日経ビジネスオンラインスペシャル

LEADERS INTERVIEW2018.11.23

リーダーが語る「経営と相棒時計」

革新は辺境から成るその信条を具現化する1本

リデル 代表取締役/CEO福田 晃一 氏

福田晃一氏

弱冠20歳で、「読者モデル」や「ギャル」という社会に影響力を持つ存在を活用するマーケティング事業を開始した福田晃一氏。数多くのトレンドを生み出してきた彼が2016年、新たに立ち上げたのが、インフルエンサーおよびソーシャルオーソリティのマーケティング会社、リデルだ。創業以来、極めて好調な成長を遂げている。

「今、20代においてはその8割が、何かを調べようとする時、検索エンジンではなくインスタグラムやツイッターなどのソーシャルメディア(SNS)を使います。つまり企業がプッシュする情報などよりも、友人や尊敬するインフルエンサーの『体験』を重視するということ。僕たちは体験の結果である個人のSNSを使い、消費者に製品やサービスの魅力を効果的に伝えたいという企業ニーズに応える事業を行っています」

事業の軸は、1700社を超える企業と2万人の登録インフルエンサーのマッチングプラットフォームだ。今冬、C to CのEコマースの新プラットフォームも始動する。

「企業の製品やサービスを請け負い、インフルエンサーが SNSで販売するというもの。企業にとっては2万店舗を持つのと同じ効果があり、インフルエンサーにとってみれば、収益を得る機会がさらに増えるんです」

バンフォード「ロレックス ミルガウス」
バンフォード「ロレックス ミルガウス」。長身に合う少し大きめのフェイスと、黒と緑という珍しい配色にも心惹かれた。ナンバーは限定100本のうちの「007」と縁起もいい。

「誰もが知る高級時計ではなく、分かる人だけが反応してくれるものが欲しいと思っていました。一方、年上の方とのお付き合いも多いので控えめな印象も欲しい。謙虚さの中で虎視眈々と攻める機会を狙っている、という僕の姿勢を表す時計です(笑)」

今春、バンフォードはタグ・ホイヤーと手を組み、カスタムではなく、ゼロから新たな時計を作ったことが話題になった。「20歳で起業して以来、『革新は辺境から成る』を信条にしてきました。バンフォードも保守本流ではなく、辺境にあった小さなブランド。それがマスを取り込んでいく。それは僕が20歳からやってきた生き方と似ているんです。バンフォードと同じように、僕もずっと挑戦者でいたいですね」

文=安藤夏樹、いなもあきこ 写真=吉澤健太、田川友彦、阿部 了

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