製品紹介

事務所から過酷な現場まで!タフブック FZ-56徹底レビュー
動画レポートとマーケ担当者 真銅健一氏インタビュー
『現場の声』を形にしてきたタフブック
パナソニック コネクト株式会社
モバイルソリューションズ事業部 真銅健一氏インタビュー
実証レビューで明らかになったのは、単なる頑丈なPCではなく、建設・土木、様々な工場、警察・消防・救急といった過酷な現場で、プロフェッショナルの業務を止めないために設計された本格派デバイスとしての実力だ。タフブックはどのようにして、ここまで現場に強いPCへと進化してきたのか。長年にわたりタフブックの開発・マーケティングに携わってきた、パナソニック コネクト株式会社の真銅健一氏に話を聞いた。

モバイルソリューションズ事業部
真銅健一氏
現場の声を形にしてきた歴史。タフブック30年の進化
Q.タフブックはどのような形で進化してきたのでしょうか?
真銅 タフブック誕生のルーツは、1994年までさかのぼります。「水に濡れても落としても壊れないPCが欲しい」という海外企業からの切実な要望をきっかけに開発がスタートしています。試行錯誤の末、1996年に記念すべき第1号機が完成しました。以来、パナソニックは徹底した現場主義を貫き、顧客の現場に技術者が直接足を運んで実際の使用状況を観察し、現場の声をひとつひとつ拾い上げてきました。その知見を次期製品の機能価値へと反映させるサイクルを繰り返して現在に至ります。タフブックは、机の上で使われるだけのPCではありません。実際に過酷な状況下で使っていただくお客様の現場をこの目で見ることで、本当の意味でのニーズを反映してきた結果といえるでしょう。
タフブックは、現在、販売台数比率で海外が9割、国内が1割を占め、グローバルで圧倒的な支持を得ています。例えば、ベルギーの飲料メーカーの工場では、24時間365日稼働し続ける過酷な環境下でタフブックが使われています。振動や粉塵にさらされる現場で、他社製品と比べても圧倒的に長持ちすると高い評価をいただいています。
Q.国内ではどんな使われ方をしていますか?
真銅 国内でも、タフブックの真価が発揮されている現場は数多くあります。最近では、海洋研究や漁業といった海で使われる場合が増えてきました。日中に船上でPCを使おうとすると、直射日光が明るすぎて画面がほとんど見えません。逆に夜間の海上で作業をする場合、通常のPCは一番暗い設定にしても眩しすぎるため、周囲の状況が見えにくくなってしまうことも考えられます。
その点、タフブックのディスプレイは、輝度を1カンデラから1000カンデラまで幅広く調整できます。太陽光の下でもはっきりと画面が見える一方で、夜中の船上や真っ暗な建設現場では1カンデラまで落として眩しさを抑えて使えます。もともとアメリカの警察向けに開発された仕様で、過酷な状況下で使われることを想定されているからです。どんなに特殊で過酷な環境であっても、ユーザーの作業を絶対に止めない。それこそが、国内外の顧客がタフブックに見出している最大の価値と自負しています。

建設・土木のDXを加速。高性能×堅牢PCが解決する顧客課題
Q.日本国内の建築・土木分野での導入状況はいかがですか?
真銅 海外ではすでに10年以上前からタフブックが測量機器として標準的に使用されています。日本国内では『i-Construction』が始まって以降、急激に3Dデータ化への移行が進んでいます。しかし、実態はまだまだです。建設現場では、事務所から遠く離れた屋外で作業を行うことが常です。もし手元に紙の図面しかなかったり、持ち歩いているPC端末のスペックが低かったりすれば、業務効率は大きく下がるでしょう。
そこで、建設現場ならではの切実な課題を解決するために投入されたのが、最新機種のタフブック「FZ-56D」です。過酷な環境に耐えうる堅牢設計や、手袋をしたままでも快適にタッチ操作ができる機能性に加えて、大容量メモリと最新のCPU、そしてディスクリートGPU(dGPU)を搭載しています。これにより、負荷がかかる3DデータやCADソフトを、現場にいながらストレスなくスムーズに閲覧・操作することが可能になりました。生産性向上や作業の効率化に大きなメリットをもたらすはずです。
また、ディスプレイのアスペクト比も工夫されており、CADなど縦方向の情報が多いアプリケーションでも見やすい画面設計になっています。ただ堅牢なだけではなく、場所を選ばず現場で求められる高度な処理を実行できることを目指してきました。これからのタフPCに求められる「高性能×堅牢」という新たなスタンダードを体現していることになります。

止まらないタフブックの進化。新たな市場ニーズ「防爆」「塩害」への挑戦も
Q.「今後はこんな機能が欲しい」という市場ニーズはありますか?
真銅 今後の進化の方向性については常に模索しています。国内・海外を問わず、まだ紙で作業されているお客様が多くいらっしゃいます。そうした方々のDX化に、少しでもお役立ちできないかと考えています。
中でも注目しているのが、防爆仕様と塩害対応です。極めて特殊なニーズではあるのですが、例えばLNG(液化天然ガス)などを取り扱うプラントや工場では、金属製のペンを床に落とした際に生じる目に見えないほどの小さな火花から引火して大事故につながる恐れがあります。そのため、引火を防ぐ防爆仕様であることが厳しく求められます。最近、多くのお客様から「防爆モデルが欲しい」というお声をいただくようになり、検討の余地があると感じています。
塩害対応についても同様です。タフブックは筐体にマグネシウム合金を使用しているため、塩害から守るためには特殊な塗料や錆びないネジを採用する必要があります。現在、洋上風力発電の普及に伴い、海洋調査の現場などで塩害対応モデルの需要が急速に拡大しています。先日開催された展示会『Sea Japan』に足を運んだ際も、海洋関係のお客様から非常に高い関心を寄せていただきました。こうした新たな市場ニーズの拡大にも、しっかりと応えていく予定です。
止められない日本の現場に、止まらない安心感を
Q.建設の現場で働く方々や、企業のIT導入を担う情シス担当者にメッセージをお願いします。
真銅 建設業界をはじめ、過酷な現場で社会のインフラを支えてくださっている皆様は今、深刻な人員不足という課題に直面しています。私たちは、タフブックを通じて現場のDXを強力に推進し、皆様の業務効率化と生産性向上に貢献していきたいと強く願っています。
ビジネスPCが壊れてしまえば、そこでの業務は完全にストップしてしまいます。「デバイスの停止=社会の停止」と言っても過言ではありません。『現場を止めない』ことこそが、タフブックに込められた最大の使命です。圧倒的な堅牢性と、長時間の使用に耐えうるバッテリー、そして現場での高度なデータ処理を可能にする性能。これらを兼ね備えたFZ-56により、止められない日本の現場に、決して『止まらない安心感』をお届けします。ぜひ一度、その手でタフブックの真価を体感してみてください。

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