
LEADERS INTERVIEW2024.11.15
リーダーが語る「経営と相棒時計」
スウィートバイオ CEO オ・ジョンミン 氏

韓国国内のみならず、日本でも高い注目を集めるスタートアップ企業「スウィートバイオ」。韓国風ギリシャヨーグルト「Greek day」を製造・販売し、年商27億円と急成長を遂げている。創業者でCEOのオ・ジョンミン氏は言う。
「2016年の創業以前、韓国にはスキムミルクやホエーを含むギリシャヨーグルトしかなく、伝統的な製法による“本物”の商品は皆無。ましてや、これを大量生産できるメーカーはありませんでした」
2018年に小規模な店舗を開くと、高品質とファッショナブルなパッケージで20代女性を中心に大人気に。技術開発の結果、大量生産に成功した際には、店舗数の拡大と同時にオンライン販売を開始。販売量が急伸し、現在は売り上げの95%を店舗以外のオンライン、コンビニなどでの販売が占める。そして今年9月、東京・表参道に国外第1号店舗を開いた。
「日本にもこれまで、大量生産による市販品としての本格的なギリシャヨーグルトは存在しませんでした。我々は日本の牛乳を使い、日本人の口に合うよう味わいをアレンジした商品を店舗内で製造しています。今後は生産ラインを拡充し、コンビニやスーパーでもご購入いただけるよう、メーカーとしてのポジションを確立していきたいと考えています」
オ氏が愛用する腕時計は、「セイコー プレザージュ」だ。2018年に韓国で小規模工場での製造を始めた際、日本で長年暮らす叔母から贈られたものだそう。
「ヨーグルト作りにとって、時間は非常に重要。従って、腕時計も大切なアイテムです。この時計はシンプルで時刻を読み取りやすい点が気に入っています。また日本のメーカーらしい真面目なイメージも弊社の経営方針に合致しています」
重要なミーティングの際には必ずこの時計を着用。日本進出時の様々な交渉の場や資金調達という大事な場面でも、腕には常にこの時計があった。そのたびに仕事相手から「いい時計ですね」と声をかけられ、誠実さを訴求できたという。
「日本でもビジネスが軌道に乗り、成功を手にした暁には、この時計とともにギリシャヨーグルトの最大市場であるアメリカに進出することを目指しています」
写真=吉澤健太、三木匡宏 文=いなもあきこ、中村真紀
リーダーが語る「経営と相棒時計」 BACK NUMBER