、より安心してもらえます。今後、同時通訳が可能なアプリケーションが開発されたら、もっと円滑に意思疎通できると思うので大いに期待しています」(長谷川氏)
取材の最後、長谷川氏は今後について「私たちはお客様に当スキー場をより安全に楽しんでいただくために、隊員の資質向上や隊の連携強化などを継続的に取り組んでいます。これからはその取り組みに、タフパッドFZ-E1のようなICT活用を検討していきたいと考えています」と展望を語った。






