ジョーシス 株式会社
Sales Manager
堀尾 太一氏
コロナ禍におけるリモートワークの浸透やDXの加速を背景に、企業・組織におけるITデバイスやSaaSの利用が急速に拡大した。しかし、この大きな変化はITガバナンスに多大な負の影響をもたらしている。増え続けるSaaSやITデバイスを組織が管理しきれず、こぼれた部分がセキュリティーホールになっているのだ。
実際、ニュースでは様々な情報漏洩事件が日々報道されている。例えば、退職した社員による機密情報の侵害や、個人情報の持ち出しといったケースはITガバナンスが低下していることの裏付けといえるだろう。「もちろん、すべての事故がSaaSやITデバイスの利用拡大と関係しているとは言い切れませんが、無関係ではないと当社は考えています」とジョーシスの堀尾 太一氏は指摘する。
それでは、企業側は急増したITデバイスやSaaSをどのように扱っているのだろうか。これについてジョーシスは、大小様々な企業1000社に対してアンケート調査を実施した
※1。そこで見えてきたのは、「SaaSの種類が10を超えると、半数以下の企業で一元管理できなくなる」という事実だったという。
「中でも衝撃的だったのは、自社が何種類のSaaSを使っているのか把握できていない企業が全体の4割もあったことです。しかも、そのうち6割が『特に管理していない』と回答していました」と堀尾氏は言う。ITデバイスについても管理は十分といえず、1000台以上のITデバイスを保有する企業でさえ、その1/3はExcelベースでの管理にとどまっている実態が明らかになったという。
「ただ、幸いなことに、このままではいけないと考える企業は半数を超えていました。特に、コロナ禍を経てSaaS/ITデバイスの利用が増えた企業では、その9割近くがITガバナンスに課題を感じており、解決策を模索していることが見えてきました」と堀尾氏は語る。
※1 急増したSaaSとITデバイスに関する調査/2023年7月