




モザンビークの農業開発は、まだスタートラインに立ったばかりです。
ただ、かつて日本がブラジル・セラードで行った国際協力が花開き、今度は日本とブラジルがモザンビークで一緒に農業改革を進めようとしているのは、国際協力の理想的な連鎖として、多くの日本人に知ってほしいですね。
また、農業のようにその土地の自然環境を前提としている産業の場合、自分たちの流儀を押し付ける欧米流の援助は機能せず、地元の事情をしっかりくみ取りながら持続的に技術移転を図る日本型の国際協力が有効な手段である、ということにも気づかされました。
世界人口が増え続ける中、アフリカの食料自給体制の確立はひとごとではない課題です。日本流の国際協力がアフリカの農業を進化させることができれば、それは回り回って日本の食料安全保障にもつながります。
ナカラ港から輸出された大豆とゴマを日本で味わえるようになる――――そんな日を心待ちにしたい、と思います。