
LEADERS INTERVIEW2023.11.17
リーダーが語る「経営と相棒時計」
マーシュ・マクレナン ジャパン CEO 中西 主 氏

米ニューヨークに本社を置き、130カ国で事業を展開するマーシュ・マクレナン。保険仲介とリスクアドバイザリーのマーシュ、人事・運用コンサルティングのマーサー、戦略コンサルティングのオリバー・ワイマン、再保険コンサルティングのガイ・カーペンターなどの専門企業で構成される。この幅広い分野を包含する世界最大手グループの日本におけるトップを務めるのが中西 主氏だ。
日本ではマーシュ、マーサーともに過去10年間、年2桁の成長率を達成。現代のビジネス環境が好調に寄与している。
「感染症の世界的流行やサイバー攻撃、サプライチェーンの崩壊などリスクがグローバル化かつ複雑化。人事面では少子高齢化によって社員の世代交代が加速し、DXが進展して既存の常識が崩壊し始めています。こうした環境の急変が需要を拡大させ、成長を後押ししています。今後はマーシュとマーサーの連携を一層強化。ワンストップの総合的サービスで顧客メリットをさらに向上させ、日本における存在感を高めたいと考えています」
中西氏の左腕でその仕事を見守るのは、ロレックス「オイスター パーペチュアル デイト ヨットマスター」。5年前にマーシュ ジャパングループのトップに就任した際、記念に購入した。
「大阪出張中にこの時計に出合い、深いグレーの文字盤で際立つマーシュ・マクレナンカラーであるブルーの秒針に、一瞬で魅了されました。まさにこれから新たな航海に出ようとする自分のための時計ではないか、と思えたのです」
その時は縁がなく手にできなかったものの帰京後に自社近くの直営ブティックで何とか無事に購入することができた。以来、2件の買収と1件の大型合弁契約をまとめた。自社だけでなく相手方にとっても重要な時間である契約書の署名セレモニーには、この時計を身につけて臨むようにしているという。
「私の1秒1秒は自分だけのものではなく、従業員やその家族にも影響をもたらします。トップとして彼らの幸せにつながるように時を意識して行動することが重要。その覚悟を日々確認する意味でも、腕時計はなくてはならないものです」
文=中村真紀、いなもあきこ 写真=吉澤健太、菊池陽一郎、本浪隆弘
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