製品紹介

ウルトラブック+タブレット 高性能と軽快さを両立した"ハイブリッドモバイル"が新次元のクリエイティブワークを実現

スマートフォンやタブレット端末の普及を背景に、タッチ操作によるユーザーインターフェースがビジネスのあらゆるシーンに浸透しつつあります。パナソニックでは、レッツノートの2012年秋冬モデルとして、ウルトラブックとしてもタブレット端末としても使える11.6型ハイブリッドモバイル「AX2シリーズ」を投入しました。その狙いと特長などについて、開発担当の星野央行さんにお話を伺いました。
タブレット端末と1台2役の軽量ウルトラブック
レッツノートの秋冬モデル「AX2シリーズ」

※2 11.6型液晶搭載コンバーチブルPCにおいて。(2012年9月26日現在)
ビジネスの進化を見据えた"ハイブリッドモバイル"

パナソニック株式会社
ITプロダクツビジネスユニット
テクノロジーセンター
レッツノートAXプロジェクトリーダー
広がる用途・利用シーンに対応
ウルトラブックとタブレットを一体化
レッツノートの「AX2シリーズ」は、ウルトラブックの使いやすさと、タブレット端末の手軽さを兼ね備えた"ハイブリッドモバイル"という新しいスタイルと価値観の提案を狙って開発した商品です。その背景には、変化するユーザー様のモバイル活用スタイルへの対応があります。スマートフォンやタブレット端末が普及したいま、ノートパソコンとタブレット端末の両方を持ち、用途やシーンによって端末を使い分ける人が増えています。たとえば、オフィスや出張先などでは二つ折りのクラムシェルスタイルを、通勤時やプレゼンテーション時などには手軽なタブレットスタイルを選んで使うことも珍しくなくなりました。ただ、ビジネスの観点から言えば、二つの端末に異なるデータが入った状態で作業するのは極めて非効率で、企業のシステム管理者にとっても負担が増すだけです。しかも、ビジネスでクラウドを積極的に活用できる企業はまだ限られているため、結局、データはそれぞれの端末で管理しなければなりません。そうしたモバイル環境を見渡すと、タブレット端末と1台2役で作業を完結できる"ハイブリッドモバイル"こそがこれからのビジネスのスタンダードモデルになるのではないか、と考えました。
レッツノートは、これまで"軽量""長時間駆動""頑丈""高性能"といった基本コンセプトを継承しながら進化。我々は"厚さ"よりも"軽量""頑丈"を優先して追求してきたわけですが、片手で使うタブレット端末という特性を見据え、今回は、そこに"薄型化"という、相反する技術の同時実現も目指すことになりました。
"ハイブリッドモバイル"を実現する技術

ホットスワップ対応
軽量なのに長時間稼働
新モデル最大のテーマである"頑丈"+"薄型化"という、相反する技術を実現するために、今回最もこだわったのはバッテリー部分です。一般的なノートパソコンのバッテリーはバッテリーパックというケース内にバッテリーセルが何本か並ぶ構造になっています。バッテリーセルには丸形(円筒形)と角形があり、レッツノートでは電池のエネルギー密度が高い丸形を代々採用しており、今回もそれを採用しようと考えていました。しかし、角形よりも厚みがあるため、マシンの標準的な厚さが16~18mmとされるウルトラブックやタブレットへの採用は難しい状態でした。
それでも、角形をそのまま使っただけでは他のウルトラブックとの差別化は難しい。そこでアイデアを出し合った結果、ウルトラブックになってもバッテリー交換を実現することにしました。ビジネスにおいては、バッテリーを理由にした業務ストップは許されないので、取り外せない内蔵タイプと取り外し可能なパックタイプの2基のバッテリーパックを搭載し、ウルトラブックとしては初めて、電源を切らずにバッテリー交換ができるホットスワップ機能を付けました。その結果、約9.5時間の稼働が実現。さらに予備のバッテリーパック(オプション/※店頭では同梱しているモデルもあります。)を入れ替えれば約16時間、ほぼ1日分の作業を使い切ることができます。
ちなみに、付属のバッテリーパック装着時の新モデルの本体重量は約1.14kgで、12.1型のNXシリーズに軽量バッテリーパックを装着した状態と重さはほぼ一緒です。タッチパネル対応液晶の搭載ということだけでも従来よりも重くなるはずなのに"長時間駆動"でこの"軽量"は画期的なことだと思います。実はそのほかにも将来的な機能拡張を見据え、内蔵バッテリーの部分にスマートカードやFeliCaなどを搭載できるスペースも確保しています。


※CF-AX2QEBJR/CF-AX2QEGJRは除く。

コンパクト薄型ボディながら、
頑丈設計を同時に実現
新開発された天板のボンネットと内部のトップケースも、"頑丈"+"薄型化"実現の重要な土台となりました。
当初から我々は天板のボンネット採用にこだわり続けていますが、それは、単に厚い素材を使って頑丈を確保するのではなく、頑丈を持たせながらも、できるだけ軽く作りたいという思いがあるからです。今回も、ボンネット構造については、凸部の高さを0.5mmに抑えてパネルを薄くしながら、内側に階段状の段差を設置。手前から奥の方向に蛇行させることによって面強度を確保しました。マイレッツ倶楽部ではオリジナルカラー天板も選択できます。
また、液晶以外の大部分のパーツが載るトップケースについても、従来のレッツノートはマグネシウムか樹脂をベースとした1枚プレートを使用してきましたが、新モデルでは、マグネシウムのプレートをベースに、そこにアルミニウムのカバーパネルを重ねる2層構造(ボンディング構造)を新たに採用。薄いものでも容易にプレスでき、表面も均一なものに仕上げられるアルミニウムの特性を活かしながら、マグネシウムプレートには色々な部分に補強の壁を作り重ねることで、さらなる薄型化と頑丈設計の継承が可能になりました。従来と同じ堅牢性を確保した上で、ウルトラブックの薄さを実現できたという点では意味のある選択だったと思います。
さらに、レッツノートの代々のモデルには、基板や液晶などの主要部品は部分的に固定したり、緩衝材で挟んで支えたりする独自技術のフローティング構造が採用されていますが、薄型化を図った新モデルにも同等の技術を継承。ボディが圧迫されても、ねじれが主要部品に伝わりにくく、高耐久性が確保されています。




1台2役。360°回転する、
リングノート式ディスプレイ
タブレットで活用できる新モデルには、11.6型 HD (1366×768ドット)の静電マルチタッチスクリーン付き液晶が搭載されています。タッチパネルを構成する強化ガラスは厚さ0.5mmながら、傷がつきにくく、衝撃にも強い。しかも、今回はWindows8対応ということで、最低限、同時に5本指まで認識できる5フィンガーのマルチタッチの実現が必要でしたが、将来的なビジネスユースを考え、10フィンガーに対応した仕様に作り込みました。

また、タブレットユースに対応するため、ヒンジ部分にはリングノートを開くように、画面を360度回転できるシンプルな2軸ヒンジを採用。使用したい角度でも固定できるのでノートパソコンとしても使いやすく、タッチパネル操作も安定して行えます。さらに、両端のヒンジをなるべく離して取り付けることで、開閉時にねじれが起こりにくくしています。






