ITインフラSummit 2026 review

〜AIによる業務自動化を実現するITインフラの最適解〜

ITインフラSummit 2026 review〜AIによる業務自動化を実現するITインフラの最適解〜
AI・データ基盤 Forum
Everpure(ピュア・ストレージ・ジャパン)

独自のハードウエアと永久保証で
AI時代のEnterprise Data Cloudを実現

AI時代の到来によって「データ」の重要性がかつてないほどに高まっている。データを保管・運用するストレージ基盤のあり方が、企業の競争力を左右する要因になったといっても過言ではないだろう。将来にわたり価値を生むストレージ基盤をどう構築すべきか。現在、多くの企業が採用しているのがEverpure(旧Pure Storage)のストレージソリューションだ。その概要と活用効果を紹介する。

※ Pure Storageは2026年2月23日付でEverpureへ社名変更しており、本記事では新社名であるEverpureとして表記している(ピュア・ストレージ・ジャパンは記事制作時点の日本法人名)。

独自のフラッシュモジュールを
強みに躍進する

Everpure(ピュア・ストレージ・ジャパン株式会社) プリンシパル・テクノロジスト 岩本 知博氏

Everpure(ピュア・ストレージ・ジャパン株式会社)
プリンシパル・テクノロジスト
岩本 知博

AIによる業務の自動化・効率化を目指す前に考えるべきことがある。それは、生成AIもエージェントAIも、「データがなければ動けない」ということだ。

「データを保管・管理するためのプラットフォームがストレージです。ストレージ自体をAI向けに最適化するほか、その運用やデータ管理もAIによって自動化・効率化することが、AIのポテンシャルを引き出す上でのカギを握ります」とEverpure(ピュア・ストレージ・ジャパン)の岩本 知博氏は言う。

米Everpure(旧Pure Storage)は2009年に米国で創業したストレージベンダーである。創業当初からオールフラッシュ技術に着目し、2020年にはハードディスク同等の価格帯でフラッシュを提供できるQLC(Quad Level Cell)タイプの製品を他社に先駆けて市場投入した。ブロック型/ファイル型/オブジェクト型を問わず、あらゆるストレージ領域で急速に存在感を強めており、現在は日本国内でもトップクラスのシェアを誇っている。

「最大の特長は、汎用的なSSDを外部から調達して製品に組み込むのではなく、DirectFlashモジュール(DFM)と呼ぶ独自のフラッシュモジュールを自社開発している点です。NANDチップのみを調達し、DFMを自社開発してストレージOS自体で直接制御することで、市販のSSDをはるかに凌ぐ超大容量化とTCO(総保有コスト)の最小化を実現しているのです」(岩本氏)

これにより、1本当たり300TBの大容量モジュールを実現。3Uサイズ(1200W)の筐体で約6.6PB(実効容量)のデータを収容できる計算だ。近い将来には、1本当たり600TBのモジュールをリリースする計画もあるという(図1)。

図1 圧倒的な容量を備えた独自フラッシュストレージ

図1 圧倒的な容量を備えた独自フラッシュストレージ

既にモジュール当たり300TBの容量を実現しているほか、近い将来には600TBの実現も視野に入っている

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「最近はAIデータセンターへの投資が急増しており、その結果として価格・在庫の両面でメモリーの調達が困難になっています。当社であれば、自社でモジュールを設計しているため価格高騰の影響を受けにくく、納期遅延も起こさず安定した供給が可能です」と岩本氏は説明する。


常に最新の性能・機能を享受できる
「永久保証」

Everpureの強みはほかにもある。注目したいのが「Evergreen//Forever」という永久保証プログラムと、サブスクリプション型ストレージサービス「Evergreen//One」だ。

一般的なストレージ製品では、数年ごとのリプレースのたびに大規模なデータ移行を行う必要がある。一方Everpureの製品は、定額の保守料金を支払うことでコントローラーのアップグレードが無償で提供されるほか、システムの停止やデータの移行作業も行うことなくアップグレードを実施できる。これにより「ストレージが古くなる」という概念が消滅し、ユーザーは常に最新の性能を享受し続けることができるという。クラウドのような利用モデルで必要な容量や性能を柔軟に確保できるため、Enterprise Data Cloud(EDC)の実現を加速させることも可能だ。

「データの移行はリスクをはらむため、データ管理者にとって悩みの種でもあります。当社の製品であればこのリスクを排除し、お客様の運用コストと業務負荷を劇的に削減することが可能です」と岩本氏は強調する。

さらに「SafeMode(セーフモード)」という機能にも注目したい。これはバックアップを金庫で守る機能で、管理者権限を持つユーザーでも外部からの削除や変更が不可能な、スナップショットを作成する機能だ。ランサムウエア攻撃で管理者権限を奪われても、このスナップショットは削除・改ざんできない。サイバーレジリエンスの強化に大きく貢献する機能といえるだろう。

統合・制御・安定化・自動化を
網羅的に実現

EDCの実現に向けては、ほかにも多くの強みを有している。

「AIをビジネスに組み込もうとする際、インフラ担当者が直面するのが『運用の複雑化』と『リソース不足』です」と岩本氏。AI活用に向けては、企業内のあらゆるデータを統合して活用できる状態にする必要があるほか、サイバー攻撃への備えや内部統制を徹底することも求められる。さらに、ムダ・ムラのない運用を安定的かつ低コストに実現することも必要だ。

「近年はインフラエンジニアが不足しており、人手でストレージを管理することは現実的ではなくなっています。管理対象をストレージからデータへシフトする必要があり、そのために必要な4つの機能を提供することでEDCの実現を支援します」と岩本氏は紹介する(図2)。

図2 Enterprise Data Cloud(EDC)のイメージ

図2 Enterprise Data Cloud(EDC)のイメージ

統合・制御・安定化・自動化の4つの機能によって、ストレージ機器の管理を不要にし、データの管理・活用に専念できる環境をつくる

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1つ目の機能は「統合」だ。複数のストレージ筐体を1つの巨大なリソースプールとして扱える。これによりデータのサイロ化や断片化を解消し、すべてのデータが連携して機能する状態を実現する。ユーザーはハードウエアを意識することなく、あたかもパブリッククラウドを利用するかのようにストレージリソースを扱うことが可能だ。

2つ目は「制御」。サービスレベル目標(SLO)に基づき、「ブロンズ」「シルバー」「ゴールド」といった制御のグレードを管理者が事前に設定する。これを基に、AIが最適なプロビジョニングやコントロールを実行する。

3つ目は「安定化」だ。AIの予測・分析機能によって、環境をリアルタイムに把握し安定運用につなげる。特定のアレイに負荷が集中した場合にはシステムが検知し、負荷の低い別のアレイへデータを自動的に移動させるといったことが可能だ。「サービスに影響を与えることもありません。常に安定したパフォーマンスを維持し、あらゆるワークロードに対してSLOを保証できます」と岩本氏は語る。

そして4つ目が「自動化」である。データの動きをAIが常時監視するとともに、セキュリティーベンダーとも連携し、ランサムウエアの兆候となる異常な書き込みを検知した場合には即座に通知する。さらにバックアップからのリストアや、リカバリーなどもセキュリティー製品との連携に基づいて一元管理することが可能だ。

「EDCでは、ストレージOS自体がAIによって自律的に動く形を目指しています。データの管理をAIに任せることで、インフラ管理を行う皆様はハードウエアの管理から解放され、データやアプリケーションの管理に注力できるようになるのです」と岩本氏は強調する。

製品自体の強みと、Evergreen//ForeverやEvergreen//Oneといったサービスの強みの両方を生かすことで、本格的なAI時代を見据えたEDCの環境を支えるEverpure。同社のソリューションを活用することで、データを企業競争力強化に直結させることが容易になるはずだ。

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お問い合わせ

Everpure(旧 Pure Storage)
TEL:03-6690-0800
URL:https://www.purestorage.com/jp/
E-mail:info-japan@purestorage.com