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それではナカラ港を取材してみましょう。ナカラ港ディレクターのアゴスティニョ ランガさんにお話をうかがいます。

池上

こちらのナカラ港ではどんな開発を行っているんですか?

ランガ

ナカラ港を開発しているのは、北部開発回廊(CDN)という公的組織です。このナカラ港を国際貿易にふさわしい規模に開発し、200キロ離れた地域の中核都市ナンプラまでつながっている鉄道と道路を増強し、隣国のマラウイまで伸ばして、物流のインフラを整え、地域経済を一気に活性化しようというわけです。

2005年1月からプロジェクトがスタートし、2020年までの15年間で第1回目が終了、続けて次の15年のプロジェクトが再びスタートする、という契約になっています。

池上

ナカラ港は、モザンビークにとってどんな位置づけですか?

ランガ

南部の首都マプト、中部のベイラに次ぐ国内三番目の規模の港です。ナカラの潜在力はダントツです。隣国で内陸国のマラウイやザンビアの貨物も一手に扱える位置にあり、ナンプラの近辺では農業開発プロジェクトも始動しているため、非常に多くの貨物を扱うことができるようになります。

池上

そうなると、港の荷裁き能力をかなり増強する必要がありそうですね。

ランガ

現在はコンテナ数で年間7万5000個、トン数で同120万トンをさばいています。ただし最大量は約10万個で、JICAと政府の協力を受けて、コンテナターミナルの増強やクレーンの増強を行い、2020年には、年間25万個600万トンと、現在の3倍以上の荷裁き能力を有する港に変身させるつもりです。JICAには、技術協力、無償援助、円借款の3つの協力をあおいでいます。

池上

日本からはどんな技術協力を?

ランガ

港湾管理に必要なさまざまなマネジメント技術を2012年から3年間、JICAの専門家に教わっています。

池上

ナカラ港の輸出入、それぞれの主な取引先国について教えてください。

ランガ

まず、輸出ですが、1位が中国、2位がインド、3位がヨーロッパですね。中国向けは木材が中心です。あとは金属スクラップ、バナナです。インド向けは、長粒米をはじめとする穀類。それからグリーンピースやゴマ、ナッツといった農作物ですね。ヨーロッパ向けは砂糖、綿花、グラウンドナッツが中心です。輸入も中国がダントツですね。あとはアジア各国からの荷物が多いです。

池上

現時点での悩みは?

ランガ

今の荷裁き能力は7万5000個/年なのに、実際は10万個/年の数のコンテナが押し寄せてきているので、港の外のターミナルや空きの倉庫に一時格納して対応しています。コンテナヤードを拡充し、余裕を持って荷裁きができるようにしなければなりません。

そのためには、このコンテナターミナルをストックの場所としてコンテナを溜め込むのではなく、フローのサービス水準を上げて、コンテナが次から次へと運び出されたり即座に船に積まれたりするよう、荷裁きの仕組みを改善させる必要があります。

池上

ナカラ港のライバルはどこになりますか? 同じ国内のベイラ? 首都マプト? あるいは隣国のタンザニアのダルエスサラム港?

ランガ

ナカラは民営化された港なので、強い競争心を持って経営を行っています。近年はすでに開発が進んでいるケニアのモンバサや、首都マプトの港は、いまの時点で荷裁き量が限界に達しています。ということは私たちナカラにチャンスがある、というわけです。

池上

港に降り立ってみると今まさにコンテナターミナルの拡充などを行っていますね。

ランガ

こちらの港は90年代に一度、巨大なサイクロンが上陸し、壊滅的な被害にあいました。いまは港湾部の浅くなったところを浚渫して深くし、その土砂を埋立に活用しながらターミナルの面積を広げようとしています。3ヘクタール拡充するつもりです。鉱物や穀類用の専用のターミナルも設ける予定です。

池上

モザンビークの農業が成長して、近い将来、ここから日本へ農作物が輸出される時代が来るといいですね。

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