Evergreenでは3種類のモデルを用意している(図)。「Evergreen//Forever」は、顧客が購入・導入したストレージに対して、ソフトウエアとハードウエアのアップグレードを保証するサブスクリプションモデル。購入したストレージを永久に最新の状態に保つモデルだ。
「Evergreen//Flex」は、Evergreen//Foreverと同様にハードウエアを顧客の資産とする一方で、ストレージ使用量に応じて定額料金を支払うサブスクリプションモデル。ソフトウエアとハードウエアのアップグレードも含まれる。
「Evergreen//One」はいわばストレージ・アズ・ア・サービス(STaaS)のモデルだ。顧客のデータセンターに設置したストレージはピュア・ストレージが保有する形態で、電力やラックスペースの運営費(OPEX)もピュア・ストレージが負担する。性能や容量、可用性に関するサービスレベル契約の形態をとるサブスクリプションモデルだ。
「このモデルでは、オンプレミスとクラウドが混在したハイブリッド環境にも対応できます。オンプレミスに設置したストレージと、パブリッククラウド上のストレージを単一のサブスクリプションで利用可能です」と岩崎氏は述べる。
ストレージの運用管理を担う「Pure1」というソリューションも提供する。世界中で稼働する同社のストレージ製品から1000種以上のテレメトリーデータを収集し、機械学習によってパフォーマンスの推移や故障時期などを予測する。Evergreenの契約をしている顧客であれば標準サービスとして利用可能だ。
「半導体不足が叫ばれる中、当社では一貫して通常納期を実現しています。新たな調達モデルによって、製品選択の幅を広げていただければと思います」(岩崎氏)。DXに向けてデータは不可欠な要素だ。調達方法の見直しを含めて、最適な環境を検討することが求められる。