
LEADERS INTERVIEW2022.12.15
リーダーが語る「経営と相棒時計」
ディップ 代表取締役社長 兼 CEO 冨田 英揮 氏

「パテック フィリップ『ノーチラス』は、2013年に弊社が東証一部上場を果たした際、記念に購入しました」
人材サービス大手、ディップ代表取締役社長 兼 CEOの冨田英揮氏はファッションや腕時計への造詣の深さで知られる。その彼が「ビジネスの重要な場で着ける勝負時計」と評する「ノーチラス」は、入手困難な状態が続く超人気モデルだ。
「着けていて『いい時計ですね』と褒められる機会が一番多いですね(笑)」
同じく経営者だった父が亡くなった際、愛用のロレックスを受け継いだ。それゆえ、自身の4人の息子たちにも形見として腕時計を渡したいと考えている。
「いろいろなブランドの時計を持っていますが、特にパテック フィリップは一番飽きがこない。だから、息子たちに譲るのはパテックにしようと最初から決めていました。ちなみに娘2人には、僕が妻に贈ったものを彼女から形見として引き継いでもらおうと考えています」
コロナ禍で一昨年は減収減益だったが、今期上半期は売上高がコロナ前を上回り、業界内のシェアも伸ばしている。
「新型コロナを機に『ユーザーファースト』という原点に立ち返り、社員が一致団結できたことが好調の要因です。『働く人の環境をよくしたい』という思いで、様々な施策を迅速に実行しています」
一昨年3月、ユーザーに対する新型コロナ感染による休業時の経済支援策を発表。昨年7月にはワクチンを接種したユーザーに時給アップやワクチン手当の支給を働きかけるプロジェクトを始めた。現在は時給アップの取り組みに力を注ぐ。
「時給アップで採用機会が増えたというデータを蓄積している我々こそ、この交渉に適任です。実際、クライアントの7割近くが賛同してくださっています」
今後さらに厳しさが増すことが予想される労働力不足に対応すべく、19年にDX事業を新たな柱として立ち上げた。
「人がすべき仕事とAIやロボットに置き換えるべき仕事を分け、両面で労働力の問題解決に携わりたいと考えています。ちなみに今年は創業25周年。実はまだ、記念の時計を購入していないんですよ。これからじっくり選びたいですね」
文=いなもあきこ 写真=阿部 了、田川友彦
リーダーが語る「経営と相棒時計」 BACK NUMBER