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製品紹介

持ち歩ける20型4KタブレットPC 「タフパッド 4K」の現場革新
2015年11月24日公開
建設ITジャーナリスト 家入龍太がレビュー 新型タフパッドが切り拓くワークスタイル<後編>

持ち歩ける20型4KタブレットPC 「タフパッド 4K」の現場革新

ドローンで空中撮影した映像も、より高度な活用が可能に

ドローンを用いた新たな映像ソリューションを提案する家入氏
ドローンを用いた新たな映像ソリューションを提案する家入氏。

 建築業界では、ドローンの活用も広がっています。例えば造成現場などの広いエリアを、ドローンに搭載したカメラでとりあえず満遍なく撮っておいて、あとで「タフパッド 4K」の大画面でじっくり見る、という使い方も考えられるでしょう。4Kならではの記録性・再現性を活かせます。

 また、最近はドローンを使って60〜70%重なりあうような連続写真を数百枚ほど撮っておき、それをソフトに入れると3Dモデルができあがる、というソリューションもあります。これを用いて、何日後かに同じことをして、2つの3Dモデルを組み合わせることで、造成現場における土砂の切り取りや盛土の土量計算に役立てるといったことも行われています。2つの3Dモデルを画面上で組み合わせ、比較検討する際に、「タフパッド 4K」は大いに役立つでしょう。

 ドローンを使って空中撮影を行い、そこから3Dモデルを作成した際には、副産物として「オルソ画像」も作り出せます。オルソ画像とは、空中写真を歪みのない画像に変換し、正しい位置情報を付与したもの。わずか数cm程度の誤差しかなく、極めて高精度です。このオルソ画像に、CADの図面を重ねると、例えば、現場で杭が正しい位置に打ってあるか、というところまでチェックできます。この重ね合わせも、「タフパッド 4K」の高精細画面でならしっかり行えます。

3Dモデルを扱う際には高性能GPU搭載モデルが威力を発揮する

 3Dモデルを扱うにあたっては、「タフパッド 4K」に高性能GPUを搭載したモデル(FZ-Y1D)が用意されていることを評価したいですね。3Dモデルの作成自体は当然、専用のワークステーションで行うわけで、「タフパッド 4K」では「見る」ことが中心になりますが、この「見る」際に、3Dモデルを拡大/縮小したり、視点を変えたり、組み合わせたり、といった操作を行うには、かなりのマシンパワーを使います。高性能GPU搭載モデルであれば、3Dモデルもストレスなく扱えるでしょう。

 面白いのは、映像制作業界向けの機器を販売する他メーカーの製品として、大容量バッテリーが装着できるアタッチメントや、頑強なキャリングケースが利用できることですね。これなら建設や土木の現場にも、安心して持ち出して使えると思います。

駆動時間を延長できるアタッチメント/キャリングケース
放送機材用の電池で約3倍(4.5時間)に駆動時間を延長できるアタッチメント(写真左)。アルミ製のキャリングケースは野外や直射日光下での運用を強力にサポートする(写真右)。
家入氏
部屋の間取りを3Dモデル・シミュレーションで見せる用途は今後増えると予測。
家入氏
2週にわたり、「タフパッド防爆モデル」「タフパッド 4K入力対応モデル」のレビューをしてくれた家入氏。

「タフパッド 4K」は、現場のみならず、モデルルームで接客を行う時などにも便利に活用できます。住宅などの建材は何万点もあり、さらにそれらの組み合わせは何億通りにもなる。そういうものを3Dモデル化して、「タフパッド 4K」に映し出して顧客に選んでもらうという使い方が考えられるでしょう。また、モデルルームなども、1部屋だけ作っておいて、部屋の間取りや眺望などは3Dモデルによるシミュレーションで見せることも可能です。

 近年は建築業界でも、3Dモデルによるシミュレーションなどを活用することで、手戻りをなくして作業のムダをできる限り省こう、という流れになっています。そうした際に、「タフパッド 4K」のような機器はますます必要とされるようになるはずです。欲を言えば、持ちあるくことが多い大型タブレットなので、オプションでも、本体に取っ手が付けられるといいと思います。いずれにせよ、高精細映像の活用の可能性を大きく広げてくれるモデルですね。

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