SCSK

SCSKが提唱する次世代の開発ビジョンマルチAIエージェントで
開発プロセスを変革する

開発期間の短縮は製造業の重要なテーマであり、鍵を握るのがAIだ。AI活用は個人的な業務支援を超え、複数のAIが連携して課題を解決するマルチAIエージェントの時代へ移行しつつある。SCSKの先進的な取り組みと具体的な成果、ビジョンを語った。

「CAE」の民主化で
大幅な効率化と高速化を実現

SCSK
製造事業グループ
デジタルエンジニアリング事業本部
ソリューション推進部 部長
藤田 航介氏

「当社はAI活用の潮流を先取りし、2024年9月から『マルチAIエージェント構想』を進めてきました」とSCSKの藤田氏は話す。

具体的な成果の一つが「CAE(Computer Aided Engineering)の民主化」だ。専門知識がなければ活用が難しかったCAEを、AIによる支援であらゆる設計者が日常的に利用できる環境へと変革。開発プロセスの大幅な効率化と高速化の実現に向けて現場実証を進めている。

シングルAIエージェントは設計者個人の能力を10倍に高めるが、マルチAIエージェントは、それをはるかに上回る変革をもたらす。例えば、製品の仕様変更に応じて関連部品の設計変更が必要になった場合、「影響確認AI」「CAE実行AI」「過去知見AI」「生産準備AI」など、異なる専門性とデータを備えた複数のAIエージェントが自律的に連携し、最善の設計変更案を導き出す。SCSKはマルチAIエージェント活用が主流になる未来を見据え、実装の準備を進めている。

マルチAIエージェントを
支えるデータ基盤を構築

SCSK
製造事業グループ
ソリューション第二事業本部
エンタープライズソリューション第四部
知財ビジネス企画推進課 課長補佐
伊原 裕哉氏

それを支える基盤が、SCSKの「SuccessChain for ECM」だ。藤田氏は具体例として、PLMプラットフォーム「Aras Innovator」を活用したデータ基盤の構築を紹介した。「お客さまの目的や課題に応じて、多様なツールや環境を組み合わせて最適な仕組みを構築します」。SCSKは業務のアセスメントから実装、定着化、運用改善まで、一気通貫で顧客を支援している。

続いて伊原氏が登壇し、SCSKが提供する調達購買システム「スマクラ」を紹介した。「スマクラは、調達購買業務に関わる社内データとサプライヤー情報をつなぎ、調達・購買プロセス全体の情報活用を支援するサービスです。設計の上流工程から調達が保有するデータを生かし、製品差別化の強化や原価低減、供給リスクの抑制などに貢献します」。スマクラは製造業を中心に300社を超える導入実績を誇る。「SCSKは、これまでに培った経験を生かし、総合的なデータ活用支援を提供してまいります」(伊原氏)

設計者の下で複数のAIエージェントが連携し、最善の設計変更案を導き出す

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