3-TierとHCIの特徴を兼ね備えた
新たなインフラ

デル・テクノロジーズ
インフラストラクチャー・ソリューションズ
SE統括本部
アドバイザリーシステムズエンジニア
平原 一雄氏
企業のインフラはこれまで、サーバー・ネットワーク・ストレージを組み合わせる「三層アーキテクチャ(3-Tier)」と、それらを垂直統合した「HCI(ハイパーコンバージドインフラ)」の二つの流れで進化してきた。いずれにも一長一短があり、ユーザー企業はいずれかを選ばなければならなかったわけだ。
三層アーキテクチャは、コンポーネントごとに最適なものを組み合わせる「ベスト・オブ・ブリード」が可能で、柔軟なスケーリングやハイパーバイザーを選ばない点が大きなメリットだ。しかし管理ポイントが多岐にわたるため、運用負荷の増大が課題となっていた。
これに対してHCIは、構成をシンプルにすることでライフサイクル管理を劇的に簡素化できる。その一方で「特定のハイパーバイザーとの密結合」という制約が生まれてしまう。そのため一度HCIを採用すると、別のハイパーバイザーへ移行する際にインフラの再利用が困難になってしまう。これは昨今のライセンス問題において、大きな課題として浮き彫りになった。
「これによって多くのお客様が『次の一手』を真剣に検討されるようになりました。ここで重要なことは、その選択が新たなレガシー(遺産)になってしまわないこと。つまり、インフラの持続性をいかに保つかが重要になるのです」と平原氏は説く。
この要件を満たすために、デル・テクノロジーズが提示しているのが「Dell Private Cloud」だ。このプラットフォームは、三層アーキテクチャが持つ「柔軟性」と、HCIが持つ「運用のシンプルさ」を両立させている。DPCコンピュートノード(PowerEdge)、PowerStoreやPowerFlexなど要件に応じて選択可能なDPCストレージをベースにしながら、ソフトウエアによる高度な自動化を組み合わせることで、特定のハイパーバイザーに固定されない自由な環境を実現できるという(図1)。
「三層アーキテクチャの柔軟性と、HCIのシンプルさをいいとこ取りしたインフラができないか。そんな発想から生まれたのがDell Private Cloudなのです」(平原氏)。
図1 Dell Private Cloudの全体像
三層アーキテクチャの柔軟性と、HCIのシンプルさを兼ね備えている。その心臓部ともいえるのが、自動運用を可能にする「Dell Automation Platform」の存在だ
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