日経ビジネスオンラインスペシャル

LEADERS INTERVIEW2024.11.15

リーダーが語る「経営と相棒時計」

ビジネスの大海原をゆく事業開発のプロが選んだ航海士のための腕時計

株式会社トイトマ 代表取締役社長 山中 哲男 氏

山中 哲男氏

関わる分野は、飲食、医療、金融など実に様々。直近では、大阪・関西万博の事業化支援チームの一員としても活躍するのが、トイトマ代表取締役社長の山中哲男氏だ。同社が手掛けるのは、新規事業開発や、既存事業の再構築。経営者やプロジェクトリーダーの事業構想を、具体的なプランに落とし込んでいく、ビジネス設計のプロフェッショナルである。

「ユニークなアイデアを持ちながら、それをいかに具現化していくかで悩む経営者は多い。その部分をサポートするのが、我々の仕事です。広義でいえばコンサル業ですが、助言のみにとどまらず、実際のチームに入り込んで協働する “ハンズオン型”のスタイルが特徴です」

近年の代表的な事例は、淡路島の町開発プロジェクト「フロッグス・ファーム」。飲食事業を手掛ける企業から依頼を受け、2018年に始動。現在も進行中だ。

「地方創生とひと口に言っても、単にホテルや商業施設を誘致すればいいのか、当初はビジョンが曖昧でした。そこからヒアリングを重ね、たどり着いたキーワードは『賑わいづくり』。『行く度に進化している町』を目指し、施設のジャンルを超えた継続的な開発を行っています」

仕事中はIWC。パーティには、艶やかなスーツに合うフランク ミュラー「ヴァンガード」。「TPOに合わせた装いの切り替えは、海外のビジネスパーソンから学びました」。

そんな山中氏が、仕事の際には常に身につけている相棒が、IWC「ポルトギーゼ・オートマティック40」。長く愛用するものは特にじっくり吟味したいという彼が、比較的時間に余裕のあったコロナ禍に出合い、購入したものだ。

「ちょうどその頃、知人から『山中さんの仕事って、航海士みたいだね』と言われたんです。ポルトギーゼは、航海士のための時計だという物語を知っていたので、どこか運命的なものを感じました」

独創的かつ確実な航海図を描きながら、リーダーが目的地へと向かうサポートをする。ビジネスという大海原をゆく陸の航海士・山中氏には、うってつけの1本だった。自分には大きいというイメージがあったポルトギーゼに、やや小ぶりなモデルが出たのも決め手になったという。

ビジネスの場で、この時計が特別な注目を集めることは少ない。しかし機能性からくる確かな信頼感を持つこの1本は、山中氏の生き方そのものを表している。

写真=吉澤健太、三木匡宏 文=いなもあきこ、中村真紀

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