
業務効率や生産性を最大化するためには、自社にマッチするIT開発プラットフォームの選択が重要だ。そのため、移行の際には、「現場でも使いやすいか」「部門横断でデータ利活用ができるか」「継続して使い続けられるか」といったポイントを検討しなければならない。こうした要件をすべてクリアできるのが、誰でもExcel 感覚で使えるノーコードWebアプリ開発プラットフォーム「Forguncy(フォーガンシー)」だ。その特長と実例が詳しく解説された。

近年、ローコード/ノーコードツールに注目が集まっている。しかし、新しい開発環境の導入が必ずしも成功するとは限らない。「今までと見た目や使用感が違うため、現場に定着しない」「一部をシステム化してみたが、既存のデータをうまくつなげることができず社内にデータが散在してしまう」「業務内容の変化に迅速に対応できない」といったことはその一例だ。
こうした落とし穴は、開発プラットフォームの移行時に発生しやすい。数あるリスクを回避して導入効果を最大限に高めるにはどうすればよいのか。それには「大きく3つのポイントがあります」とメシウスの古田 涼子氏は指摘する。
1つ目が「現場になじむシステムが構築できるか」だ。実現するためには、現場の業務知識を取り入れながら、IT担当者も現場側と意思疎通しやすい開発環境が必要となる。つまり、要件定義を行う際、双方が画面や機能の完成イメージを共有しながら、誰もが使いやすいアプリケーションを開発できることが、システムを定着させるためには望ましい。
2つ目が「既存データを活用できるか」だ。「仮に一部門で新たなシステムを内製したとしても、他の部署や基幹システムのデータと連携して活用する際に、連携の手段に限界があったり、ツール操作が属人化するようでは、データの散在や二重入力を招き、全体最適を図ることはできません」と古田氏。このため、部門横断型のデータ利活用ができる環境を想定しておく必要があるという。
最後に3つ目は「先々の業務に対応できる拡張性があるか」である。「例えばノーコードツールを導入して、必要とする情報の登録や閲覧といった一元管理ができる仕組みを作ったとしても、今度は登録前にチェックする仕組みを作りたい、たまったデータから帳票を出力したいといった要望が出ることがあります。その際にシステム側の標準機能で対応できないと、別途オプションの購入や、別のシステムを開発するようなケースが出てきます」と古田氏は指摘する。
こうした要件を念頭にメシウスが開発したのが、ノーコードWebアプリ開発ツール「Forguncy(フォーガンシー)」だ。Forguncyはアプリ開発に必須とされるプログラミングスキルが不要で、専門知識がなくても簡単にWebアプリを開発・運用できる。画面作成ツールはExcelと同じ操作性で思い通りに作成可能。完成までの時間を大幅に短縮し、現場からの要望に対応するアプリ開発や修正に迅速に対応できる。メシウスが1980年の設立から培ってきたソフトウエア開発の技術を生かして生まれた製品だという。
それでは先に挙げた3つのポイントに対し、Forguncyはどのような解決策を持つのか。
まず1つ目の「現場になじむシステム」という点では、Excelライクな開発画面がポイントとなる。「操作感もExcelと似ているため、IT担当者と現場ユーザーがExcelを共通言語に会話しながら開発と改善が行えます」と古田氏は話す。現場が使いやすい画面を自由に設計できるため、プラットフォーム移行後も現場に定着しやすいシステムを容易に作れるという。
ForguncyはExcelライクな一覧のほか、タブやツリーメニュー、グラフ、多段明細・繰り返しフォームまで、様々なレイアウト表現を標準機能で実装している
2つ目の「既存システムとデータ連携」についても、分散した既存資産を一元管理し、情報を可視化することが可能だ。例えば、製造部門の生産管理システム、営業部門の販売管理システムなど、部門ごとにシステムが管理されアクセス制限などが行われている場合、営業が顧客から在庫切れになっている製品がいつごろ納入される見込みなのかといった問い合わせを受けても、生産計画の情報にアクセスできないため即答できない。こうした場合もForguncyは内部にデータベース機能を持っているほか、AccessのようにSQL ServerやOracle Databaseといった外部データベースとの連携も可能なため、部門をまたいだデータの一元管理と部門別視点での閲覧が行える。
業務効率化や生産性向上のためには自社にマッチするプラットフォームの選択が重要だ。Forguncyは開発プラットフォーム移行時の課題を押さえ、継続的な全社DXを支援する
3つ目の「業務の拡張性」という点でも、標準機能が豊富なため業務変化や会社の固有業務にも対応しやすい。「例えば受発注管理では、基幹システムから顧客情報や在庫情報をForguncy側で抽出して受注情報を登録。一覧化したデータを基に帳票を作成し、登録完了したことを関係者へメールで周知させるような複雑な仕組みを作ることも可能です。まずは個別最適で、この部分から最適化してみよう、そこが上手くいったら次は全体最適にシフトしていこうといった活用範囲の拡大にも対応しやすく、お客様から高い評価をいただいています」(古田氏)。
こうしたメリットが評価され多くの実績もある。菓子・食品の製造販売業A社もその1つ。同社では、業務の効率化に向けRPAやワークフローシステムなどを導入していたが、データ転記や集約業務など一部手作業の紙・Excel業務については複雑なフォーマットのものが多く対応できていなかった。「仮に通常のWebシステムを構築しても、Excelで運用していたときと比べて入力しづらい環境となるため費用対効果が得られない」と悩んでいたという。しかしForguncyを導入することで複雑だったExcel業務のWebシステム化に成功。各営業担当者がExcelで管理していた顧客・商品群ごとの売り上げ見通しを全社で一元管理できる「販売見通し管理システム」を作成したという。「その際、全くITの経験がない工場の担当者の方が紙業務をアプリ化できたと伺っています」と古田氏は話す。
ここで紹介した機能以外にも、Forguncyにはグラフ機能、処理ロジック、管理機能、ワークフロー機能、オンプレミス形態、同時接続ライセンス制など、アプリ開発や運用に役立つ様々な機能や特長がある。90日間の無料評価版ダウンロードも用意されているので、まずは自社に合うかどうかを実際に試してみるのもいいだろう。
