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ノーチラス・テクノロジーズ
リアルタイムにデータをつなぐ
次世代国産RDBに期待が高まる
2023年10月に公開されたRDB(リレーショナルデータベース)「Tsurugi(劔)」。新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成を受けながら開発が進められる国産のデータベース(DB)として注目を集める。書き込み性能に優れ、高速バッチ処理が可能。AIやレプリケーション(複製)といった領域にもメリットを提供する。
株式会社ノーチラス・テクノロジーズ
代表取締役会長
劔"Tsurugi"開発責任者
神林 飛志 氏
NEDOの委託事業としてさらに高性能化が進むソフトウエアの次世代を見据え、2018年度からノーチラス・テクノロジーズ、NEC、各大学の研究機関の手で開発が進められてきた「Tsurugi(劔)」。メニーコア、大容量メモリーといった現在のハードウエア環境に適合するアーキテクチャーを備えていることがその特徴で、オープンソースソフトウエア(OSS)として提供がなされている。
「NEDOと連携したプロジェクトということでは、これまでも公金を使ったソフトウエア開発は数々なされてきましたが、成功にこぎ着けたといえるほどのものはありませんでした」と話すのは、ノーチラス・テクノロジーズの神林飛志氏。Tsurugiについては「DB業界をはじめ各方面からの期待も大きく、ぜひ応援したいという声も数多くいただいています」と明かす。
100km圏のレプリケーションも
同期処理が可能に
その低遅延処理を生かした適用領域として、とりわけ大きな期待が寄せられているのが、AIとレプリケーション(複製)という2つの分野だ。まずAIに関しては、現状、必要なスループットを得るためにはクラウド上で処理するというのが一般的だ。とはいえ、ネットワークを介して処理する以上、相応の遅延が発生する。
低遅延を担保するには、エッジ側に軽量のシステムを置いてサーバー側で処理するか、その中間にオンサイトサーバーを置くかという選択肢がある。「小売業であれば、店舗側にTsurugiを実装したサーバーを置き、店内にはAIを組み込んだセンサーを配備するといったクラウドレスな運用方法が考えられるでしょう」と神林氏は説明する。
一方でレプリケーションについては、NEDOの推進するプロジェクトで取り組みが進んでいる。一例を挙げると、遠隔地のDC間での連携がある。従来、100km以上離れたDC間では非同期処理しか行えないという課題があった。これに対し神林氏は「ロックフリーのTsurugiと、低遅延のネットワークを組み合わせれば、さながらローカルのSSDと同様の書き込み速度が実現できます。DB間のトランザクション管理によってすべて分散コミットが行えるため、ローカルとリモートのデータの差異が発生せず、同期処理が可能です」と説明する。
2024年9月にはTsurugiのGA版が公開された。スタンダード、エンタープライズという2種類のサポートサービスも始まっている。OSSならではの強みと国産DBという安心感を持ったTsurugiは、今後もさらに進化を続ける。
お問い合わせ
- ノーチラス・テクノロジーズ 営業・マーケティング部 担当:野村、目黒
- E-mail:contact@nautilus-technologies.com
- 劔"Tsurugi" 製品サイト
- URL:https://www.tsurugidb.com/
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