
LEADERS INTERVIEW2023.11.17
リーダーが語る「経営と相棒時計」
大石アンドアソシエイツ 代表取締役 大石 聖 氏

クラシカルな中にもさりげないモダンを感じさせる、グランドセイコー「ヘリテージコレクション SBGX295」。そのダイヤルを眺め、主にイギリスの調理家電ブランド「ラッセルホブス」などの輸入販売を手掛ける、大石アンドアソシエイツ代表取締役の大石 聖氏は言う。
「手にしてまだ数カ月ですが、とにかくこのシンプルさが私にはベスト。非常に軽くて心地よく、着けていて違和感がまったくない。日々驚かされますね」
30歳で初めて台湾で米国市場向けOEM起業した際には、同じく事業家だった父から金無垢のロレックスを譲り受けた。重厚感があり着けるたびに身の引き締まる思いがしたが、その重みが年々つらくなり近年は着用回数が減っていた。
「実は今年9月、ラッセルホブスとの契約更新があったんです。その重要な節目を迎え、今後は事業をますます積極的に拡大するためにも、時間のより良い活用法について改めて考えるようになりました。そこで気分一新、この時計の購入を決意したんです。グランドセイコーは“日本の代表”というイメージ。実際に毎日着けてみて、日本らしいものづくりの良さを細部に感じますね」
1997年に創業した大石アンドアソシエイツは直近2年間で売り上げを3割以上伸ばすなど、好調を維持している。
「海外製品を輸入販売するだけではなく、デザインはそのままに、高い機能性を付加したりサイズを小ぶりにしたりと日本市場に適するように変更。またコロナ禍では主要なお客様である百貨店や高級雑貨店との取引が停滞することを見越し、ウェブマーケティングに基づく販売手法に移行したことも功を奏しています」
現在注力している事業の1つが、ケトルや金属フィルターなどオリジナルのコーヒーツールブランド「コレス」を東南アジアを中心に展開していくことだ。
「現地企業ときちんと向き合って利益を配分し、お客様には丁寧な商品説明を行う。そうした日本流の誠実な手法は、海外でも有効だと私は確信しています」
今後は日本のブランドとして、ものづくりで世界に挑戦する。その腕に、グランドセイコーほど馴染む時計もない。
文=中村真紀、いなもあきこ 写真=吉澤健太、菊池陽一郎、本浪隆弘
リーダーが語る「経営と相棒時計」 BACK NUMBER