
LEADERS INTERVIEW2022.12.15
リーダーが語る「経営と相棒時計」
U-NEXT 取締役 COO 本多 利彦 氏

エンターテインメントビジネスに長年携わってきた、本多利彦氏。現在は、日本での動画配信サービスの先駆けとして2007年から事業を展開するU-NEXTで、取締役 COOを務める。その腕で一際目を引くのが、ショパール「ミッレ ミリア クロノグラフ」だ。
「2016年、10年間勤めたワーナー ブラザース ジャパンから20世紀フォックスホームエンターテイメントに移籍した際に手に入れました。それまで腕時計をする習慣がなかったのですが、百貨店の外商をする友人の言葉が心に響いたんです。『腕時計は、10年後、20年後になりたい自分の姿を体現するものだ』と」
なるほどと納得した矢先、なんとその友人が突然亡くなってしまった。自身も人生の転機を迎えていたこともあり、彼の言葉に従い腕時計の購入を決意した。
「実際、腕にするたびに亡くなった友人のこと、そして仕事に対する初心を思い出します。リモートワークが増えても、仕事の時は必ず時計を着けますね」
志の高さという点で、本多氏自身とU-NEXTは共通している。動画配信事業はコロナ禍で一気に浸透したが、同社が目指す地平は遥かその先にあるからだ。
「我々が志すのは一つのアプリで『観る、読む、聴く』をシームレスに楽しめる独自サービスを構築し、ホームエンターテインメント自体を進化させることです」
映像の独占配信やスポーツのライブ配信などによる「観る」の拡充はもちろん、「読む」では19年以降力を入れる電子書籍に加え、11月にはオリジナル漫画の発信を実施。「聴く」分野ではコンサートの独占ライブ配信を加速させ、ミュージックビデオを強化。さらに来年中には、音楽聴き放題サービスも立ち上げる。
「U-NEXTの成長に従い、自分自身もビジネスパーソンとして次の段階に進むべき時期に差し掛かっていると感じます。時計も『そろそろ私を卒業して、次に行きなさい』と言っているような気がして。ちなみに今、気になっているのはウブロと紳士靴ブランドのベルルッティとのコラボモデル。それをいつか手にしたら、単身バンコクに渡って頑張っている甥にこのショパールを譲りたいですね」
文=いなもあきこ 写真=阿部 了、田川友彦
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