
LEADERS INTERVIEW2022.12.15
リーダーが語る「経営と相棒時計」
SUNDRED 代表取締役 留目 真伸 氏

カルティエ、ゼニス、ブライトリング、そしてフランク・ミュラー……。長く愛される“永遠の定番”が並んだ。レノボ・ジャパンやNECパーソナルコンピュータで社長を務めた後、「100個の新産業を共創」することを事業の柱とするSUNDREDを立ち上げた、留目真伸氏の腕時計コレクションだ。転職や昇進などの節目に、1本ずつ買い揃えてきたという。ところが「今、一番のお気に入り」と挙げるのは、意外な1本。ラドー「ハイパークローム クロノグラフ」だ。
「2019年、現在の会社の設立時に手にしました。その直前にスイスのビジネススクールに留学したのですが、そこで知り合ったのが現地のラドーのエグゼクティブ。彼の腕時計が格好よかったんですよ。実際に着けると、セラミックで実用的な上にデザインも美しく、期待通りどんな服装にも馴染んで使いやすいです」
ラドーは素材やデザインでの独自の取り組みで、腕時計業界の常識を覆し続けるブランド。そう考えればビジネスパーソンとしての新たなフェーズを迎えるにあたり、これまでとは一線を画す挑戦的かつ個性的な1本を選んだのも納得だ。
「弊社は一企業や一事業ではなく、新たな産業自体を立ち上げることを目指しています。多様なバックグラウンドを持つ個人が組織の枠を超えて集まり、数々のテーマについて対話を繰り返します。その中で課題や目的が特定されると、チームが発足。関係する技術やノウハウを持つ企業と協力しながら、実現に向けたエコシステムをみんなで作り上げるんです。そこで有益なツールやソリューションを提供し、全体のプロセスが円滑に運ぶように支援するのが我々の役割です」
現在、約12のプロジェクトが進行中だ。テーマはドローンや魚の陸上養殖など多様だが、共通するのは個々の企業の努力だけでは産業が抱える課題を解決するのが難しい分野であること。ドローン案件の場合、各企業の設計思想をつなぎ部材の共通化を図って部品調達を一本化することで、産業全体の成長を加速させる。
「様々な領域で、社会が求めるよりよい状態を実現するためのソリューション作りに携わっていきたいと考えています」
文=いなもあきこ 写真=阿部 了、田川友彦
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