
Webサイトの内製化を図る際、立ちはだかるのがデジタル人材不足の問題だ。この課題を解決すべくWix.comが提供しているのが「Wix エンタープライズ」である。プロジェクトの立ち上げから共同作業、サイトの公開、その後の管理・運用までクラウド上で一元的にサポートする。また、包括的なセキュリティー機能も提供することで管理者の負担を軽減。オンラインの重要性が増す時代の顧客接点高度化を支援している。

現在の企業にとって、Webサイトは顧客と直接つながり、エンゲージメントを高めるための重要なチャネルの1つになっている。それには、自社の経営方針にかかわる情報やキャンペーン、イベントをはじめとする新施策をタイムリーにWebサイトに反映・更新できる体制を整えることが重要だ。
そのような背景から、多くの企業がWebサイトの内製化を志向している。だが、これは簡単なことではない。最大のネックが人材不足だ。
「人材不足が大きな課題になっていることは、当社が行った調査※でも明らかでした」とWix.com Japanの城田 剛氏は話す。それによると、「Webサイトを内製化する際に、どんなことに課題を感じていますか?」という質問に対し、実に86%の企業が「デジタル人材の不足」と回答したのだ(図1)。
「Webサイトを内製化する際に、どんなことに課題を感じていますか?」という質問に対して、86%の企業が挙げたのが「デジタル人材の不足」という答えだ
「十分な人材を確保できない多くの企業は、Webサイトの制作・更新を外注したり、社内の一部のチームに任せたりしています。ところがその結果、外注費・維持費が高止まりしていたり、制作・更新作業に多くの時間を要したりする状態に陥っています。また、リソース不足でサイトを監視しきれなくなり、潜在的なセキュリティーリスクが高まっているケースも少なくありません」と城田氏は続ける。
※「 ウェブサイト内製化に関する調査」(2023年8月)/クロス・マーケティング、Wix
このような状況を受け、Wix.comが提供しているのが「Wix エンタープライズ」である。
これはエンタープライズ企業の様々なWeb制作ニーズに応える法人向けWeb制作ソリューション。プロジェクトの立ち上げからチームでの共同作業、サイトの公開、その後の管理・運用までをクラウド上で一元的に行える。
Wix エンタープライズは、ドラッグ&ドロップでサイトをデザインできるだけでなく、予約システム、オンライン決済、メルマガ配信、EC機能、CMS(コンテンツ管理システム)、アクセス解析など、幅広い業種やニーズに対応したビジネスソリューションを豊富に備えている。APIやシステム統合にも対応しており、問い合わせフォームやブログの作成もGUI上で数回クリックするだけで完結できる。「予約サイトや会員制サイトなども直感的な操作で作成できます」と城田氏は紹介する。
また、企業のWebサイトで重要になるのがセキュリティー対策だ。ここがおろそかだと、サイト改ざんや情報漏えいなどのサイバー攻撃被害を受けるリスクが高まる。これについてWix エンタープライズは、次の5つの機能による高度な備えを提供している(図2)。
企業のWebサイト運営において最も重要なことの1つがセキュリティー対策だ。Wix エンタープライズは、容易にリスク低減を図れる5つの機能を提供している
「1つ目は『IPアクセス制限』です。IPアドレスの許可リストを作成することで、外部からの不正なアクセスを遮断します。例えば社内限定サイトなど、特定のユーザーにのみアクセスを許可したい場合に有効です」と城田氏は説明する。
2つ目は「操作ログ」。Webサイト上でのユーザーの行動を記録・保管する。これにより誰が、いつ、どのような行動をとったかを随時確認できるほか、万一のインシデント発生時の原因究明にも活用することが可能だ。
3つ目は「シングルサインオン(SSO)」である。管理画面やWebサイトにログインする際、個別にID/パスワードを作成する必要はない。「I D/パスワードが増えると、管理が難しくなり、リスクの温床になりますがそのような事態を防げます」(城田氏)。
4つ目は「セキュリティーヘッダー」だ。自社のポリシーに即したセキュリティーヘッダーをWebサイトに追加することができる。
そして5つ目が「ルーティング」である。Wix エンタープライズで制作したWebサイトをサブディレクトリでプライマリドメインに接続できる。これにより例えば、全国に支店を展開している企業で、セキュリティー規定やSEO対策は統一してガバナンスを強化しつつ、個々のWebサイトの管理は支店に任せるといった柔軟な運営を実現できる。
「Wix エンタープライズは、日本以上に厳しい欧米のセキュリティー規定を満たした証明書を取得しています。データの暗号化や24時間体制のサイト監視はWix.com側で行うため、お客様が手間やコストをかける必要もありません」と城田氏は付け加える。
大手総合商社の双日は、Wix エンタープライズのユーザーの1社だ。
「双日様は、日本国内で複数のディーラーによる電気自動車の販売チャネルを有しており、個々に立ち上げたWebサイトの運営を、それぞれの支社に任せたいと考えていました。しかし、従来使っていたCMSは一定のIT知識が必要なもので、結局、更新が滞りがちな状況になってしまったのです」と城田氏は言う。
そこで双日は、高度なIT知識を持たない社員でも簡単にWebサイトを更新できるツールを模索し、Wix エンタープライズを採用した。また、大元のドメインを統一しつつ支社ごとにWebサイトを運営する必要性から、前述したルーティング機能も決め手になったという。
「それまで約2カ月を要していたWebサイトの制作期間は3週間に短縮されました。また、地域ごとのニーズを反映したWebサイトの更新も、支社ごとに頻繁に行われるようになりました」と城田氏は話す。
Webサイトを迅速に立ち上げ、タイムリーに更新していくことは、今後のビジネスにおいてますます重要になるだろう。手間とコストをかけず、迅速にそれを実現するWix エンタープライズは、顧客接点の高度化を目指すすべての企業にとって検討する価値のあるものといえそうだ。
