活用事例

Vプレミアリーグ男子強豪チームの戦いをタフなボディとデータ活用で支える「タフパッド」

パナソニック パンサーズは、Vプレミアリーグで常に優勝争いに加わる強豪男子バレーボールチームだ。多くの選手が全日本チームで活躍し、チームとしても2013年世界クラブ選手権に主催者推薦で出場するなど、日本のみならず世界を相手に戦っている。そのパンサーズの戦いを陰で支える重要な要素の一つが、データ分析だ。そして、ボールが飛び交い、汗やドリンクが飛び散るコート脇のベンチで、安心してデータを確認するために活躍しているのが頑丈タブレット「タフパッド」である。2014年Vプレミアリーグが始まる直前の11月、今季からパンサーズを率いる川村慎二監督と、アナリストの行武広貴氏にパンサーズにおけるデータ活用と「タフパッド」について話を訊いた。
データ分析を駆使した練習と試合が現在のバレーボールの常識

企業スポーツセンター
バレーボール部 監督
川村慎二氏
多くのスポーツ競技の最前線でデータ分析が欠かせないのと同様、現在のバレーボールもデータ分析なしに戦うことができないほど、データの重要性が高まっている。たとえば、Vプレミアリーグ開催中の試合は、各チームが自チームのデータを共用サーバーにアップしており、相互に利用可能。試合直前には、データに基づいて対戦相手を想定した練習に集中するなど、データを駆使した練習と試合が当たり前となっている。データの重要性について川村監督は、「もちろん、試合はデータだけでは勝てませんが、どこに何%の確率で打つといったデータがわかれば、どんなにすごい相手選手に対しても対策を練ることができます」と語る。

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バレーボール部 アナリスト
行武広貴氏
Vプレミアリーグの各チームには、情報収集と分析を担うアナリストがおり、監督やコーチ、選手たちが活用できる形にデータを日々整備している。パンサーズのアナリストである行武氏はデータ活用について、「もちろんデータがなくても、勝てる時は勝てます。ただ、現在のルールではあっという間に点が入ってしまうので、簡単に差が開いてしまう。男子バレーでは一度差が付くと追いつくのはかなり大変ですが、データがあれば守りを固められるので、大差を付けられることを防ぐことができます。また、選手は感覚でプレーしているので、それを客観視してもらうためにもデータは有効です」と語る。
複数台の「レッツノート」を利用し選手の動きを細かく記録


試合中のデータ収集は、行武氏が自チームの動きがよく見えるコート背後のスタンドに陣取って行う。ビデオカメラと「レッツノート」を接続し、映像を「レッツノート」に保存。同時に目の前の選手の動きを見ながら、瞬時に何が起こったかを判断し、別の「レッツノート」に特殊なコードで記録していく。入力するデータは、誰が、どこで何を行ったか。場所に関しては、コートを9分割しその中をさらに4分割して記録。動きは、たとえばトスなら高いか低いか、その時のローテーションまで記録している。
バレーボールの分析ソフトは、「データバレー」というWindowsアプリケーションがほぼ世界標準となっており、パンサーズでもこのソフトを利用。収集したデータを分析し、特定の選手のプレーの成功率などを確認できる。なお、アプリケーションは同じでも、入力するコードはチームごとに独自の工夫があるという。
「相手チームからもらったデータも、すべて自分の目で映像を見て、コードを打ち直します。コードを一括変換することもできますが、やはりより多くの試合映像を見たいので、全部打ち直しています」(行武氏)






