4つ目は脅威を特定した後の「決定と行動」である。ここでもAIの力を借りることでプロセスが大幅に改善される。
「例えば、Purple AIはシステムの隔離やネットワークの遮断など、脅威に対する最適な対応策をアナリストに提案します。これによりアナリストは迅速かつ正確に対応することができるようになります。またPurple AIは一部のインシデントに対して自動的に対応することも可能です。例えば、フィッシング攻撃が検出された場合、自動的にその攻撃メールを隔離し、影響を受けたユーザーに通知を送るとともに追加の対策を実行します。これにより対応時間が短縮され、被害を最小限に抑えることができるのです」(藤田氏)
つまりPurple AIを導入することで、SOCチームは迅速かつ効率的に行動を起こし、脅威に対する対応の一貫性を向上させることができる。
最後の5つ目が「継続的改善」だ。Purple AIは過去のインシデントデータを分析し、新たな脅威情報を活用して精度を上げていく。これにより同じ種類の脅威に何度も対処する必要がなくなる。またPurple AIは過去の経験をSOC全体に共有し、同様の脅威に対する対応を迅速かつ効果的に行っていく。こうした特長により、SOCは常に学習と改善を続け、新たな脅威に迅速に適応できるようになる。
「このようにAIを活用した脅威ハンティングの強化を図ることによって、アナリストの負担が大幅に軽減するため、セキュリティー対策の内製化を推し進めることが可能となります。また、AIによる継続的な学習と改善により、メンバー間で経験が効率的に共有され、セキュリティー運用の効率性も向上していきます。セキュリティー対策やSOCの強化に、AI活用が今後、最も重要な要素となることは間違いないと思います」と藤田氏は話す。
SentinelOneでは、AIを活用したEPP、EDR、XDRなどによるエンドポイントの保護だけでなく、クラウドセキュリティーやアイデンティティの強化など、高度なサイバー攻撃にあらゆる段階で対応できる多様なセキュリティー対策サービスを提供している(図2)。最先端のセキュリティー運用をワンプラットフォームで加速させたいという場合は、有効な選択肢となるだろう。