LANSCOPE エンドポイントマネージャークラウド版の具体的な特長を見ていこう。
まずPCの管理については、IT資産管理ツールで一般的に搭載されている機能を網羅的に備えている。デバイスのハードウエアや設定に関わる情報を自動で取得し、IT資産台帳として活用できるほか、Windows/Mac OSの両方に対応したセキュリティー管理機能も装備している。
「情報漏洩対策に欠かせないPCの操作ログ取得機能も実装しています。取得したログはデフォルトで2年間保存できる上、オプションを利用すれば最大5年間保存できます」と武藤氏(図2)。保存したログは過去にさかのぼって検索したり、CSVファイルに書き出したりできる。不正行為の抑止やインシデント発生時の調査、業界ごとの法令や監査などへの対応などに役立てることができるだろう。
また操作ログは、セキュリティー対策強化だけでなく、社員の働き方の見える化、コンプライアンス順守に向けた取り組みにも活用できる。例えば、深夜帯などの業務時間外にPCを操作している社員がいれば、その社員はサービス残業を行っている可能性がある。ログのレポートをPDF出力して担当マネージャーや経営層と共有することで、働き方の適正化に向けた施策立案につなげることが可能だ。1日の最初と最後の操作ログを出力できるAPIも公開されているため、これを利用すれば勤怠実績との突合作業も簡単に行えるはずだ。
クラウドの特性を生かした製品連携も強みといえる。現在のセキュリティー対策に関するニーズは日増しに多様化しており、単一のツールだけでそのすべてをカバーすることは難しい。そこで、ネットワーク遮断ツールやSIEMツール、SaaS管理ツールなど、多様なサードパーティ製品と連携することで、より幅広い課題の解決を図れるようにしているのである。
「LANSCOPE エンドポイントマネージャー クラウド版はもともとMDM製品としてスタートしているため、スマートフォン・タブレットの管理機能も充実しています。PCとスホートフォンを同じコンソール上で管理できるのです。実際、本製品でPCの管理を行っているお客様の半数以上が、スマートフォンもまとめて一元管理しています」と武藤氏は語る。
デバイス情報や位置情報の自動取得、リモートロック/ワイプなどの基本機能はもちろん、スマートフォンの管理で多く用いられるApple Business Manager、Android Enterpriseといったプログラムと組み合わせて利用することも可能だ。
「コストの面でも導入しやすい価格体系をご用意しています。ランニングコスト重視、イニシャルコスト重視の2つのプランからお客様の利用方法に合わせて選択できます」と武藤氏は話す。無料体験版も用意されているため、まずは試してみて検討を進めるのがよいだろう。
このように、LANSCOPE エンドポイントマネージャークラウド版は、IT資産管理とMDMの機能を網羅的に備えることで、ハイブリッドワーク時代のデバイス管理を支援するソリューションといえる。セキュリティーリスク低減を考える企業はぜひ一度検討してみることをお勧めしたい。