BlackBerry Japan株式会社
マーケティング部
フィールドマーケティングディレクター
山﨑 裕二氏
マルウエアは急速な勢いで進化を続け、日々数多くの亜種が誕生している。これに拍車をかけているのが、生成AIの登場だ。サイバー犯罪に使うメールの文体を洗練化できるだけでなく、攻撃に使える不正なコードを生成AIで短時間のうちにつくれる。
「当社では年に4回『グローバル脅威インテリジェンスレポート』を作成しています。その最新バージョンである2024年3月版によれば、ユニークマルウエアのサンプルは1日平均5300個確認されており、前期比で27%増加しています」とBlackBerry Japanの山﨑 裕二氏は語る。
これだけ毎日のように新たなマルウエアが誕生していれば、マルウエアサンプルを解析して固有情報を抽出したシグネチャーでマルウエアを検出することは、もはや現実的ではない。
実際に、令和6年3月に警察庁から公開された「令和5年におけるサイバー空間をめぐる脅威の情勢等について」では、サイバー攻撃の被害を受けた企業・団体のうち、ウイルス対策ソフトを導入していた企業・組織の割合が92%であるにもかかわらず、79%が「検出がなかった」と回答しているという。
検出力を強化するため、EDRなどのセキュリティーソリューションを新たに導入する企業も増えている。しかし従来型のセキュリティーソリューションでは、調査の必要がないセキュリティーイベントもアラートとして報告されるため、その仕分けに膨大な時間がかかってしまうという問題をはらんでいる。
「検出できないのも問題ですが、アラート洪水もセキュリティーを低下させる重要問題です。本当に対策を行うべき『要注意』イベントを発見するのに時間がかかってしまい、その間に攻撃が進行してしまうというリスクにつながるからです」(山﨑氏)
このような問題を根本から解決するにはどうすればいいのか。その有効な手段となるのが、「レガシーソリューション」から脱却し、「予測AI」と「生成AI」を活用したセキュシティーソリューションへと移行すること。それを具現化した製品の1つがBlackBerryの「Cylance」だという。