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ビジネスモバイル最強化計画

レッツノート/タフパッドで企業力UP !最新モバイル活用シーン・事例を完全網羅!

ビジネスモバイル最強化計画

特集2020年9月10日公開

テクニカルライター竹内亮介がレポート

レッツノートならテレワークも快適・安心!モバイルビジネスを加速する7つの理由を徹底検証レッツ

ニューノーマルはビジネスマンの働き方に大きな影響を与えている。テレワークの普及がその典型だ。ただし、自宅に、業務に必要なスペックや機能を備えたPCをきちんと用意しているというユーザーは少ないだろう。そこでオススメなのが、パナソニックの「レッツノート」シリーズだ。高い基本スペックや頑丈性、長時間のバッテリー駆動時間で、ビジネス向けモバイルノートパソコンとして高い評価を得てきたモデルだが、もちろんテレワークにも強い。12.1型ワイド液晶を搭載する「レッツノート SV」シリーズを徹底検証して分かったその強みを、7つのポイントで整理した。

竹内 亮介(たけうち りょうすけ)
毎日コミュニケーションズ、日経ホーム出版社、日経BP社でIT系雑誌の編集者を務め、2006年に独立してフリーライターに。雑誌やWebサイトでノートパソコンやデスクトップPC、自作PCなどのPCや各種周辺機器、スマートフォンやタブレットなど、ハードウエアに関する記事を多く作成する。

第1のポイントは最新CPUをはじめとした高い基本スペック

 今回試用したのは、6月21日発売の「レッツノート SV9」2020年夏モデル(法人向けWEB直販モデル)だ。CPUには第10世代インテル® Core™プロセッサーを搭載し、メモリは8~16GB、OSや作成したファイルを保存するストレージは256~512GBのSSDを採用する。トレイを前面側に引き出すタイプの光学式ドライブを搭載したモデルも用意しており、光学メディアの読み書きも行える。

パナソニックのモバイルノートパソコン「レッツノートSV」
パナソニックのモバイルノートパソコン「レッツノートSV」
光学メディアを扱えるモバイルノートパソコンは、最近ではほとんど見かけなくなっている。
光学メディアを扱えるモバイルノートパソコンは、最近ではほとんど見かけなくなっている。

 ビジネスでは書類作成などの軽作業が中心なので、高性能なCPUや高い基本性能は必要ない、と考える人はまだ多い。しかしそうした認識は間違いだ。最近はプロモーション用に動画コンテンツを作成したり、デジタルカメラで撮影した大容量の画像ファイルをレタッチしたりするのも、当たり前になってきている。それなりのスペックでないと、こうした動画編集やフォトレタッチをスムーズに行うことは難しい。

 今回試用したのは、6コア12スレッドに対応したCPU「Core i7-10810U」を搭載した法人向けWEB直販モデルの「CF-SV9TRFQP」だ。MicrosoftのWordやExcelを利用した書類作成はもちろん、上記のような動画編集やフォトレタッチも軽快にこなせる。それぞれのアプリを同時に起動していても、アプリの切り換えはスムーズに行えるし、各アプリの動作が遅くなるようなこともなかった。

 2014年に発売された第4世代インテル® Core™プロセッサーの「Core i7-4650U」を搭載するモバイルノートパソコンと本機で、日常的なアプリの使い勝手を比較できるFuturemarkの「PCMark 10」を動作させたときのスコアを比較したのが下のグラフだ。スコアの数字が大きければ大きいほど性能が高い。

2014年の発売の他社モバイルノートパソコンと最新レッツノートをPCMark 10で比較。
2014年の発売の他社モバイルノートパソコンと最新レッツノートをPCMark 10で比較。

 両者ともに搭載するCPUはCore i7であり、位置付け的には同じグレードとなる。しかし世代が6世代も進んだことで、CPUの性能は飛躍的に向上した。とくに搭載するコア数とスレッド数は、Core i7-4650Uが2コア4スレッドであるのに対し、Core i7-10810Uは6コア12スレッドだ。

 CPUの基本性能には動作クロックなども影響するが、内蔵する演算コア数や、同時に処理できるスレッド数だけで比較すると、何と3倍にもなっている。実際PCMark 10の結果も、そうした性能差を反映した結果となった。

 こうした高性能なCPUの発熱状況や利用率を見ながら、冷却ファンの回転数や供給電力を制御し、なるべく最大のCPU性能を引き出せるようにするパナソニックの独自テクノロジー「Maxperformer(マックスパフォーマー)」にも注目したい。

 これは、パナソニックが独自開発した冷却ファンユニットによる高効率な放熱設計と、インテル製CPUの電力制御技術(インテル® DTT)の適切なチューニングにより、高負荷時のパワー維持と低負荷時の省電力化を両立するものだ。こうしたCPUの性能に対するこだわりは、ほかのノートパソコンにはない、レッツノートならではの強みと言える。

 ユーザーが実際に利用するアプリを利用し、PCの性能を検証できるPCMark 10は、CPUやメモリ、ストレージなどパーツ全体に負荷をかけるテストである。今回はこのPCMark 10を実行中のCPU温度を計測してみたところ、おおむね45~60℃の範囲で収まっていた。また、この時の外郭温度は十分に低く、パームレスト部分などが熱いと感じることもなかった。

PCMark 10を実行中のレッツノートSVのCPU温度変化を計測。高負荷状態でも極端に温度が上昇する場面は少ない。(※Core i5-10210U搭載モデルで計測を実施)
PCMark 10を実行中のレッツノートSVのCPU温度変化を計測。高負荷状態でも極端に温度が上昇する場面は少ない。(※Core i5-10210U搭載モデルで計測を実施)

 テレワークでは、TeamsやZOOMなどを利用したオンラインミーティングも重要な業務となる。こうしたアプリでは、動画や音声などをリアルタイムで処理する必要があり、やはり性能の低いノートパソコンではスムーズな利用が難しいものの一つである。

 しかし今回試用したCF-SV9TRFQPでは、WordやExcel、Webブラウザなどを同時に起動した状態でTeamsのビデオ会議機能を利用しても、CPUの使用率はおおむね20~30%の範囲で収まっていた。非常に余裕がある状態であり、各アプリの操作にもたつきを感じる場面はなかった。

 またそうしたオンラインミーティングアプリを利用する際、雑音が多い環境だと、自分の声を相手に伝えにくくなることがある。しかしレッツノート SV9では「アレイマイク」を搭載し、2つのマイクから正面の音声だけを抽出して左右の音を低減するノイズキャンセル機能が利用できる。これにより、ノートパソコンを通じたビデオ通話や音声通話も快適に利用できる。

複数のマイクを利用し、ユーザーの声をはっきりと認識できるようにするアレイマイクを搭載。
複数のマイクを利用し、ユーザーの声をはっきりと認識できるようにするアレイマイクを搭載。

第2のポイントはPCI Express接続の高性能なSSD

 従来のモバイルノートパソコンでは、「Serial ATA」というインターフェースを利用して接続するSSDを利用することが多かった。しかしレッツノート SV9シリーズでは、そうしたSerial ATA対応SSDと比べると読み書き速度が非常に高速な「PCI Express」接続のSSDを搭載する。

 PCをクルマにたとえるなら、CPUはエンジン、SSDはタイヤやギアなどの「足回り」と考えると分かりやすいだろう。高速なSSDを搭載するPCでは、ファイルを高速に読み書きできるのでOSやアプリの起動も速くなり、一つ一つの操作に対する応答性も高くなる。

 CF-SV9TRFQPと2014年発売のモバイルノートパソコンが搭載するSSDの性能を、ベンチマークソフト「CrystalDiskMark」で比較したのが下のグラフだ。モバイルノートパソコンが搭載するのは当時一般的だったSerial ATA接続のSSDだ。このテストでも、数字が大きければ大きいほど性能が高い。

 連続した大容量のファイルを読み出す速度は、6倍以上という驚異的な速度を叩き出している。このほかのテスト項目でも、CF-SV9TRFQPの性能の高さが際立つ結果になった。CPU性能やSSDの性能差を考えても、こうした古いモバイルノートパソコンは今のビジネス環境にマッチしていないことがよく分かる。

CrystalDiskMarkによるSSD性能の計測結果。特に大容量ファイルの連続読み出しでは圧倒的な差がついた。
CrystalDiskMarkによるSSD性能の計測結果。特に大容量ファイルの連続読み出しでは圧倒的な差がついた。

第3のポイントは伝統を引き継ぐ「使いやすさ」

 レッツノートシリーズの強みは、こうした高い基本スペックだけではない。キーボードやタッチパッド、液晶ディスプレイといったユーザーインターフェースにもコダワリがあり、長年ビジネスマンから高い支持を受けて続けている。

 12.1型液晶を搭載し、幅は283.5mmで奥行きは203.8mmと、他社の13~14型液晶を搭載する一般的なモバイルノートパソコンと比べると小さめなボディだ。ビジネス用のバッグにも収納しやすく、このサイズで光学式ドライブを利用できるノートパソコンは、もうレッツノート SV9くらいしか存在しないと言ってよい。

 キーボードの使い勝手を決めるキーピッチは、一般的なデスクトップ用のキーボードと同じ横19mmを確保し、手のひらをゆったりと広げてタイプできる。キートップをどこまで押し込めるかという「キーストローク」も、ノートパソコンとしては十分な2mmを確保しており、長時間の書類作成でも疲れにくい。タッチは軟らかめだが、適度な反発もあり軽快にタイプできた。

左右のキーピッチは、一般的なデスクトップ用のキーボードと同じ横19mmを確保する。
左右のキーピッチは、一般的なデスクトップ用のキーボードと同じ横19mmを確保する。

 円形のタッチパッド「ホイールパッド」も、レッツノートシリーズならではの装備だ。その最大の特徴は、フチをなぞるだけで上下のスクロール機能が利用できること。ほかのノートパソコンが搭載するタッチパッドのように、スクロールの途中で指の位置を切り換える必要がない。

一般的な長方形ではなく、円形のタッチパッドとマウスボタンを備えるホイールパッド。このようにタッチパッドのフチを人差し指などでなぞると、Webブラウザなどの画面を上下にスクロールできる。
一般的な長方形ではなく、円形のタッチパッドとマウスボタンを備えるホイールパッド。このようにタッチパッドのフチを人差し指などでなぞると、Webブラウザなどの画面を上下にスクロールできる。

 レッツノートシリーズでは長らく搭載されてきた機能であり、「これがあるからレッツノートシリーズから乗り換えられない」という声を聞くことがあるほどだ。

 「16:10」という画面比の液晶ディスプレイも、レッツノートシリーズのコダワリポイントの一つである。他社のモバイルノートパソコンでは、一般的に「16:9」という画面比の液晶ディスプレイを搭載する。解像度は1,920×1,080ドットだ。

 しかしレッツノート SV9では、16:10の画面比をサポートする液晶ディスプレイを搭載しており、解像度は1,920×1,200だ。つまり、縦方向に120ドット広いデスクトップを利用できるわけで、その分表示できる情報量は増える。

 ちょっとした違いのようにも思えるが、とくにビジネス用の書類作成用のアプリでは、こうした表示領域の違いが使いやすさに影響してくる。

最近のモバイルノートパソコンで、画面比が16:10の液晶ディスプレイを搭載するモデルはなかなか見かけない。
最近のモバイルノートパソコンで、画面比が16:10の液晶ディスプレイを搭載するモデルはなかなか見かけない。

※記事は執筆時の情報に基づいており、現状と異なる場合があります

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