活用事例

生産性向上に向けたプロセス改革とタフパッド活用

2015年の「ビジネスモバイル最強化計画」では、特に法人活用の情報発信を強化していく。今回は、製造業、流通・小売業の生産性向上やコスト削減に詳しい、しくみカイゼン研究所 若井吉樹氏に、現場カイゼンのポイントや注意点とあわせ、パナソニックの頑丈タブレット「タフパッド」シリーズのカイゼンへの活用の可能性を訊いた。徹底した効率化などによる現場の“カイゼン”は、日本企業が長年得意とするところだ。そのカイゼンをタフパッドはどのように支援できるのだろうか。
現場カイゼンで在庫削減などを実現、過度な効率化は逆効果なので注意
“重複する作業をひとつにまとめる”などの効率化は、どんな企業にとっても重要かつ基本となる取り組みであり、さまざまな業務で日々実践されている。とりわけ、製造業における工場や、流通・小売業における倉庫は、その企業によってコア中のコアと称しても良いほど重要な現場だ。

代表取締役
若井吉樹氏
これまでに数多くの製造業や流通・小売業などの現場で効率化をコンサルティングしてきた、株式会社しくみカイゼン研究所 代表取締役 若井吉樹氏は次のように語る。
「工場や倉庫といった現場の効率化は、生産性向上やコスト削減などのメリットをもたらし、在庫削減やリードタイム短縮などの経営メリットにも直結します。効率化を実現するには、作業手順やモノの配置の最適化をはじめ、あらゆる角度からの“カイゼン”を積み重ねていくことが必要です」
若井氏は同時に、効率化は現場カイゼンの大きな柱ではあるが、過度な効率化への警鐘を鳴らす。
「工場で工程毎に極限まで効率化していくと大抵、各工程の速度に大きなばらつきが生じる結果となります。すると、遅い工程の前に中間品の在庫がたまってしまい、カイゼンどころか逆効果になります。効率化のポイントは、工場や倉庫全体でのモノの流れをいかにスムーズにできるかであり、そのための効率化です。部分最適で過度な効率化を行ってしまわないよう注意が必要です」
カイゼン活動をITで支援、タブレットの有効活用も広がる
効率化を軸とする現場のカイゼンは、ITを適切に活用できればより加速できる。ただし、やみくもにIT化をしても、望むような結果は得られないと若井氏は強調する。

「生産管理システムなどを単に導入しただけでは、投資に見合った効果はまず得られません。カイゼンの主役はITではなく、あくまで定置・定品の徹底など、ムリ・ムラ・ムダを省く効率化や、業務の仕組みの最適化などのプロセス改革です。その活動に寄り添うかたちでITを導入することが肝要なのです」
適切なIT導入を前提とする現場の効率化を実施するための具体的な手段はいくつかあるが、有効なツールのひとつがタブレットだ。近年はさまざまな現場で、利用が広まりつつある。
「たとえば、倉庫で製品を出庫したら、在庫データをその場ですぐにタブレットに入力する。事務所に戻ってから在庫管理システムに入力しなくても済むため、変更し忘れのミスを防げるなどのカイゼン効果を得られます」





